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台湾の二月とアップルストア

二月に台湾へ一ヶ月、語学留学するための準備を進めている。その1つとして、服装を考えなければならない。
緯度で見ると、台湾は日本本州よりはるか南にある。沖縄とほぼ同じか、それより南にある。
とは言え、真冬の二月である。はてさて、どのような服を着るべきか。コートは?UNIQLOのウルトラライトダウンは?そう思い、名古屋高島屋の赤福茶屋で、赤福とお番茶を楽しみながらGoogleを立ち上げた。

まず、素直に「台湾 二月 服装」で調べた。参考になるサイトはいろいろ出てきた。特に、このサイトが一番参考になると思う。

読むと、台湾人と日本人の気温に対する感覚の違いがよくわかる。ふむふむ、と興味深く読まさせていただいた。

とは言え、この記事は2014年、約9年前の記事だ。ここ9年で日本も気候に変化がある。全く参考になるわけではないが、全てを参考にするの失敗の元になりかねない…。

などなど、思いながらネットサーフィンをしていた。すると「ハッ」とあることに思い至った。「日本人側から見ても、台湾人との気温に対する感覚の差がおもしろいなら、台湾人側から見ても同じく面白いよな…?」
そう思った私は早速、繁体字中文で「日本的冬天 比 冷」とGoogleに聞いた。

…と、ここまで長くなってしまったが、実はここからが本編だ。

中文サイトを読んでて思い出したことだが、コロナ禍前に、アップルストアでiPhoneを買ったことがある。その時に私は中文圏の人間に勘違いされたのだ。

当時はAndroidのスマートフォンを使っており、iPhoneに初めて乗り換えようという思いのもと、アップルストアを訪れた。
それまでiPhoneはキラキラしたものだというイメージを勝手に持っていたので、アップルストアも同じくキラキラしていると思っていた。名古屋栄の店舗しか知らなかったことも、その偏見を後押ししていただろう。

挙動不審で店舗を訪れ、(緊張ゆえに)カタコトで「iPhone欲しい」と言う、大陸顔の女…。(実は、私は、とても大陸顔である。)

無事、購入はできた。ホクホクしていると、セットアップを店舗二階で手伝ってくれると言う。それは幸いと二階に行き、案内を待っていると突然スタッフに話しかけられた。なぜか、華語で。

戸惑った。えっ?なぜ?華語?

当時も、中文は少しだけ勉強していた。なので「我是日本人!先祖代々、日本生まれ日本育ちです!」と慌てて言い返し、その後は無事、日本語で案内をしてもらえた。

案内をされながら聞いたところによると、華語を話すお客様がいる、ということで引き継ぎを受け、華語を話せるスタッフが対応に来てくださった…ということらしい。

華語?私が?と不思議ではある。が、そのホスピタリティに感心するとともに、「中文圏の人に見えたのか……。」という何とも言えない、複雑な気持ちになった。



なんだか、今回の記事はオチの無い話になってしまったが、台湾の二月とアップルストアで中文圏の人間に間違えられたよ、という話であった。

きっと、名古屋高島屋の赤福茶屋で私の隣に座っていたご婦人は、大陸顔の私が中文サイトを見ていたので「あ、中文圏の人…」と思ったに違いない。行く先々で誤解を生んでいく。

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