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PER(株価収益率)とは?

今日から株の超基礎的な分析方法について記事を書いていきたいと思います。

第一弾はPER(株価収益率)に関してお話ししようと思います。

【PER】とは、
簡単に言うと、、、

現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求められます。

例えば、A社の株価が1,000円でEPSが100円なら、
PERは1,000円÷100円=10倍となります。

A社の株価が2,000円になった場合、
PERは2,000円÷100円=20倍です。
EPS(1株当たり純利益)
※PERは黒字企業でないと算出できません


PERの数字が大きいほど割高、小さいほど割安と判断されます。
同業他社同士のPERを比べることで、業界の中で割安な株を探したり、同じ会社の過去のPERと将来の予想PERを比較することで、今の株価が割安なのかどうかを測ったりすることに役立てられます。


では、PERが低ければ「買ってよいのか?」

そんなことはありません。

PERが他と比べて明らかに低い数値のものもたくさんあります。

PERが低いなりの理由があります(業績悪化傾向にある、経営に問題がある、etc)

逆に、PERが高いものは「買ってはダメなのか?」

もちろんそんなことはありません。

PERは投資家たちの「期待」の表れでもあります。

その企業の将来に対して「期待」が大きければ大きいほどPERは高くなります。

例えば、テスラとトヨタで比べてみるとわかりやすいと思います。

テスラのPERは56倍、トヨタのPERは10倍程度です。

同じ自動車でも全然違いますね。

テスラはトヨタに比べて割高と判断できますが、「電気自動車」の普及やイーロンマスク氏への投資家たちの「期待感」の表れでもあるといえます。


PERは株を買う時の一つの参考指標に過ぎません。

PERだけで良し悪しを決めては絶対にいけません。

「この株どうかな?」と思ったときに軽くチェックしてみてもいいかもしれません。

次回はPBR(株価純資産倍率)についてお話します。



【独り言】

「絶対に結果を出してください」

とお客様より言われることがたまーにあります。

昔は、「頑張ります」とか「相場なので絶対は保証できないですけど、、、」とか少し逃げ道を用意した返しをしていました。

昨日の記事にも書きましたけど、「相手の立場に立って考える」と、、、

「なんでこんな事を言うのかな?」「自分が大切なお金を他人に運用任せるとしたら相手の何を知りたいかな」と色々考えました。

例えば、自分の家族が病気で大手術をしないといけない。そんなときに医者に「絶対成功させてください」と言うと思います。

そこで医者が弱気な発言をしたら不安になりますよね。

聞きたいのは「覚悟」だと思います。

「絶対に成功させてください」と言っている本人も100%成功するとは思っていない、でも絶対に成功すると信じたい。

任せるしかないのだから、その人の覚悟を聞きたい

それが人の心理だと思います。

私は、常々、

「万全の下準備」と「万全の情報」を持って提案しています。

「なんとなく大丈夫だろう」とか中途半端ではダメです。

仕事で行き詰っているのなら、「覚悟」を持って相手にぶつかってみましょう。


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