執着と独占欲
理解しているつもりでした。
好意は私ではなく、「欲」に向けられていることを。
私以外にも、たくさんの人にしっぽを振っていることを。
覚悟しているつもりでした。
いつかは飽きられることを。
いつかはいなくなることを。
悟っているつもりでした。
「わたし」が支配しているようで
「わたし」使った壮大な自慰行為につきあっているだけ。
いくら言葉で縛ろうとも、所詮うわべしか縛ることはできない。
いくら誓いをたててこようと、その行為に酔っているだけ。
わかっている。
だから、言葉で執着や独占欲を誇示しない。
そんなみっともない言葉を言うくらいなら、
身体に、心に、脳に刻んで、理解が及ばないところまで堕とせばいい。
そう思ってた。
だけどね、言葉ひとつで縛れるなら縛りたい。
好きだというなら、私だけのものでいて。
他の人簡単にしっぽなんて振らないで。
誰にもあげたくないの。
「わたし」への固定概念作っていたのは、私自身。
強がりはやめた。
縛る手段は多いに越したことない。
ねぇ、私だけのものになってよ。
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