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チャック横丁@ゲームマーケット2023秋・一日目・12/9(土)出展の記憶と記録

というわけで、初出展してまいりました、ゲームマーケット2023秋。
両日共に好天に恵まれ、気温も高めで過ごしやすくて良かったです。

申し込み前の諸々、および横丁出展の準備については ↓ こちら。

自分のための覚書として、そして
「で、どうだったのよ、横丁?」
という方の参考にもなればと、この記事を書いております。

★ただし、当方の出品物はゲームブックなので、テーブルゲームを作っているゲームデザイナーの方々とは見方や立場がズレているかもしれません。


まずまとめから

ゲームマーケット2023秋・12/9土・一日目チャック横丁プラン初参加
ゲームブック(本形態のゲーム)・400円を出品。割と結構手に取っていただけました。

★日曜は体力が残っていれば一般参加しようと思っていたのですが無理でした。そのため、土曜の様子のみ記しております。
日曜の様子は ↓ 高評価チャンネル登録 氏のレポートをどうぞ。

自ブース概要
出品物:ゲームブック(ゲームとしては相当なマイナージャンルです。ゲムマはテーブルゲームを出品する方が多く、企業ブースは別として、人気がある(Xなどを見ていてPVや反応が大きい)のは一部のテーブルゲーム、そしてTRPGのシナリオ本やマダミスなどです)
・当方は今年から(好きが高じて)ゲームブックを発行し始めた、知名度も人気もほぼない出展者です。
・出品したゲームブックは、直前まで発行できるかわからないギリギリの状態で作業を進めており、発行が確定して詳細を宣伝し始めたのは12/6(水)からでした。
具体的には、ゲムマ公式ページにゲーム紹介ページを投稿し、Xで宣伝をつぶやいた程度です。noteにも宣伝記事を書くつもりでしたが時間がありませんでした。

正直、一部も売れないのか、何かの間違いで爆売れするのか、全く読めない中参加しました。
結果は、手に取ってくださった方が(自分としてはかなりの数)いらっしゃいまして、個人的には◎でした。

「チャック横丁」という場所の注目度がそれなりにあったこと(名の通った方も横丁におられ、普通なら単なる近くの配置、で終わるところを、『横丁』というくくりがあったおかげでひとまとめに見ていただけたのではなかろうか。ちょうちん飾りも一体感を上げていた)。
出品物が400円という手軽な値段だったこと(当初発行予定だったゲームブックは1,000円ぐらいになりそうだったのですが、いろいろあって間に合わないことが判明、今回出した短編ゲームブックに制作を切り替えたのですが、却って良かった)。
……のが、思いの他見てもらえた理由かと思います。

横丁に立ち寄るほどの方々は大部分が熱心なアナログゲームファン=「ゲーム」の守備範囲が広く、ゲームブックも楽しめる方の割合が高かった、のかもしれません。

あと、横丁の近くにTRPG系のブースがあり、そちら目当ての方が通りかかって見てくださった可能性も結構ありそうだと後で気づきました。
(ゲームブックのルーツはTRPGにあります)

いずれの場合も、ご縁のあった方に少しでも楽しんでもらえることを願っております。

チャック横丁はちょうちん横丁だった!!!

朝出発する際、すでに現地に到着している方のつぶやき↑で、横丁にちょうちん飾りがあることを知りました。他のブースと区別が付き、ブース飾りのできない横丁に花を添えるこの配慮はとても嬉しい&良かったです。

当方のマークを刷ったうちわを用意しておりました(裏面は出品物の値段紹介)。
運の良いことに、何色もあるちょうちんの中で、我がブースの上にぶら下がっていたのは、マークと同じ黄色でした。これは上がる!!!

事前に分かっていればはっぴでも用意したかったところですが、POPの代わりにと、個人的にうちわを準備していたのは当たりだったかもです(+1点)。

一日目終了後の様子。

設営はラクチン……?!

現物以外に掲示が許可されているのはポスターを卓前に貼ることのみ、という制限があったので、横位置のA1ポスター(841*594mm)を1枚準備しました。
★1ブースの幅は900mm。
他ブースは、同じように大きいポスターを用意している方もいましたが、それほど大きくないポスター(A3など、コピー機や家庭用プリンタで刷れるサイズ)を用意されている方も結構おられました。
★実はポスターは(横丁という言葉の連想から)のれんっぽくしようかなとは思っていたのですが、デザインを作り込む余裕がなく、出品物に合わせたふつーのポスターデザインにしてしまいました。ちゃんとやっておけば良かったです。反省。

