会社にはビジョンとかミッション、ダイバーシティがクソほど大事だという話
会社辞めるかどうか考えボスと話していたところ、取締役になることで話がまとまりました。つまりは籠絡されました。
長く続けてきた話し合いの過程で、自分が日頃不満に思っていたことを盛大にぶちかまし、それが全面的に受け入れられることになり、今後の経営方針の基礎とすることで合意したことで、僕の退職は回避されました。そうです。どちらかと言えば籠絡しました。
その内容が本日のタイトルでもある、ビジョンとかミッションとかダイバーシティのお話です。
僕には大した学歴もなく、フリーターとしてだらだら生きていた20歳をちょっと過ぎた頃、社員と肩書きがつくものになろうと言うことで適当に門戸をたたいたら当時時価総額が世界二位だった会社の片隅に派遣されることになりました。以後5年ほどお世話になりますが、そこにいるととても当たり前のことが、世間ではできていないことが多く、その代表例がビジョン、ミッション、ダイバーシティです。
ビジョンとはなんでしょうか。これは単純に勝利条件です。我々はここを目指し日々仕事をするということです。もちろん、従業員それぞれの働く理由はあると思いますので、それを内包しているものであるべきです。個人の目標と企業の目標が少しも重ならないのであれば、それでは従業員が働く意味がありません。
ミッションとはなんでしょうか。これは「我々はどうやって勝利するのか?」の問いに対する答えです。この答えは、投資先を限定し、評価軸を決定し、企業の文化を形成します。
ダイバーシティがなぜ重要でしょうか。異なる文化背景を持つ人とコミュニケーションを持つことは難しいです。理解できないことが多いです。飲みニケーションをしても何も前進しません。しかし仲良くなれなくても、プロとして仕事が一緒にできないわけじゃありません。ダイバーシティで最も大事なことは、ゴールとルール(方法論)を共有し、ロジックと数字で仕事をすることです。何も難しくありません。スポーツで言えば、同じスポーツをやろうというだけの話です。ゴールとルールが違うのはバスケ選手とサッカー選手が一緒に試合をしようとするようなものです。何をするんですかね。
ミッションを社内の文化として根付かせる為には、ミッションに則った賞罰を行う必要があります。ミッションに則らないビジョンに近づくアプローチは評価されないこと。ミッションに最も則った利益を上げた人は盛大に褒め称えること。それこそが会社として何を重要視するのかをつたえる手段になります。
同じゴールを持ち同じ方法論で考えるから、それが正しいと評価され、ミッションに反する行いは罰点になる。これが社内で共有されているから、心理的安全性が担保され、新人でも能力が不足している人間でも背伸びすること無く先輩、上司に気兼ねなく質問をし、ホウレンソウが滞りなく回る。忙しくて不機嫌であったとしても、それはボスが悪い。それを全社的な認識とするわけです。
全ての基本がビジョンもミッションもない、飲みニケーションで回ってる会社とかほんとクソ。だから社員は辞める。評価軸が無ければ、ボスと仲がいいが一番大事ですからね。そういうゴマをする仕事をしたい人は残るが、そうでない人間は去るのみ。
っていう話を死ぬほどした一週間でした。疲れた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?