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アメリカ ルート66を巡る旅

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古き良きアメリカの面影を残すルート66。このマガジンでは始点のイリノイ州シカゴから終点のカリフォルニア州サンタモニカまでを旅しながら、沿道の名所を巡り、そこに住む人々やその場所の…
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#アメリカ横断

アメリカ ルート66を巡る旅 04 ミズーリ州 東部

今回は、ミズーリ州の東部を走ります。ルート66は、シカゴからロサンゼルスまで全部で8つの州を走り抜けています。イリノイ州、ミズーリ州、カンザス州、オクラホマ州、テキサス州、ニューメキシコ州、アリゾナ州、カリフォルニア州と、まさにアメリカを横断する道路なのです。シカゴを出発したルート66はイリノイ州を南下、そしてミシシッピ川を渡り、いよいよ西に向かいます。ここから終点のロサンゼルスまではほぼ西へ走ります。 前回までは、始点の州であるイリノイ州を紹介しました。イリノイ州は大都市シ

アメリカ ルート66を巡る旅 06 カンザス州

今回はカンザス州を走るルート66についてです。 ルート66を東から西にトレースする旅、ミズーリ州を終え、遂に3つ目の州に入ります。といってもルート66はカンザス州の南東部をちょっとだけ掠っているだけなのです。30分弱で通り過ぎてしまいます。「オズの魔法使い」の景色が広がるカンザス州に行くわけでもなく大都市のカンザス・シティを通るわけでもありません。アメリカの田舎の風景を見ていると、すぐに次のオクラホマ州に入ってしまいます。 では、前回の最後に立ち寄ったミズーリ州ジョップリ

アメリカ ルート66を巡る旅 07 オクラホマ州 東部

カンザス州バクスタースプリングスを抜けると州道69号線がかつてのルート66です。何もない真っ平らな大地を一本の舗装路がひたすら伸びていて、途中にはたまに集落がありますが、それは街と呼ぶにはあまりに小さすぎ、店舗もほとんどなく、「グレートプレーンズ」と呼ばれるただただ広い草原が続いていきます。 ルート66を旅する人のほとんどは、  Catoosaまでは州間高速44号線を利用してしまいます。それほど旧ルート66には何もありません。そんな平原を走るところからオクラホマ州は始まりま

アメリカ ルート66を巡る旅 08 オクラホマ州 西部

オクラホマ州の東部を走り、セントルイス以来の大都市、オクラホマ・シティに向かいます。オクラホマ州は、真っ平らな平原(グレートプレーンズ)の中心に位置します。平原ということは竜巻が起こりやすいということ。南のメキシコ湾からの熱風とカナダからの冷たい風がぶつかることで竜巻が起こります。ここ数年は温暖化の影響で強いトルネードの発生回数が増えていますので、春から秋にルート66を旅する方は、竜巻警報に注意してください。 <Oklahoma City> オクラホマ州の州都、オクラホマ・

アメリカ ルート66を巡る旅 10 テキサス州 西部

ルート66は寂しさばかり感じるテキサス北部を東西に走っています。中間に唯一と言ってもいい町・アマリロがあります。今回はアマリロを出発し、その西側を紹介します。 <Amarillo> アマリロは、オクラホマシティを出発してから久しぶりの街です。オクラホマシティから西、ルート66沿いには集落がポツンポツンと現れます。それは小さいもので、立ち寄っても最低限の施設しかなく心細くなってきます。そんな中見えてくるのがアマリロ。といってもそれほどの都市ではなく今までよりは大きいという感じ

アメリカ ルート66を巡る旅 11 ニューメキシコ州 東部

ルート66の旅、今回はニューメキシコ州の東部を紹介します。ニューメキシコ州という州は日本ではあまり聞かない地名だと思います。ここはアメリカ中西部に広がるグレートプレーンズとロッキー山脈から続く高地の境です。テキサス州からニューメキシコ州に入ると時計を1時間巻き戻し、段々と標高が上がっていきます。それまで砂漠だった土地に木が増えてきて、それは広大な森になります。そして気温も徐々に下がっていくのです。景色が砂漠から森に変わる境目でポツンとTucumcariという町に出会います。

アメリカ ルート66を巡る旅 12 ニューメキシコ州 中部

山脈を避けサンタ・ロサから大きく北に迂回した旧ルート66は、サンタ・フェの町の南側を通りアルバカーキを目指します。皆さんもサンタ・フェという町の名前を聞いたことがあると思います。今回はこの街からスタートしましょう。 <Santa Fe> ここは、アメリカができる遙か前からネイティブが町を築いていた場所です。プエブロ風と言われる土でできた建物があり、独特の文化を守っていることで有名です。 私がサンタ・フェについて知っているのは、このくらいでした。きっと京都のように町は発展して

アメリカ ルート66を巡る旅 13 ニューメキシコ州 西部

シカゴの起点を出発しニューメキシコ州アルバカーキまでやってきました。とても長い旅ですが、各町にはそれぞれ色があり、住人の生活があり、日本では伝えられていない「真のアメリカ」を感じるものとなりました。日本人向けのパッケージツアーやガイドもないので、実際にルート66を旅することは簡単ではないかもしれませんが、短期間のツアー旅行では得ることの出来ないものを心に溜めることができました。 さて、今回もニューメキシコ州を紹介します。前回までは、テキサス州からニューメキシコ州に入りツゥク

アメリカ ルート66を巡る旅 17 カリフォルニア州 東部

ルート66を走る旅、いよいよ最後の州カリフォルニア州に入ります。思い返せばシカゴを出発してイリノイ州、ミズーリ州、カンザス州、オクラホマ州、テキサス州、ニューメキシコ州、そしてアリゾナ州と7州を走ってきて、それぞれ異なる景色と文化を見てきました。 カリフォルニアには入りましたが、皆さんがイメージする西海岸に辿り着くまでは、これから広大なモハベ砂漠を超えていかなくてはなりません。今回は、モハべ砂漠を中心に紹介します。NeedlesからVictorvilleまでです。地図の右端

アメリカ ルート66を巡る旅 19 ロサンゼルス

シカゴから走り続けてきた旧ルート66は、ロサンゼルスに入ります。この辺りでは「古き良きアメリカ」の景色はほぼ消し去られています。 今まで通過してきたルート66も同様、発展した街では懐かしさは取り壊され、最新の建物やサービスが台頭しています。アメリカ人は合理的なようで古き良き景色はどんどん壊されてしまうようです。 特にアメリカの大都市のひとつであるロサンゼルスとシカゴは、沿道に住んでいる人ですら「ルート66」を知らない人ばかりです。 そんな大都市ロサンゼルスの旧ルート66を通

アメリカ ルート66を巡る旅 20 カリフォルニア州 西部 (最終回)

ルート66を走る旅もいよいよゴール近くになりました。思い返せば、イリノイ州シカゴを出発したのが遥か昔のように感じます。景色も気候も変わり続け、アメリカ大陸の大きさを感じる旅でもありました。そしてアメリカの大自然、歴史、そこの住む人々の文化などを知ることのできる貴重な体験になりました。 ロサンゼルスを通り過ぎると、海の香りがしてきます。長かったルート66の旅も終わります… <Westewood> 引き続きサンタモニカ・ブルバードを西に走ります。ビバリー・ヒルズを出ると、住宅地