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【努力考察】自己学習を成功に導く 『理解の3段階』とは?

皆さんこんにちは!

現在カフェでラップトップかましてるUtakuです笑


たまにつぶやいてますが,現在私は簿記2級の勉強をしております.

去年3級と2級のダブル受験を試みて,

3級→合格
2級→不合格…

という結果でした

そのときの記事はこちら↓



そもそもテストを受けてるその瞬間になんとなく落ちる気がしていました笑

2級に関しては勉強を十分にできているとは思っていませんでしたし,なんとなく仕訳の手順は分かっているけどいざやれと言われると自信をもってできないみたいな状態ですね笑


その感覚は

『完全に理解できていない』みたいな感覚

ですね.


ただ”感覚”というだけでは次に生かせないので,この感覚をほかの方に説明できる程度に言語化すれば,さらに明確な基準の元で勉強をすることができると考えました


よって今回は,割といろいろな種類の資格を受験してきたうえで,6年塾講師バイトをしていた私Utakuが今までの勉強から得られた知見
『理解の3段階』
について考察してまいります!

↓前回の考察はこちら




1.なにもわからなくてぴえん期


初めに,物事に取り掛かるときはなにもわからない状態から始まると思います.

例えば,日常レベルですと

換気扇の掃除をする.靴を磨く.コーヒーを挽く.


また仕事でも,まったく畑違いの部署に異動になって先輩から業務を教わっているときや,新入社員の頃を思い出すと,

『右も左もわからない』

もしくは

『無知の無知』

の状態があると思います.


この段階では自分が何が分からないのか(無知)が分からない(無知)ので,解説やアドバイスも生かせません.


wikiで検索しても,自分が調べたかった単語の解説で用いられている単語が分からず,またその単語を調べる無限ループってありますよね笑?


他人からのアドバイスがあって,はじめて自分が何かに失敗していることを認識することもあると思います.


解説やアドバイスの類は当然ある事柄についての知識が備わっている方が作成すると思うのでバイアスがかかっています.

そもそも作法として,初学者の知識のバックグラウンドを考慮してこうしたものを作成すべきなんですが,どうしても説明上使わざるを得ない専門用語は存在します.)


また,こうした作法を分かっていない人は,相手の知識量を考慮に入れていないので,

「(自分にとって)こんな分かりやすく説明してやっているのになぜこいつはわからないんだ!」

と独りよがりな発想に陥りがちです.


というわけで,知識のバックグラウンドがある程度備わっていないとなにも分からず,調べても理解できない状態が続きます


この段階から脱するためには,インプットがメインの学習が必要になります.

勉強であったら
・簡単な計算を完璧にできるまで練習する
・簡単な単語集を完璧に暗記する
・問題集を何周もする

みたいなことですね


このような学習は,やれ非効率的だの時間の無駄だの言われがちですが,全く何も知らない状態では,暗記テクニックもなにもありません




『なにもわからなくてぴえん期』から脱するためには,とりあえず素振りするみたいな,基本を学ぶ地道な学習が必要になります


ですから私は学習の初期段階で,

「これをやるだけで合格!!」

みたいな問題集は買わないようにしています.




2.俺はお前を見たことがあるっ…!期


地道な学習を重ねて『なにもわからなくてぴえん期』から脱した後はアウトプット練習を行います.


でも焦ってはなりません.この『俺はお前を見たことがあるっっ…!期』におけるアウトプット練習ではあまり成果を実感できません


というのも,

『なにもわからなくてぴえん期』
     →知らないからできない

であるのに対して,

『俺はお前を見たことがあるっっ…!期』
     →分かっている気がするのにできない

だからです.


勉強を例にとりますと,問題を解いているときに,


あぁこの単語見たことあるなぁ

(でも問題は解けない)

この問題はこうこうこういう順序で計算するやつだ

(でも個別の計算の方法を忘れている)


塾講していたときも,結構テスト前でこの状態で満足している生徒がいました.


この段階では,理解した気になっているだけなんですよね


例えば問題集を解いていて,「この問題はこうこうこういう順序で計算するやつだ」って思ってでも計算が分からないから解説をみますよね?

するとそこに書いている計算も観たことがあるわけです.なんせ学校の授業や宿題で基本的な計算を抑えているわけですから,テストまでにはその計算に見覚えくらいはあります.

そのときに

「そうそうこの計算だ!
よっしゃ覚えているから大丈夫だ」

って考えてしまったらおしまいです笑


テスト本番でも

この問題はこうこうこういう順序で計算するやつだ

(でも個別の計算の方法を忘れている)

となります.


本当はもう一度その計算の練習を行うべき

なんです.


問題演習は

(1)問題を解けるかの確認

と同時に

(2)問題を解く練習

の役割もあります.


そこを勘違いして初めから(1)のつもりで取り組んでしまうと,さっきの状態になります.


問題を解いて完答できないのであればもう一度『なにもわからなくてぴえん期』のつもりで練習しましょう


ですから『俺はお前を見たことがあるっっ…!期』で重要なのは,

完璧に理解していること
まだ理解できていないこと

を振り分けることです.


つまり,アウトプットを通して再インプットすべき項目を発見するということです.


このときの振り分けの基準はできるだけ厳しめにとります.


私は自分に残された勉強期間に応じて

まだ時間ある→思い出す間もなく反射的にこたえられるか
もう時間少ない→完璧にこたえられるか

という基準にしています.


このどちらの段階にも達していないのなら,またその項目を再インプットするようにしています.


この段階では忘れていることをまたインプットすることで,自分ができることが増えていくので少しづつ楽しさを感じられます.




3.ふふっ…分かる…分かるぞ!!期


『俺はお前を見たことがあるっっ…!期』で再インプットを行って少しづつ自分のものにしていった者に訪れるのが,この『ふふっ…分かる…分かるぞ!!期』です.


この段階ではほぼすべてのことができるようになっているので,非常に楽しい期間になります.


分かる問題がいっぱいあるテストってたのしいですよね笑?それです笑


この段階で重要なのは知識の維持です.


どうしても人間は物事を忘れてしまうので,アウトプットを通した再インプットはずっと必要です.


でも大体8割,9割くらいのことは分かるので,分からないことによる精神的負荷は少ないです.


先ほど述べた

~問題演習の役割~
(1)問題を解けるかの確認
(2)問題を解く練習

でいうと,ここでは(1)問題を解けるかの確認 がメインとなります.


資格試験でただ資格を取りたいだけなら,この段階まで持って行って合格.

そしてその後は忘却笑

でいいのですが,知識を活用しつづけたいのなら『ふふっ…分かる…分かるぞ!!期』は永遠に継続します.


語学の学習で資格を受ける場合はおそらくこの場合に相当するのではないでしょうか?




4.まとめ


以上,私にとっての『理解の3段階』をゆるめに次のように定義しました.なっていました.


(I)  なにもわからなくてぴえん期

(II) 俺はお前を見たことがあるっっ…!期

(III)ふふっ…分かる…分かるぞ!!期


私は常にこれを意識して勉強を行っています.今勉強している簿記2級(2021年1月現在)も徐々に(III)『ふふっ…分かる…分かるぞ!!期』に突入しつつあります.


このまま試験まで練習を重ねたいですね!!!


お付き合いいただきありがとうございました.
m(__)m



終わり2









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