big turtle STUDIOS Dolby Atmos対応リニューアル完成までの流れ⑤
<ルーバーが具体的に決まりました>
エンジニア側から見た時の、天井の右の配管問題ですが、波打ったルーバーを天井に張り巡らせることで音を拡散と吸音し、左右他非対称にならないように影響を軽減させることにしました。その上で宮脇寿安くんにCADでイメージを作っていただきました。
いろいろな角度で見たルーバーのCAD
<自分たちでできる事は事前に>
ブースの売却が無事終わりましたが、工事に入る前に僕たちでできる事がまだまだ沢山あり、その中でも次のようにな工程がまず必要になります。
・機材棚の解体
・下駄箱とドラム収納箱の解体
・廃材の撤去
・エアコンの移設
・エンジニアデスクの解体
<スタジオの真上の部屋を借りました>
少しづつですが、12年かけてDIYで作り上げてきた内装。当然ながら工具は一通り揃っていますので、解体も自分達だけで容易にできます。ただ、解体したりしても廃材を置く場所や、今まで収納していた機材などの置き場所に困ります。スタジオ業を継続させていくには一時的にどこか別の部屋に置いておく必要があります。
そしたら、何とラッキーな事にちょうど良いタイミングでスタジオの真上の部屋が引っ越されて、空部屋になりました! 部屋の間取りは2DK、片方が洋室、もう片方が和室になっています。
長年気になっていた「スタジオからどれだけの音が漏れていたのか」の検証もでき、騒音の問題の解決に至りました。スタジオのwifiも繋がるので一石二鳥で最高です。
和室は待合室としてやミーティング、くつろぐところとしても利用できそうです。洋室は今までスタジオに置いてあったドラムセットや、細かい機材、ラックの蓋、工具箱などを収納させる予定です。
借りたばかりのお部屋の様子
<機材棚や下駄箱、ドラム収納棚の解体>
下の写真の棚には、ミキサー、キーボードスタンド、ギターアンプ、ギタースタンド、オープンリールテープ、ヘッドフォン修理用工具、バックアップ用HDDなどなど細々と収納していました。長らくお疲れ様でした。
ドラムの収納棚兼、下駄箱は余った廃材を集めて、何とか工夫をして作り上げた愛着のある棚でした。こちらもお疲れ様でした。
<山のような廃材で再度棚作り>
<上の部屋の整理が終わりました>
廃材を無駄なく使うことで、スッキリと整理できて快適になりました。
DIY技術を持っていてつくづく思うのが、とてもリーズナブルで便利という事。さらに達成感と作った物の愛着感が湧きます。これからもできるところは、続けていこうと思います。
⑥ではスピーカースタンド、電源コンセント、マイクケーブル、床材についてです。
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