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なんちゅう名?「血球貪食(けっきゅうどんしょく)症候群」 2/6

つづき…

なんちゅう名?「血球貪食症候群」

(けっきゅうどんしょく症候群)
と書いてある。

凄い病名だ。血球を貪り食う症候群だ。



先生の話によると、
骨髄の中で、異物を食べるマクロファージという細胞が、暴走してしまい、自分の血液を食べてしまう病気だという。

免疫の暴走らしい。
ほっておくと私の赤血球も白血球も全て食われてしまうそうだ。




「えーっ、このままだと血液がなくなってしまうという事ですか?」
「まぁ、そんなとこです…」


いやいや、あまり簡単に言われても困る。


「原因となったものが、まだ分かりません。
過去のウィルス感染や、薬剤、悪性リンパ腫、結核などが考えられます」

「えー、どれもあり得ます。これ、判明するまでどのくらいかかりますか?」
「そうですねぇー、2週間から1ヶ月くらいでしょうか~」

「そうですか…、(思ったよりも長い…)どうもありがとうございました」

「まだまだ調べて行きますので、頑張ってくださいねー」

「はい、よろしくお願いします」

うん、先生はやはりいい人なのだ。





深刻な顔の主治医さん

私はもう一度googleで…深刻な顔して病名を調べていた。


そんな人のところへ、
より深刻な顔した主治医さんがやって来た。


「さいとうさん…、病名わかりましたね。
あまりよろしくないですね。
今日からすぐにステロイド治療を始めます」

「はい…、わかりました…」

ま、主治医はたいてい深刻そうに言う。
でも…、
「よろしくない…」と言うか…?

ま、軽く言って何かあれば、その方が大変だからだろう。


「これから、この病気の原因を探りながらのステロイド治療です。なので、明日予定されていた肝臓の生研は中止します」

「はい、わかりました。よろしくお願いします」

「これからは、特に血液内科の先生方と一緒に詳しく調べて行きます。何か気になったことあれば、おっしゃってください」

「はい、ありがとうございます。よろしくお願いします」



先生…私はもう任せるしかないのだ。

カーテンが閉められた後もポーッとしていた。
痛みも頭痛も熱もない普通の体なのに、骨髄の中で何か起こっているなどどうしても考えられないのだ。




病床で冬から春にお茶の湯気




難病

 私はまたしても難病をいただいた。
難病を治す薬が難病を生んでいるかもしれない。
わからない。



ま、幸いに頭は働き手も動く。
筋肉減っただけなのだ。

人間観察のいい機会だ。
noteはたまに書いて行こう。
自分だけでは暗くなる。

しかし、家ではwifiしか使わなかったので1ギガで済んでたスマホ契約が…、
病院でギガこんなに減るとは思わなんだ。
長くなるなら無制限にしとけばよかった…💦

いや、文句はだめだ。
しゃーない。

病院ではギターも弾けんし、ピアノも弾けんが…💦

それも、しゃーない。
なんかは書ける。

さてと…、

またはじめよう。

いい機会だ。


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