【シャニマス】長距離4T〆Vo放クラの編成案(凛世センター)
1. はじめに
こんにちは。シータと申します。
シャニマスでは「Vo極縛りのシータ」という名前でグレフェスをエンジョイしています。
前回、通常ルールでの3T〆Vo放クラの記事を書いたのですが
その後、2023年8月に入り、興味値12,300,000〜13,300,000(凹み14,250,000〜15,200,000)という長距離ルールが割と頻繁に開催されるようになっています。
このくらいの距離になると、4Tを見られるようになることと引き換えに、不一致にかなりの高火力を出さないとがっちりアピールが取れない=フェスマスターが出せません。
今回、2023/08/21~2023/08/31にノウハウ継承率アップキャンペーンが開催されたこともあり、長距離用のVo放クラを新たに組んでみました。
結果、1日に1回くらいの頻度でフェスマを出せる程度の強度の編成が作れましたので、記事にしようと思った次第です。
なお、長距離用Vo放クラについては既に先人たちが編成案を記事にしておられますので、本記事は
「4T〆Vo放クラで想定される編成の比較」
という色が強いです。(タイトル詐欺みたいな感じになってしまいすみません)
構築の詳細については、以下に記事のリンクを貼りますので、そちらを参照いただければと思います。
上記記事を先に参照いただくことで、Vo放クラの構築のバリエーションが大まかに把握できますので、当記事の内容が理解しやすくなります。
2. 記事の概要
【花は】杜野凛世の思い出アピールは意外と強いよ
【花は】杜野凛世センターだと札の取り回しが楽だよ
【花は】杜野凛世はセンターだと無凸でいいのでお財布に優しいよ
結局のところ興味操作がさいつよだよ
3. 編成紹介
3-1. 筆者の編成
札切りは非常に単純で、
ダブルデュエット→大吉→グロウリー→思い出
これだけの編成です。
3-2. ランキングでよく見かける編成
長距離ルールのランキングでよく見かけるのが上記の編成です。
やることとしては上の編成とほぼ同じで、
ダブルデュエット→大吉→グロウリー→花は++
〆のボムが思い出か全体札かの違いだけです。
以下、主に上記上記2編成を比較して、相違点、メリット・デメリットを書いていきます。
4. 編成比較(凛世センターと樹里センター)
4-1. 〆火力について
【花は】杜野凛世の思い出アピールは
です。
一方、花は++のライブスキルは
です。
あれ、花は++札の方が明らかに強くね…?という風に見えますが、意外とそこまで差はありません。
思い出アピールの方は本体にVocal100%UPが付いているため、追撃の6.5倍自体に補正がかかります。
4Tのバフがアビとパッシブ合計で大体1000%として、これが1100%になるので、実質的な追撃の倍率は6.5*1.1=7.15倍程度です。
これに思い出本体のVocal&Dance&Visual2倍+αが加わるわけです。STEP産センターだと馬鹿にならない火力。
一方、花は++のVocal100%UP補正がかかるのは追撃の1.5倍のみなので、実質的な倍率は6.5+1.5*1.1=8.15倍程度です。
グレ7基準で恐縮ですが、センター6,500のVo10,000だとして、大まかに
くらいのイメージでしょうか。不一致に対する火力差はほぼないと思います。
計算にはkansenさん作のグレフェス計算機を使用させていただきました。
ちょうど自分の編成がセンター6,500、Vo10,000くらいなので、実際に試した結果、不一致に対する火力は以下の通りとなりました。
頑張って人気者の数を数えて補正したつもりですが、数え間違えてるかも…とはいえ概ね期待通りの結果です。
実際、グレフェスを遊んでいる時は大抵人気者が3〜6枚程度あるようで、不一致フラット(に見えるやつ)に400万以上は出る感触です。
Viがフラット(に見える)で凛世思い出を打った時のスクショです。
400万以上出ていますね。
大吉反転後の興味1.5倍やグロウリー興味2倍の上から打つ火力としては、十分と言えるでしょう。
因みに、初手のMV樹里の火力は大まかに以下の通りです。
基本的にはDaかViどちらかの凹みに打つことになると思うので、初手の不一致に対する火力差は35万/14万程度です。ほぼ誤差の範疇ですね。
結論として、凛世センターと樹里センターの火力の差はかなり小さいと言えると思います。
4-2. 札の取り回しに付いて
MV樹里ダブルデュエット→大吉→グロウリー→〆
のルートを想定した場合、リンクが組めなくなるのは履歴が凛世・凛世だった場合のみです。
大きく異なってくるのは、思い出アピールはゲージが溜まっていれば必ず打てるのに対し、札は手元にないと打てないという点です。
