30秒に賭ける限界ヲタク 第2章
前回第1章はこちらです。↑
続き。
それと、もう2つ精神すり減ってる時に嬉しいことがあった。どちらもこれまたKPOP繋がりで仲良くなったお友達。
1人はヨントンの応募に間に合うようにわざわざ御守りを買って送ってくれたのだ。🥲
月1回、その日しか買えない御守りを寒い中わざわざ買いに行ってくれたその姿が頭の中に浮かび、東京で一人暮らししてる時に、お母さんがダンボールいっぱいの仕送りを沢山詰めて送ってくれた時のような、あったかくてキュンとして、でも胸がきゅーっと苦しくなる想いだった。
もう1人は同じグループを推しているお友達。そのお友達も必死で応募を頑張っていて、でも私と同じようにそのお友達も落選が続いていた。もう2人で諦めようか…って話もしていた。
そんなある日そのお友達から「用事が出来て応募して出来なくなったから託したい。」と…。
私は、こちらに関しては本当に本当に迷った。
だって同じグループを自分とおんなじ位大好きで大好きでここまで頑張って応募してきたのに、もし私がもしそれで当選してしまったら…
「ヨントンじゃくてもショーケース、トークショーだけでも観れれないかな?それみよう?」
でも予定が合わないからと。本当に使ってほしいと。
「…ほんとに…?ほんとにほんとにありがとう。使わせていただくね?お礼はちゃんとさせてね!」
とありがたくいただいた。🥲
このようにヨントン応募期間にメンタルすり減りながらも、ヲタクが繋いでくれた縁で出逢えたお友達から沢山優しさをもらった。私も次はしてもらった様にこの子達に恩返ししたいと思う出来事だった。
最後の5回目の当落前。私は色んな想いだった。その頃推しグルのメンバーの1人がとても疲れている様子に見えたと…。2回目のヨントンに当選した人達のTwitterでよく回ってきた。
(疲れてるんだ…。そりゃ疲れるよね。アイドルだって人間だし、年末の忙しい時期にイル活重なって…。体調大丈夫かな?そんな中ヨントンしてくれてるんだよな。)
そんな事を想いながらヨントン終わりにあげてくれる推し達の姿見るとなんともいえない気持ちになった。
(なんかヨントンするの怖くなってきたな。疲れさせたくないな。疲れてる顔、しんどそうな顔は見たくないな。もう最後の5回目のチャンスだけど応募するのやめようかな。)
そんなファンとしてどんな推しの姿も受け止めなきゃいけないのに、ぐるぐると色んな想いが回った。
でもみんなにも応援してもらってここまできた。
そして、何よりもここで諦めて自分は後悔しないのか。
後悔はしたくない。
まだやれる事があるのにやらないのは嫌だ。
(よし、あと◯枚追加する。これで最後。)
それが最後の応募だった。
最後の当落前は意外にも冷静だった。
半分諦めの気持ちも入っていたのかとしれない。
その日もいつもと同じように見に行った。
ぽちぽち。
入力…。
当たってた。やっとこの文字見れた。
ずっとご用意出来ませんでしただったのに。
泣くか、飛び跳ねるかと思ったけど意外と涙も出ないし、飛び跳ねもしなかった。そっとスマホを握りしめてトイレに入った。
また長くなってしまったので、3章に続きます。
すいません。
次は当選してからどんな日々を過ごしたか。
書いていこうと思います。
aoi