すぐ貼り終わるかと思っておりましたが、一人で大きなポスターを卓のへりにまっすぐ貼るという作業は思いのほか難しく、苦戦していたら近所のブースの(コミュ力高い系の爽やかな)方が手伝ってくださいました。ありがとうございました!!!!!
★事前に上辺に幅広の両面テープを貼っておけばスムーズに準備できたかと思います。
★それから、ポスターの紙質や搬送状況にもよりますが、自分が持って行ったポスターはクセが付いて下端が丸まってしまっていたので、単体できれいに見せるには、下端に棒など(つっぱり棒か、短い棒数本など、持ち運びしやすい形状が吉)を固定すると良いかなと思いました。

丸まってしまったポスターの図。

本の幅は105mm(*8=840mm)、ポスター幅は841+余白mmです。
ポスターより本がはみ出しておりますが、半卓幅は900mmなので範囲は越えておりません。

それ以外は、現物を卓上に並べるだけなので楽でした。

見に来る方の数は?!

会場案内図(一日目)。黄色く塗ったところがチャック横丁
自ブースは内側向きの中ほどでした。
一日目と比べて二日目は4ブース少なかったのですが、場所は同じです。

初のゲムマ出展なので、他の一般出展ブースとの差がどうなのかは正直何とも言えない&途中W氏の講演を聴講しにいったのでその時間については不明ですが、最初から16時過ぎまで、混雑はありませんが人通りは絶えませんでした。
(ある程度以上名の通った出展者の方の場合は分かりませんが)、当方のような無名の出展者としては、一般ブースの中にいるよりは見てもらえた(横丁配置によるプラス補正があった)のではなかろうかと個人的には考えております。

日曜は、別ブースの長大な列が横丁に伸びてきていたようですが、土曜はそのようなことはありませんでした。横丁内は混乱も列もなかったように思います。
★地図上は「横丁」と「ヌ」「ネ」列が近いように見えますが、実際は間に大きな柱があり、通路が広く取られていました。

横丁は二列に机が並び、内側に出展者がいる「島」状の配置でした。
他の一般ブースと同じく、いわゆる「お誕生日席」はありません。
内側の広さは一般ブースと同じだったようです。横丁ブースに大荷物の方はいないので、かなり余裕がありました。
外壁に面した側は、早期入場口の真正面で、入場口シャッターの向こうは外、そちらに向かって左側はエリアブースでした。

内に面した側は、大きな柱を挟んで西2ホール(くの字型の長い側、あるいは会場全体をコの字として、下辺側)を一望できる位置。そちらに向かって左側がエリアブース。

自ブースは出品物がゲームブックということもあり、主にテーブルゲームを探している方が多いと思われる参加者の方にお声掛けすることはせず、立ち止まってくださった方に見本誌をご案内したり、質問に答えたりしました。
近隣のブースでは、当方と同様に、ゲームについて訊ねられたら答えるという対応をされている方もいれば、通りかかった参加者の皆さんに積極的にお声掛けされている方もいらっしゃいました。

声掛け派の方は、ご自身のゲームを、確固たる自信をもってプレゼンされていたので、大したもんだなと感心しきりでした。
それに対し、声をかけられた側も、横丁に立ち寄られただけのことはあって、「面白いゲームを見つけて買うぞ!!」という意欲の高い方が多く、高確率で立ち止まって熱心に話を聞かれていた印象でした。

横丁の制限について

チャック横丁には、一般ブースと異なる条件・制限が課されておりました。

<条件・制限>

外箱がないゲームのみ出品すること。
チャック袋、封筒、ビニール袋、クリアファイルなどに包むか、ハガキなど。
書籍タイプのゲームは出品可能。ボードゲーム以外のジャンルは出品不可(TRPGリプレイなど)。
持ち込み作品は1種類まで。
販売個数は100個まで。
ブース装飾はポスター類を机の下の正面側に1枚まで貼り付け可能。
その他の装飾(卓上の造作やのぼりなど)やチラシの配布は不可。
ゾーニング対象となる作品の販売は禁止。

ゲームマーケット
出展申し込み
[5]各出展プランの詳細
https://gamemarket.jp/entry#mokuji-5
再掲。自ブースの様子。
金銭管理は首から下げたがま口によって行いました。
なお、金銭管理ツールは卓上配置OKとのことでした。

で、実際はどうだったかというと……守っているブースもあったし、そうでもないかな?というブースもありました。
当日は、特に運営側からの違反ブースへの注意や対応はなかったようです。
初回ということもあって、多分運営側もお試し感が高かったのでは。

