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冬の夜の月

山の端は名のみなりけり見る人の心ぞ入る冬の夜の月  大弐三位(「後拾遺集」巻六冬)

山の端に入る月もきれいだし、人もこぞってそれを歌に詠んでいるけれども、私は見る人の心にこそ入ってくるのが冬の月の素晴らしさだと思う、と紫式部を母にもつ大弐三位さんまたまたさすがです。

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