『パラサイト 半地下の家族』
製作国:韓国
初日公開:2019/12/27
配給会社:ビターズ・エンド
上映時間:132分
梗概
汚い半地下住宅に暮らす貧しい4人の韓国人家族。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギヴは、計画性も仕事もない両親と、貧乏ゆえに予備校に通えない妹とピザの箱を折る内職をして日銭を稼いでいた。ある日、ギヴは友人の頼みで、家庭教師を引き受けることになる。驚いたことに、その教え子の父親はIT企業の社長で、高台の大豪邸に住んでいたのだ。うまく富豪一家の懐に入り込んだギヴは、自分の妹を有名な美術教師として偽り、雇ってもらうことに成功する。ギヴと妹は家族全員で富豪の家に寄生しようと計画を立てるが、事態は思わぬ方向に進んでいく。
三幕構成考察
※ネタバレ注意※
II:友人から家庭教師の仕事を請け負う
PP1:家族全員を雇ってもらう
P1:元家政婦に家族で帰省していることがバレてしまう
MP:家が浸水する
P2:父親のノープラン宣言
PP2:誕生日パーティに行く
CLX:地下に住んでいた元家政婦の夫に殴られる
コメント
状況設定のテンポが良く、語らずに見せるお手本の様な演出。物語の発展の仕方や、仕掛けは面白いが、主人公のドライブがあまり明確に描かれてない気がする。寄生することが目的だったのか、または寄生して得たお金で大学に行くことが目的だったのか。韓国の貧富の差と学歴社会の暗黒面が生々しく描かれた作品。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?