具体例を見てみましょう。
状況としては、初手MV樹里でダブルデュエット。
この場合、〆札が手元にあるので、夏葉大吉か智代子大吉を打つかマリガンしなければならないわけですが、この次のターンで(マリガン込みで)打った方の相方のグロウリーを必ず引かなければなりません。
つまり、どちらの札を切っても裏目に出る可能性があります。
一方、凛世センターで思い出〆を見る場合、大吉2枚以外の札をマリガンに回せるので、ここで夏葉or智代子グロウリーを引けてしまえば、この段階でリンクルートが成立します。
当たり前のことですが、札〆の場合、花は++札が手元に来た時点でその札はキープしなければならず、その札を切るまでに使える手札の枠が3から2に減ります。
ダブルデュエットの後に、大吉とグロウリーという2枚の札をリンクが成立するように切らなければならないという状況で、使える手札の枠が3なのか2なのかという点は、かなり大きな差です。
因みに3T〆編成で凛世札〆がそこまで苦にならないのは、ダブルデュエットの後の札がオルター!という固定デュエット札だからだと思っています。
更に因みに、初手をMV樹里でなく凛世の花は+から入るとPlus加点できますが、樹里が出なかった時点でほぼ負けです。
逆に樹里が出たら1Plus1Linkフェスマを狙えるチャンスですので、マリガンでMV樹里を引けなかったら試しに打ってみると良いと思います。
4-3. 使用率について
凛世センターの場合、4T目に思い出を打たなければならない都合上、ゲージUP持ちのPカードを使うか、STEPの歌姫七彩パッシブを取得しなければなりません。
自分の場合、歌姫七彩で〆ターンのパッシブの質を下げたくなかったため、Leに日刊を採用しています。
結果、使用率の枠がDaとViだけになり、6,000点を確保できていません。
一方、樹里センターの場合、思い出ゲージを気にする必要がないため、Le, Da, Vi全員を使用率枠にすることができ、安定して6,000点を確保できます。
4-4. MV果穂について
【カラーズキャッチ!】小宮果穂の札はかなり強力な性能をしており、Vo放クラでも採用価値があります。
ダブルデュエット→大吉→MV果穂という札切りの場合、Plus加点をしながら全体興味0.75倍→次ターン全体興味1.5倍という効果を付与できます。
凛世センターはできればLeに日刊を採用したいため、MV果穂を編成に組み込みやすいのは樹里センターの方です。
ただしMV果穂を札目当てに採用すると、当たり前ですが果穂に大吉とグロウリーを持たせられないため、札切りの自由度が下がること、リンクが成立するルートが狭まること、極端な凹みには弱くなることは頭に入れておいた方が良いと思います。
4-6. この章のまとめ
火力について、凛世センターと樹里センターの差はかなり小さい
札の取り回しがしやすいのは凛世センター
使用率を盛りやすいのは樹里センター
MV果穂を採用しやすいのは樹里センター
という感じです。
使用率とPlus加点で高得点を狙いたい人は樹里センター
点数が若干下がってもフェスマスターの再現性を高めたい人は凛世センター
を選ぶと良いと思います。
また、非常に大きな相違点として、樹里センターは【花は】杜野凛世4凸必須、凛世センターは無凸から運用可能という点が挙げられます。
お財布に優しい、すり抜けや闇鍋からポロッと引いた際に初めやすいのは、圧倒的に凛世センターです。
因みにPL適正は樹里センターの方が高いですが、Leと脇の札6枚が大吉とグロウリーなので、どんぐりの背比べです。
5. 編成比較(VoMV樹里とジンジャー)
凛世センターのバリエーションとして、Vo担当を【とびっきりジンジャー】西城樹里にするという編成が考えられます。
編成の詳細は「1. はじめに」の末尾に貼った安堵さんの記事を参照してください。
5-1. 火力について
ジンジャーは全体札としては上位の3倍/4.5倍を持つため、初手火力に優れます。
ただし、ただでさえVoが多い環境下でVoを進めすぎてしまうという点には留意しなければなりません。
更に、不一致に縦に出せる火力としてはMV樹里の3.5倍/5倍を下回ります。
5-2. 札の取り回しについて
MV樹里の場合、初手以外で打つのは非常に弱い動きです。
対してジンジャーの場合、脇のオルター!を初手で打ってから2,3T目で打つ動きを含みに持てます。
5-3. 使用率について
2023年夏現在、ジンジャーは使用率1,500点で安定しています。
そのため、Leをゲージ目当てで日刊にしても、最大の6,000点を確保できます。
5-4. パッシブについて
Voジンジャー型の動きは
ジンジャー→オルター!→グロウリー
ジンジャー→大吉→オルター!
