見出し画像

【妊活】悩み苦しむあなたはキレイだよ。


親友とお茶をしていた時のこと。

最近の、妊活に対するつらさ、やるせなさを涙ながらに吐き出し、聞いてもらっていた。

うん、うん。と優しく聞いてくれる親友。
そして彼女はこう言った。
※ここでは筆者のことを「yomoちゃん」とします。



「でもねyomoちゃん。今のyomoちゃん、とってもキレイだよ。」



驚いた。自分では、今の余裕のない自分を醜く感じていたから。
妊活のストレスから会社でもイライラした態度をとってしまったり、
「あぁ。ついに自分も嫌なオバサンになってしまった…」と傷心だった。


「悩みのない人間は薄っぺらく感じるけど、今こうして悩んで苦しんでいるyomoちゃんは、色んなことを考えてるってことだし、そういう内面の美しさが出てるよ。」

そう言う彼女が私には女神様に見えた。


「ありのままを受け入れましょう」なんて口では言ってみても、人は知らず知らずのうちに否定してしまう。
自分のことも、周りの人のことも。


妊活していること自体に負い目はありません。
なかなか結果が出ないからといって自分が欠陥品だとも思ってはいません。


それでも心のどこかで、自分が嫌なんです。


リセットして泣きじゃくった自分。
幸せそうな人を妬む自分。
くよくよと悩んでいる自分。

色んな自分が嫌なんです。醜くて。


だから、親友の「キレイだよ」という言葉には
「大丈夫だよ」と言われるよりずっとずっと救われた。

確かにこんな風に悩むのは、人間にだけ許されたこと。
何も恥じることはない。



今こうして彼女のありがたい思いやりと言葉を思い返してみて、ふと気がついた。

多分、そう言って欲しかったんだ。夫にも。


夫は、リセットのショックでむせび泣く私にただただ戸惑っていて、言い方は悪いかもしれないが引いていた。

「そんなに考えすぎると逆効果だよ。」
「気にしすぎだよ。」
「まだ〇回目じゃない。」


夫なりのやさしさだということは重々わかっているけれど、どれも「落ち込んでいる私」を否定されているように感じてしまって、そんな自分すらも本当に嫌だった。
自分が弱いんだと自分を責めた。


念のため夫を擁護すると、夫婦2人で絶望の淵に立ってしまったら一緒に落ちていってしまうので、一人は達観している方がいいのだろう。

事実、この世の終わりのように泣きじゃくっていたが、引いている夫を見て我に返ったところもある・・・。


話が少しそれたが、今回私は親友の一言のおかげで肯定され救われたが、本当は自分で自分を肯定してあげなければならない。

頭ではわかっていてもなかなか難しいけれど。


だから今、悩んでいて苦しい思いをしている人に伝えたい。
遠くない未来の自分も含めて。


あなたはキレイだよ。


もし子どもを授かることができたなら、この彼女のような親友に恵まれることを願わずにはいられない。
親友への感謝をここに記します。本当にありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?