人気のコミックエッセイを読んでみた
久しぶりに飲み会というものに行ってきた。酔ってるし、眠いけど書いていくよ。
今日は、二つのコミックエッセイを読んだ。
一つは、永田カビさんが描いた、さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ。
もう一つは、カラテカの矢部さんが描いた、大家さんと僕。
二つとも、素晴らしく面白かった。
永田カビさんは、以前から売れていたことは知っていたが、題名にレズ風俗というパワーワードをぶち込んでいたので手に取りずらかった。
が、同性カップルのYouTubeを見ていたときに、この本の話題が上がっていたので、やっぱり読みたくなった。
題名からして、やらしい話が多いのかと思っていたけど全然そんなことなかった。むしろ、自分との葛藤がこのエッセイの本題ではないか。本当に、よく赤裸々に自分のことを描けたなと、尊敬を通り越して驚嘆した。だって、どれだけ自分がクソなのかとかわざわざエッセイにしたくないもの。
誰も書かないような内面の話だからこそ、惹かれたし、もっと読みたいと思った。
永田カビさんに才能があったとかないとかの話ではなくて、恥ずかしさでうなされるぐらいの自分のことを描き切れる著者が私は好き。才能があったって、変なプライドがあればこんな赤裸々なエッセイは描けない。才能があるからないかの問題じゃなくて、自分のことを描き切れる勇気みたいなものがあるかの問題だと私は思う。
何かを振り切って、正直な感情を描き切ってしまうところが好き。「何があっても私を認めてくれる居場所を求めていた」とか書けない。どうしてそんな恥ずかしいような事実が認められるの?と思う。他人に公表することが恥ずかしいというよりも、自分で自分の恥ずかしい部分を認められることが凄い。
「ひとつを否定されると、全てを否定されたみたいに受け取る。」って気持ちもめっちゃ分かる。些細なことで否定されるだけで、ポキッと心が折れてしまいそうになる。将来やりたいことをフワッとお母さんに伝えてみたら、何でもない風に出来るわけないじゃんって言われた時みたいな。
自宅療養している人も大体苦しいのではないか、という考えも共感した。家族が仕事などやるべきことをちゃんとしているのに、自分は今日一日寝ていただけ。家族から何を言われた訳じゃないけれど、何もしていない自分の価値を目の前に突きつけられた感じがして苦しい。
だけど、そのあと死ぬのはなんか悔しい!といきなり負けず嫌いになるところが好き。
大家さんと僕は、作者の矢部さんの人柄がすてきだと思った。見ず知らずのおばあちゃんと仲良くなれるところも素敵だし、大家さんの言う昔のことを素直に聞いているところがまた素敵。
聞かぬふりもできるはずだし、またなに昔のことを言ってんだと突き放すことも出来るのに、流れに身を任せて大家さんといつの間に仲良くなっているところが好き。
もう眠い。書けないから終わり。
大学の部活の子たちが、今日の大会で自己ベストを更新したみたいで嬉しい。
普段の大学では、会わないように下を向きながら歩くぐらいだけど、本当に影ながら密かに嬉しい。