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あなたが居ない明日を

FOMAREの雪あかりについて、ツイートするには長くてメモに残しておいたものをちゃんと文章にする。

雪あかりがリリースされてすぐに書いたものだからあまり新鮮ではないけれど大切な感情だと思ったから。

わたしは雪あかりがリリースされたときに大好きだったひとと離れて2度目の冬だったからこの曲がいつ出来たのかも考えずに(天田さん、、一緒じゃん、、)って驚いたし自分のことのようにとても染みてきて泣いてしまった。

音楽の良さは音楽家の経験や構想から時間が経っていても聴くひとにいつでも響いて、時代を超えて添い遂げてくれるところだと思う。

たとえば雪あかりだったら天田さんが歌った『あなた』は恋人だろうけどわたしの浮かべる『あなた』は親友(だった人)だ。

こんなふうに、境遇がぴったり一致しているわけでは決してないのに勝手に救われてしまうの。

天田さんが書く、寂しさをきれいにまとめあげてしまう歌詞が大好き。はじめから終わりまでで1つのお話みたいになっているところも大好き。

天田さんの歌詞は明るい未来もやるせない毎日もどっちも描いてくれるからすごく身近に聴くことができるんだよね。

あと情景描写のうつくしさが半端じゃない。これはいつも思う。時間と場所とその場の空気がスーッと自分を包み込む感じがとても心地いい。

大好きだったひとのことを引きずってしまうけれど、FOMAREの曲を聴くと別に引きずっていてもいいかって思える。

「優しくされてたのはこちらだった」かもしれないけど、わたしはこういう歌詞を見るたびにそれを書いたひとの優しさを感じる。

大好きなひとのことは離れてもずっと気になるし、ある程度腹が立ったあとでやっぱり大好きだったひとを嫌いになることはなくて。

どこまで行っても自己満足なことは分かっていながらそのひとの幸せを願ってしまう。わたしがどれだけ思い出そうがあなたは思い出さないんだろうけどね。

一緒に見たいろいろな景色を、景色にも満たないふつうの日々を、思い出す事はあるのでしょうか。

雪あかりはFOMAREの曲の中で個人的にかなり上位に食い込むすてきな曲だ。やっぱりFOMAREがいてくれて良かったです。

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