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テレビ捨てて人生変える(4)-テレビは悪影響?-

こんにちは。花火大会行きたいトト丸(@to_tom_al)です。

早速、先週に引き続き、新しい気づきを得ました。Twitterやポータルサイトなどからニュースは知ることができるのですが、テレビがあった時の「連日このニュースばっかりで飽きてきた。」みたいな感情が最近ないなぁと、ふと思いました。まるで不快な感情を発生させる因子を日常から取り除けたようです。

また、「コードブルー」「過保護のカホコ」といったドラマが話題のようですが、それも友達との話の流れで知ったり、「過保護のカホコ」に至ってはクラウドソーシングの依頼に「『過保護のカホコ』の感想を○文字でお願いします」と出てきて素人が創作した漫画かな?と思っていたぐらいです。テレビが存在する俗世間から順調に離脱できているようでなんか嬉しいですね。


今回はこれです。

テレビを見るとネガティブな影響を受けるのか

テレビを見るとネガティブな影響を受ける。この仮説は本当なのでしょうか。

 メディア接触が人びとの不安感に影響を与える可能性を検討した既存のメディア効果研究の1つとして、「培養分析(Cultivation Analysis)」があげられます。主にテレビのフィクション(ドラマなど)の世界では、実際の社会よりも犯罪などの出来事の頻度や状況が強調されて表現されていることが多いですよね。そこで、テレビを長時間かつ長期間見続けている人は、現実世界をよりテレビに近い世界、すなわち「冷酷で危険な世界」として認識するのではないかという説を検討しているのが「培養分析」です。アメリカの研究によると、以下の事が分かったそうです。

高視聴者 (1日平均テレビ視聴4時間以上)と低視聴者 (1日平均テレビ視聴2時間以下)とでは、高視聴者の方が、どのような質問にもテレビで描かれている世界に近い回答(危険度の度合いや対人不信感が高い)をする傾向が見られた。

 接触時間が長いほど悪影響を受けるということですが、接触しているメディアの数も関係していると考えます。メディアが少なければ少ないほどその情報に依存することになるのは、当然のことでしょう。現代では、テレビだけではなく、スマホやパソコンなどインターネットから自ら情報を選択できるので、テレビの世界と現実を混同させてしまうことは考えにくいのではないでしょうか。


一方、大阪大学の研究によると、全国テレビニュースの影響が、重要な他者への犯罪不安に影響を与える結果が出ています。他者への犯罪不安とは、「自分の同居の家族や親しい友人が犯罪の被害にあうのでは」という不安のことです。

ここで興味深いのは、自分自身への犯罪被害の不安には影響せず、重要な他者への犯罪被害の不安だけに影響するということです。これに関して、2つの解釈が考えられます。1つは、1990年代後半以降に犯罪被害者が社会問題化し、被害者遺族の視点からの犯罪報道がメディアで大きく扱われるようになったことが関係しているということ。2つめに、他者への犯罪被害はコントロールできないためメディア接触が犯罪不安に結びつきやすいということです。自分自身の犯罪被害については、犯罪に対する警戒をするなどある程度コントロール可能ですが、重要な他者に対しては自分で防ぐことに限界があるため、より不安を喚起しやすいということでしょう。

たしかに、テレビを見ていた時はテレビが無い現在より、事故のニュースから受ける不安感など精神に来す悪影響が強かったです。かつて、大学生がスキー場へバスで向かう途中に事故が起きて亡くなった事故がありましたが、亡くなった大学生のプライベートが連日ニュースで報道されていて、全く無関係でしたが1日中、心がどんよりしてました。(私は感受性が強いとよく言われるタイプなので、余計影響されやすいのかもしれません)そのような意味で、今は無駄なことに意識を取られる時間が圧倒的に減ったので、自分の中での生産性が増したような気がします。

被害者遺族視点からの犯罪報道は、テレビの特徴とも言えますよね。過剰に共感を煽る演出は見ていて不快に感じます。情報が整理されて分かりやすいこともありますが、その情報に抜け漏れがないか、一部だけをフォーカスしてまとめていないか、そういった視点がないとテレビの編集された情報にどっぷりつかることになってしまいます。テレビを見るにも注意が必要ですね。


【まとめ】

テレビを見るとネガティブな影響を受けるのか

→テレビのニュースによって重要な他者(家族や親しい友人)への犯罪被害不安が増すと言える(被害者家族の視点からの犯罪報道による影響と、自分自身は被害をコントロールできるが事件事故から他者を守るには限界を感じ不安喚起しやすいため)


 

引用:メディア接触と犯罪不安 : 「全国ニュース」と「重要な 他者への犯罪不安」の結びつきhttp://ir.library.osakau.ac.jp/dspace/bitstream/11094/11976/1/ahs29-2_61..pdf

メディア接触行動と社会不安http://ci.nii.ac.jp/els/contents110009839941.pdf?id=ART0010352534





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