図1

就職活動の正解とは

「就職活動に正解なんてないよ。」
こんな綺麗事を言う人をみたことありませんか?

とはいえ、年収は高い方が良いし、自分のしたい仕事をしたいし、出来れば周りに自慢出来る会社に入りたいし。
出来るだけ自分の希望に合った企業に就職したい、って思いますよね。

僕は社会人を6年間やってきた今、こう思います。


「就職活動に正解なんてない。」


初めまして、大塚悠祐(おおつか ゆうすけ)です。「intee」という大学生の就職活動をサポートするサービスを運営しています。

簡単に自己紹介をすると、
新卒でエン・ジャパンという人材系の会社に入社。営業からスタートし、その後新サービスの立ち上げや新規事業の開発をやっていました。
その後、スタートアップを挟み、現在は大学生の就職活動をサポートする「intee」を運営しています。

前職で新卒採用で学生と面談をしていたり、現在多くの学生と面談をしていると感じるのが「正解」を求めている学生が多いなと思います。
「正解」を求めている学生が多いなと思います。

より成長できそうな会社
より給与がもらえそうな会社
よりプライベートを大切に出来そうな会社 etc…

このような「より」良い会社(正解)を探して続けています。

しかし、正解は「見つけるもの」じゃなくて、「つくるもの」だと思います。
結局正解なんてものは、自分の中での答えでしかないですし、他人と比較をしていたらいつまでも正解なんて見つかりません。


例えば、イケてる大人になりたいか?と聞かれたらほとんどの人は「なりたい」と答えると思います。

じゃあ、「イケてる」ってなんでしょうか。

年収が高い人?
有名な企業に勤めている人?
出世が早い人?
港区のタワーマンションに住んでいる人?


もちろん上記のような人をイケてると思う人もいると思います。
しかし僕が思うイケてる人とは、目的をもって楽しそうに仕事をしている人です。

そこには、何の仕事だろうがどんな企業だろうが関係ありません。

目的を持つというのは、何のために誰のために今の仕事をしているのかを自分の言葉で語れることです。

それは別に「世界をこうしたい」とか「こういう世の中を作りたい」といった利他的なことばかりじゃなくてもいいと思います。
自分がこうなりたい、という利己的なものでも全然構いません。

だから僕は、これから就職活動を行う、もしくは真っ最中の大学生には目的をもって楽しく仕事をして欲しいと思いますし、僕たちがサポートした人たちが、どこかの会社に就職した後、「今の仕事が楽しい!」と笑って話をしてくれたらとても嬉しいです。

どうやったら、目的をもって楽しく仕事が出来るのか?

実際に楽しく仕事をしている人たちはとても少ないのが現状です。
入社して、4ヶ月目の学生にアンケートを取ってみたところ、なんと6割もの学生が「入社を後悔している」と答えています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000010591.html


業界研究や、合同説明会・会社説明会、自己分析などたくさんの労力を使って、複数の企業から選び入社を決めたはずなのに、何故このような結果になってしまうのでしょうか。

それは、入社をした後もより良い「正解」を求め続けているからです。

「この会社は思っていたのと違う」
「もっと自分が活躍できる会社が他にあるはずだ」

日本にはおよそ200万社もの企業があり、1社1社働いている人も違えば
社風やVisionも200万通りあります。
正解なんて求めていたらきりがありません。

僕も入社して最初の頃は、毎日上司と喧嘩するわ、嫌いな先輩とバチバチに喧嘩するわ、会長に全国の社員の前でぶち切られるわと辞めたいと思うことが多々ありました。

しかし、それでも目の前の仕事を全力でやっていくうちに、「子供たちが、大人になっても今と同じ笑顔で笑っていられる日本をつくりたい」と本気で思うようになり、目の前の仕事が小さな一歩でも繋がっていると実感してから、本当に仕事が楽しくなりました。

自分はどう在りたいのか。
本当に大切なものはなにか。

目的をもって楽しく仕事をするためには、
これを徹底的に考えてみてください。


その上で選んだ選択肢は決して不正解なんてことはないです。
会社の知名度や年収、仕事内容を他人と比較せずに自分が自分らしく働ける
場所があなたにとっての正解のはずです。


最後に

「新卒カードを使えるのは一度きり」

なんて言葉を1回は聞いたことがあると思いますが、たかが就職先ごときで人生の勝ち負けは決まりません。
悔いが残らないように就職活動をするのは大切ですが、決して思い詰めすぎないように楽しんで下さい。

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