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2022.7.25米国株式市場振り返り

Dow daily
Nasdaq daily
SP500 daily

25日の米国株式市場はほぼ変わらずで取引を終えた。今週のFOMCでは利上げが予想されているほか、大型テック株の決算発表を複数控え、投資家は慎重になっている。ナスダックは続落。

26-27日開催のFOMCでは75bpの利上げが決定されると予想されている。

積極的な利上げでリセッションが懸念される中、FOMC後のパウエル議長の発言が注目される。

第2四半期の決算発表も本格化。今週はSP500採用企業の約170社が発表を控える。マイクロソフトとアルファベットは26日、アップルとアマゾンは28日発表の予定。

ウォルマートは引け後の時間外取引で8%超下落。通年の利益見通しを下方修正し、食料・燃料価格上昇が重しになっていると指摘した。

産金大手ニューモントは通常取引で13.2%の大幅安となった。通年のコスト見通しを引き上げたほか、第2四半期利益が市場予想を下回った。金価格の下落やインフレ圧力が背景。

【気になるニュース】
アマゾン、ヨーロッパでプライム会費引き上げへ コスト増を転嫁
アマゾン・ドット・コムは25日、ヨーロッパ全域で有料会員「プライム」の年会費を20%以上引き上げると発表した。四半期決算を数日後に控え、コスト増に対策を打ち出した。

同社にとって米国に次ぎ2番目の市場であるドイツでは年会費が30%増の89.90ユーロとなる。第3位の英国では20%増で、スペイン、イタリア、フランスでは39-43%引き上げる。
一部の国では会費引き上げは2018年以来となる。同社は引き上げの理由としてインフレ高進と経費の増加、配送時間の短縮、配信サービスのコンテンツ拡充を挙げた。

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