住宅街のゴミステーション問題勃発。「正論掲げて単なる保身…」と思えた話 240316
おかづ(犬)の住む家は郊外の団地にある。
夫くん、退職して呑気に(入院したりしながら)暮らしていたら、*バリアフリー化*で歩道に設置してあるゴミ箱が使えなくなる、という内容の回覧板がこっそり来た。ゴミ箱が歩道を占有してはいけないのだそうだ。
ちょっと大きいからな。
急な話である。
うちに回覧板を持ってきた隣の婆ちゃん(94歳)からすぐ電話がかかってくる。
「ゴミ箱使えなくなるんです?」
「いやいや、すぐの話じゃないようですけど…」
…。
この団地のみんな、今のゴミ箱どうすりゃいい問題、勃発。
そう、多くのゴミ箱が移動や変更となるのだ。
…。
近所10軒のゴミステーションは、おかづ家の3軒隣の歩道の角に置いてあるが、歩道は歩行者のためであるという理由(当たり前)から撤去もしくは移動せねばならぬようだ。あるいは、小さな折りたたみ式の網box(壊れやすい網box)にしなければならないのだ。
大変である。
10軒が慣れ親しんだきれいなゴミ箱が、歩道(朝夕だけは中学生と散歩人が通る)にあるためバリアフリー化で撤去である。
ま、いずれみんな揃って高齢化! 今のうちにやってたほうがいいのだろう。
ゴミ箱を歩道に置けなくなるということは、誰かの家の前に置かねばならないのだが、必然的に角に住むIさん家の横しかないだろうと皆が思っていた。
でも嫌だろうな…、
1年おきにしようか。
決まらないなら私の家の前でもいいですよ。
などと妥協案を内心で考えている。
当たり前なことで、少しずつ妥協しないと話は進まない。
が、どうも25年前にもゴミステーションやバス問題でえらく揉めた経緯があるらしく(おかづ家が来る前)、、、
話し合いの場が設けられた。揉めそうだ。
来る前のことなので詳しい話は知らない(みんな詳しく話さない)が、ずいぶんゴタゴタしたそうだ。
まだまだみんな若かったのだ。
おかづ家は妻さんが参加すると言う。
どんなんか(今までの経緯も)知りたい。妻さん談。
帰宅。
「どうなった?」
「う〜ん、….々〒〆×+÷…。…。…。…。…。…。」
「ええええええーー!!!??」
どうなったか要点説明すると、、
まず、日ごろ穏やかだと思ってたIさんが、いきなりわがままを言い始めたと言う。妻さん談。
「なぜ今の所じゃだめなんだ!」
→決まった事で、今は移動場所を決める話し合いなのです。
「ここは市の進めるバリアフリー化地域じゃない!」
→それは自治会で決まった事なので、今更言う事じゃないです。
「他が良くてここがダメな理由がわからない。班長、聞いてくれ!」
→文句があるならあなたが役所に直接聞いてください。今は置く場所を決める話し合いなのです。
と、Iさんの(なんとか現状維持したい)発言で遅遅。話が進まない。
そんな時、、、
「私の家の前なら置いていいですよ。電信柱がありますからね」
とIさんのお隣さんが手をあげた。
仏様だと思ったと言う。妻さん談。
なのにIさんが、
「私の家の風呂場の近くだから嫌だ」と言う。
おいおい、結局Iさんは、自分の家周辺は嫌だから他の家の前に置いてくれということなのだ。みんなの為に色々考えてんだと述べつつ、保身。
こいつ、ただのわがまま爺さんや。妻さん談。
他の皆さんは妥協案を持ち寄りつつ集まっているのだ。
すると、Iさんのお隣さんが、
「それならゴミ箱全部私の家の前に置きます。それでいいですか? その時、Iさんはゴミをどうされるんですか?」
Iさんは「う、うちは個別に出しますよ。。だめなら焼却場まで持って行きますよ」
と言ってしまった。
みんな呆れてた。妻さん談。
こんな、ゴミ回収有料化も言われてるときに個別という収集の手間になることよく言えるわと思った。妻さん談。
それにIさんは年配の方だが、残念に思えたと妻さんは言う。
「歳を重ねて自分のことしか考えない人はみすぼらしいわ。
あんな人にはなりたくない」
と言った。
それを聞いた夫くんは、
国も誰かも、みんな一緒なんやね、と言った。
お前もか!!
Iさんの気持ちはわかるんですよ。誰だって家の前にゴミ箱は嫌ですからね。
でもね、
歳を重ねてんのに、正論掲げてる振りして自分のことしか考えないわがままな人は
みすぼらしい。
ほんまにみすぼらしかった。と妻さん談。
詫びた方がかっこええよー。
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