どちらの場合も履歴は4つしか埋まりません。
つまり、凛世の虹パッシブが鳴きません。
ジンジャー型はオルターの分パッシブが厚いですが、虹パッシブは200%≒2枠分相当なので、流石に目に見えて差があります。
5-5. 興味操作札について
2023年夏現在の長距離ルールは、「興味値が高く興味アップに乗らないとフェスマが取れないが、対面火力が高すぎて抑えないとTAが残らない」というなかなか難しい環境です。
結果、複数重なれば興味0.1倍→反転解除後に2倍以上となる大吉は、依然として高い価値があります。興味無視は止められませんが…
かつ、大吉で止まりすぎてしまった場合や、対面が偏って進まなかった不一致のケアがお手軽にできるグロウリーの価値も同様に高いです。
現行の環境において、大吉・グロウリーの両刀を最も上手く使いこなせる編成は、Voの中では放クラが筆頭です。次いでアルストですかね。
このせっかくの利点を活かすという意味でも、大吉・グロウリーどちらか一方しか選べないジンジャー型は、息苦しいように思います。
5-6. この章のまとめ
総合火力に優れるのはジンジャー型だが、不一致凹みへの対応力が高いのはMV樹里型
札の取り回しがしやすいのはジンジャー型
使用率を盛りやすいのはジンジャー型
パッシブに優れるのはMV樹里型
興味操作に優れるのはMV樹里型
ジンジャー型にも固有の強みがあり、特にVo凹みルールでVoの少ない対面を引いた場合などは、強く立ち回れそうな印象があります。
ただし、汎用的に強い(フェスマスターの再現性が高い)のは、MV樹里型かなという印象です。
6. おわりに
4T〆型のVo放クラを組んでみた感想としては、大吉グロウリー最強。結局これに尽きます。
個人的な話になってしまいますが、ここ数ヶ月、自分は長距離ルールでは霧子センターのVoアンティーカを出していました。
思い出追撃8倍は確かに強力なのですが、大吉とグロウリーを編成に組み込むことが難しく、火力は十分に出ているのにTAがない・がっちりが取れないという盤面が多く、悩んでいました。
そこで今回、大吉グロウリー型のVo放クラを組んでみようとなったわけですが、せっかくなら他人と違う編成が何か組めないかなぁと考えた結果、凛世センターという亜種に行きつきました。
使ってみた結果、樹里センターと同等の火力を持ちながら、札の取り回しのしやすさという樹里センターと異なる強みを持った編成にできたと感じているので、満足です。
一番気に入っている点は、本文内にも何度か書きましたが、フェスマの再現性の高さですね。
Plusと使用率の点で高得点は出しづらいものの、手札事故・ゲージ事故が(Vo放クラにしては)少ない安定した編成なので、よくフェスマが出ます。1日1回フェスマ健康法。
記事の内容としては以上になります。
特に、トワコレ凛世引いたけど4凸できてないからなぁ…という理由でVo放クラを諦めていた方に、参考にしていただけましたら幸いです。
ご意見、ご質問などありましたら、X(@_th3ta)までお寄せください。
また、SHINY CORDというDiscord鯖のグレフェス関連用チャンネルに時折出没しますので、そちらでのご意見、ご質問も歓迎いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。