『互いの心に架け橋を!?』 プチっとスタディ vol.46
[キーワードと言い換え]
ラポール
≒
対人関係でお互いに信頼関係を築けている状態
[解説]
皆さんも
コミュニケーションを取る相手が自分のことを信頼してくれていたら、
こちらも安心だなって感じませんか?
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
心を許した人なら、一緒にいるだけで落ち着きますよね。
(ほんとそう)
自分の意思を一方的に伝えるだけでは、
そんな関係を築くことは出来ません。
「心が通い合う」というように、
意思の疎通は常に互いの思いやりがあるものです。
(vol.27のセルフコンパッションからセルフを除く感じで)
もちろん「片方に思いやれる余裕がない」時には、
「もう一方がいつもより配慮する」などの強弱は発生します。
(なんか、いいね)
この状態がラポールです。
ではラポールはどのように築いていけばいいのか、
お待ちかねのケーススタディです。
[ケーススタディ]
クレスさんとの仲がギクシャクしているプチット君は、
なんとか今の状況を変えたいと考えています。
※vol.34のステレオタイプのケーススタディをご覧あれ
かれこれ一カ月、
挨拶はするものの会話といった会話はありません。
(ホントはもともと会話少なかったよ笑)
↑
(黙っとけ笑)
あの時のことを振り返ると、
「プチット君が日頃から身の回りの整理を怠っていた」のは事実ですが、
「クレスさんもクセで厳しい言葉を使ってしまった」わけで…
お互いに相手に対する悪気はないのです。
ここには「互いに意図せず相手を不快にさせた」という結果が存在します。
(見ていられないですわ)
プチット君としては、そこがクレスさんに対しての申し訳ない気持ちを助長していました。
そんなある日席替えで…二人は隣の席になります。
(図ったかのように笑)
席替え翌日、
何やらクレスさんが筆入れやカバンの中身を焦った様子で取り出しています。
(どうやら消しゴムを忘れたらしい)
すかさずプチット君は自分の消しゴムを二つに割ってクレスさんに差し出しました。
クレスさんは申し訳なさそうに、
「ありがとう。新しい筆入れに代えたら消しゴムを入れ忘れてしまったみたいで。」
とお礼を言ってくれました。
プチット君は、
「新しい筆入れに代えたんだね。確かに入れ替える時ってそうなりやすいかも。。それはそうと、素敵な筆入れだね!」
と思わず筆入れの話題にも触れます。
これをきっかけに二人は少し会話が出来たようです。
プチット君はホッとしましたが、クレスさんも嬉しそうにしていました。
(ただただ中坊の微笑ましいエピソードやないかい笑)
待ってください
…実はここにラポールを築く為のスキルがあるんです。
(あ~はいはい相手の物を褒めるってことでしょ?笑)
今「あ~はいはい相手の物を褒めるってことでしょ?笑」って思いました?
そこじゃないですよ。
(・・・・・なん・・だと・・・!?)
バックトラッキングと言って、
’相手が発した言葉をそのまま繰り返す’ことがそうです。
二人の会話の中では「新しい筆入れに代えた」がまさにそれです。
(確かに繰り返してたな…)
プチット君は普段筆入れのことをペンケースと呼んでいるのですが、
今回はクレスさんの使う言葉に合わせてそのまま会話に用いました。
(デキるやつかよ!)
同じ意味の言葉でも、
相手に合わせるちょっとした語彙選びで心が開きやすくなるんですね。
ラポールを築くための要素は、
もちろんバックトラッキング以外にもあります。
とはいえ長くなるので今回はこの程度でお許しください。
[投げかけ]
皆さんも
関係を良くしたい相手が使う言葉を、
そのまま使って返答するように意識してみてはいかがでしょうか?
以上
今回はラポールを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『アンカリング』
こちらを解説予定です。
なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
「耳からプチっとスタディ」
そして、音声配信時は応援者様の紹介用に提供枠を設けております。
各回の提供枠は’期限付きで販売‘も行っているので、
プチスタを応援頂ける方、また提供枠を活用したい方はご一緒にプチスタを盛り上げて頂けたら幸いです。
「プチっとスタディのサポーターズマーケット」
お楽しみに!
まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!