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クリスマスローズ覗けば春の空

1/17に

つぼみ
もう少し…

と、待っていたら入院。
気分も落ちてた時に…
句を詠み
2/7

春立つも病床窓に雪の晶
病床ですする茶の湯気春浅し
病床の窓に淡雪山かすみ

病床に花の便りの雲、に妻


 曇天の淡雪舞う中、着替えを持ってきてくれた。甘いいちご持って。
感染症対策でもちろん会えない。
廊下に出てチラッと後ろ姿だけ見たが、振り返りもせんなぁ。

帰った後のメールに「クリスマスローズ咲いたで…」と写真付きで届く。

「ボケてんな、のぞき込むように上手く撮れんか?」
とは思っただけで…。

きれいやね…


と、うそぶき
入院中に咲いたクリスマスローズ…。

3/10には

お~っと
こんなに咲き…
両横にも…
まだ…ある
黄色も…
咲いた…

咲き始めて1ヶ月すぎますが、
長生きです。

植えたのは…おそらく6年前で、最初の2年は咲きませんでした。
日当たりはそれほど関係ないようで、地道に根を張っていました。
えらい。
手もかかりません。

ドライフラワーもいいらしいので、いつかやってみようと思います。

ちなみに…、

花びらのように見える物は…がく片。
ですから、ほんとうの花が散っても長く咲いているように見えます。
知っていても騙されたままでいいのです。

咲くのはうつむき加減です。
具合を見たり写真撮ったりするとき…

冬は…

クリスマスローズ気にして土だらけ

と、下ばかり気にして膝をつき

春は…

のどかなるクリスマスローズ青に映え

クリスマスローズ覗けし春の空

下から見上げると、花の背景に青い空が広がっていることにようやく気づきます。

青に黄色は映えます。
実に映えます。


しばらくすると、
雄しべの役割が終わり雌しべが膨らんで種が出来てきます。
そのころ、花びらに見えるがく片は緑に変わっていくのです。

この色の変化も面白いです。


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