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モラハラ加害者からは全力で逃げるしかない。(加筆修正)

なんか最近ツイッターで話題になってたのと、最近過去を回顧することが多いので記事にしてみました。

まず結論から言うとモラハラ加害者からは逃げるしかないの一択です。

モラハラ気質な人の特徴ってたくさんあるけれども、比較的グレーゾーンな人が多いイメージです。
パートナーに対して「本当にこの人はモラハラなのだろうか?」と確信が持てないままの方も多いと思います。
そもそもモラハラ被害者は被害者である自覚が薄い場合も多いです。
わたしもそうでした。結婚を前提にお付き合いしてた人がモラハラ彼氏で、直接的な暴力以外のことはおおむねされてきました。
でもほんとにそういう人ってわたしのように騙されやすい人への嗅覚が凄まじく、わたしも別れても彼がモラハラだったと受け入れることが難しかったくらいです。

いろんな人がいていろんなパターンがあるかとは思いますが、そんな中でわたしが経験した、これに当てはまったら即離れた方がいいということを一つだけお伝えします。


パートナーに対して自分がされて嫌なこと、自分が言われて嫌なことがあって、それを本人にしっかりと「やめてほしい」と意思表示するとします。
そのことを否定してきたり、聞き入れてくれなかったり、口先だけで改善する素振りのない人。これらに当てはまる人はほぼ間違いなく今後も変わってくれる人ではありません。
モラハラまでいかずとも、こういう人とはそもそも気が合わないのでやめといたほうがいいと思います。
そしてそれがもし2度3度と繰り返すようならばその人はモラハラである可能性がとても高いので、できる限り早く別れるという決断をするべきです。

いや、別れる決断をしないといけないです。
モラハラ加害者と一緒にいても幸せになれることは決してありません。


わたしを例に挙げると、わたしの場合は彼からの価値観の押し付けが酷かったです。
わたしの人格や行動、持病への間違った理解、さらには身内の容姿や性格すらも貶されました。
彼は道ゆく全ての人へ悪口を言うようなタイプの人でした。
わたしはそれが嫌で「人の悪口や人が嫌がることを言うのはよくないからやめて」と何度も何度も説得しました。
それでも「おれは思ったことははっきり言うタイプだから」と取り合ってはくれませんでした。

今思うと典型的なモラハラ彼氏だったのですが、本当に気付くことができなかったです。
あることないこと周りの人に吹き込んでわたしを孤立させて、わたしが弱ってるところへつけこんで、優しかったのは最初だけ、付き合った途端本性を現す。

例えば泊まりにきてとお願いされて料理や食器洗い、掃除は女の仕事だと強要され、生理中だからと拒否してもお構いなしに身体を触られたり、彼の意に沿わないことがあると不機嫌丸出しで無視されたり。
もちろんこれらは氷山の一角なわけで。
何をしてもしなくても、どんなに頑張っても頑張っても認めてくれるどころか怒られ貶され馬鹿にされ。
一丁前にプライドだけは高い人だったので、彼はわたしの病気のことは全て理解していると断言したうえで、不眠症のあるわたしに「どうして寝る努力をしないんだ」と言い放ってきました。馬鹿か。
何があってもおれは悪くない、全部周りが悪い。
「おれを不機嫌にさせたお前が悪い」って耳にタコができるほど聞いたよそれ。
わたしが持病でつらい時に「おれだってアトピーでつらい甘えんな」って言ってきましたね。
勝手にデート中不機嫌になってわたしを無視してきたくせに「デート楽しくなかった!」「なんでおれの機嫌を取らなかったんだ!」って言ってきましたね。同感です、わたしにとってもあの日が人生最悪のデートでした。

最低な彼氏だったなって今なら思えるけど、当時は思えなかった。
好きだからとかじゃなく、とにかく怖かった。この人を怒らせたらどんな報復が待ってるのか怖かった。

別れてから今は彼とは物理的にも距離を取り連絡手段も絶ったので平気ですが、引っ越すまでは車のエンジン音が聞こえるだけで動悸がするほどずっと彼に怯えてた。


モラハラ被害者の多くの方が感じていると思いますが、モラハラで受けた傷って周りからの理解をとっても得にくいです。
「自分もそういう経験あるわ〜」とか「モラハラとか大袈裟じゃない?」とか大抵言われますよね、分かります。
その上火傷みたいに治りづらくて、ふとした瞬間にフラッシュバックして、この傷は一生消えることはないのだろうなあって思うのです。
一度負ったこころの傷ってそうそう癒えるものじゃないです。

わたしの場合は婚約がまだだったのといろいろタイミングが重なって上手いこと逃げ切ることができたけれど、逃げるってきっと簡単なことじゃないです。
婚約とか結婚とかしてたら尚更。
それでもなんとしてでも逃げるしかないです。逃げないといけないです。

自分を守れるのは自分だけです。

モラハラが横行してる今、似た傷を持って生きている人はきっと少なからずいます。
理解されづらくとも、分かってもらえなくとも、あなたが苦しくて頑張ってきた事実はいつか報われる日がきます。


そしてできたら、モラハラ加害者のことを憎まないでください。
気持ちは分かります。憎いんです、怨む気持ちが消えないんです。
でも、その気持ちを持ち続けている限りきっと幸せから遠ざかってしまいます。

わたしも今でも彼にされてきたことがフラッシュバックしてしまいます。
幸せになりたかっただけなのに。将来の幸せすら、思い描けなくなりました。

それでも、せっかくモラハラ加害者から逃げられても、心がモラハラ加害者に囚われ続けたままではあまりにも自分が可哀想だと思いませんか?
そもそもモラハラするような人間が本当の幸せを手に入れることってきっとできないです。
だから不幸を願う必要もないんです、どうせモラハラ被害者は地獄を見る。だから大丈夫。

とても難しいことだとは思いますが、モラハラ加害者のことなんて早急に忘れて、自分を癒して、大切にして、自分の「好き」だったものたちを思い出してくださいね。
これもまた一つの逃げるということなのだと思います。

モラハラは絶対的に加害者が悪いです。
だけど復讐や怨恨からは何も生まれないことも、同時に理解していて欲しいです。


幸せになるために生まれてきたのだから、モラハラ加害者のことなんて記憶からポイッと捨てて、あなただけの人生をあなたらしく生きていってください。
自分が「好き」と思えるものを大切にできる環境で、あなただけの人生を歩んで行ってください。

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