★案内がふわっとしていたので、意図的にルール違反をしていたのではなく、あまり細かく気にせず設営されていた方もおられたのではという印象です。
もう少し具体的にOK、NG例などを示してもらっていた方がルールが分かりやすかったのかもとは思いました。
(自分はルール遵守派なので自分が守れているかどうかは気になりますが、他の方がどうかはさほど気にならない性分です。なんにせよ、線引きはしっかり提示してもらえたら準備等スムーズにできて良いかと思います。)

自ブースはルール遵守(装飾は卓前ポスター一枚、卓上には出品物のみ)で出展……したつもりです。が、詳しい規程が示されていたわけではないので、違反していた可能性はなくもないです。うちわPOPとか。

ダミーサークル(自作品の展示販売のためではなく、会場に早く入ることだけを目的にブース申し込み・参加すること、また、そういう人たち)だけはチャック横丁の理念や存在を揺るがしてしまうのでまずいと思いますが、それ以外については、チャック袋(インディーゲーム)スピリッツがあればあとは細かいことはいいんじゃないかというのが正直な気持ちです。

次回も横丁プランで参加するので、今回の状況を見て条件が緩和されるのか、逆にきっちり運用する方向になるのか、あるいは今回同様でいくのか、確認していきたいと思います。

★卓上にゲーム説明・案内等を示したPOP、現物の中身を置けない(展開できない)現状は、見に来てくださる方に対し不親切かと思うので、現物の中身展開については許可していただければと思っております。
あと、POP類に制限を付けるというのなら、例えば統一サイズ・デザインのテンプレートデータを用意して、それを出力(当日、手書き限定でも面白いかもしれない……いや、そうすると絵が描けない方が不利か)したものを今回横丁の説明パネルがあった位置に一覧で貼り出すとか、どうでしょう。商店街のお祭り感。

次回ゲームマーケット2024春は……

今回の開催が例年より遅かったため、秋が終わる前に次回分の申し込み締め切りがありました。
次回のゲムマは東1-3ホール開催=参加可能なブース数は増加するはずですが、(横丁に限らず)ゲムマが終わってから申し込みを検討しようという方もおられたのではないかと予想されます。
そのため、一次募集の段階で落選された方はいなかったように思います。ということは、おそらく横丁プランも二次募集があるはず。
気になっている方、いかがでしょうか。
チャック袋系ボードゲームの制作を盛り上げるべく、それ専用の試遊会が立ち上がるようなケムリを観測したので、ベテランの方も新人の方も、波に乗るなら今かもしれません。
ゲーム作りの目的は各人様々かと思いますが、チャック袋ゲーム、あるいはモックアップの時点でメーカーさんに見てもらえる(内容によっては資金援助や出版契約の相談もできる)機会として(も)試遊会的なものが機能すると、開発側も出版側も幸せになれるんじゃないかなーとか思ったりしております。

(追記)4gamer.netの記事によると、一次募集に落選はなかったとのこと。
↓こちらの記事の中に、持ち込みに関する話題も出ております。

 これに対し草野氏は,出展者の皆さんに無理を強いている現状を謝りつつ,次回「ゲームマーケット2024春」では,ビッグサイト側の協力でより広い会場が確保できたことを報告。結果,一次募集に応募した出展者は,すべて出展可能になったとのことである。

運営やメーカー,印刷所が語るイベント事情。
「ゲームマーケット2023秋」スペシャルステージレポート
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20231217002/

当方はというと、一般ブースに申し込む踏ん切り(と予算)がなく、次回も同じく土曜のチャック横丁に申し込み、出展が確定しております。
自ブースの規模感(こちらの都合)からすると横丁は大変居心地が良いのですが、連続出展は図々しかったかもーとか思いつつ。

最後に(今後の予定と宣伝)

自ブースの次回の出品物は、
・今回出せなかったゲームブック
・一人でも、数人でも遊べる系の謎解き、宝探し系ゲーム(ブック)
・一人用ゲーム(!?)
あたりを予定しております。もちろん横丁に出品するのはその内の一種です。
ひとまず、今回出せなかったゲームブックの作成を再開しつつ、ぼちぼち考えます。

以上、無駄に長くなりましたがゲムマ・チャック横丁初出展の記憶と記録でした。最後まで読んでくださってありがとうございました!


なお、今回の新刊は、今年出した2冊の既刊も合わせてBOOTHで自家通販を行っております。いずれも戦わない系ファンタジーです。
安心の匿名配送(ネコポス370円)のため、送料がちょいと高めですが、良かったらご検討ください(複数商品をお求めの場合、一旦カートに全部入れてから決済すれば送料は一回分で計算されます)。
ゲームブックの値段はゲムマやその他のイベントと一緒です。

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