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”根拠のない自信”が結局最強説。

社会人1年目の頃から、ビジネスは短距離走ではなく長距離走(マラソン)に似ていると言われてきましたが、長期に渡り様々な困難を越えて、大きな成果を出すためには、「根拠のない自信」に裏付けられていることが必要なのかもしれないと最近思っています。

ただ「自信」という言葉はネガティブに捉えられることもあるし、自信に根拠を求めがちな人も多いなと。なので、今回は先日ツイートしたこちらの内容について書いていければなと思っています。

そもそも自信には「根拠のある自信」と「根拠のない自信」の2種類があって、「根拠のある自信」は、自分に関する何らかの属性・能力・成果などを元に自信を持つというもの。例えば「東大出身だから」「年収1000万円だから」「クラブで日本一になったから」というような事柄を背景とした自信のことです。

一方で、「根拠のない自信」とは、特になんの事柄も背景とせずに「なんとかなる」「努力は必ず報われる」「人は信じるに足るものである」というような気持ちを持てること。

パッと聞くと「根拠のない」より「根拠のある」方が良いように思いますが、個人的に「根拠のある自信」は結構弱いと思っています。理由はシンプルで、その根拠が崩れてしまうと一気に潰れてしまうから。

例えば「東大出身」というのが根拠だった人の前にハーバード大出身の人がくれば一気に小さくなりますし、「年収1000万円」が根拠だった人は評価が下がって年収が下がれば自信を一気に失います。

これだけ変化の激しい時代において、独自性と持続性の高い根拠はほとんどありません。なので、「根拠のある自信」タイプは過去の栄光に縋って生きてしまう。

一方で、「根拠のない自信」は「根拠がない」が故に強い。そもそも根拠がないから、崩される心配もない。加えて、自分に降りかかった経験は全て意味があることだと思えるメンタリティも強いです。

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とはいえ、「どうやって根拠もないのに自信を持てば良いの?」と思う方もいらっしゃるかなと思います。その方にあえて質問したいのが「あなたの言う根拠ってなんですか?」ということ。

重複しますが、これだけ変化の激しい時代において、独自性と持続性の高い根拠はほとんどありません。そして、自分の中で自信の根拠となることでも、他の人からするとどうってことのないことだったりします。結局は主観であり、思い込みでしかないです。

”できない”と思い込んで、何も行動せず、自分を正当化する根拠を求めてしまう。これではいつまで経っても自信を持つことはできません。逆に”できる”と思い込むことで

①ストレスなく、必要なアクションを起こせる
②だから良い結果が出る
③素直に喜べる
④ますます根拠のない自信が強くなる

という好循環になります。

結局のところ、根拠があろうとなかろうと、決めて、思い込み、行動するから、自信が持てる。「自分はできる!」という強い自己暗示が何度も繰り返され、行動を起こし続けたことによって、結果的に「根拠のない自信」が作り出される。大事なのは「根拠」ではなく「決めること」です。

自分がどうなりたいか?目標を決める。そして、目標を達成するために行動する。その結果を見て、目標や行動を修正していく。「自信があるから決められる」ではなく、自信があろうがなかろうが「最初に決める」。そうすれば、自ずと行動が生まれ、「根拠のない自信」が持てるようになると思います。


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