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食べ放題!イチゴを自生させるまで

今回はイチゴが自生し、毎年、季節には食べ切れないほど採れるようになるまでの道のりをお伝えします。イチゴも無農薬、無肥料、ほぼ放任で育てています。マルチ(地面を覆うシート)無しで、イチゴを腐らせずに収穫できる裏技も紹介します。

イチゴ栽培について

イチゴは一般的に手間の掛かる野菜(果物)です。鳥に食べられ、ナメクジにも食害されます。実が赤くなる時に地面に接していると腐るので、家庭菜園の本ではマルチ(地面を覆うシート)を使って育てたり、プランターで育てることを勧めるものが多いです。私もはじめはプランターで育てました。現在は次の写真のように畑に自生し、最低限の手間だけで育てています。

2020_畑の縁で生い茂る

食べ放題までの道のり

2015年に畑で本格的に育てようと思い立ち、次の写真のように子株を作りました。いちごはランナーと呼ばれる茎が伸び、その先に子株がつきます。

2015_7_はじめはプランターで、ランナーを伸ばし

秋に子株を畑に植え付けました。その当時は畑の真ん中を使っていました。

2015_10_畑の中に植え付けました

しっかり育ち、翌2016年春、けっこう多くの実が成りました。この頃はマルチ代わりに、芝刈りした芝や、抜いた雑草を敷いていました。

2016_5_しっかり育って実が成りました

イチゴは生育が旺盛で夏場に生い茂ります。撮影した角度が違いますが、上の写真のイチゴが、やがて下のようになりました。

2016_夏_生い茂って場所を取るようになり

放っておくと伸び続けて場所を取ります。美味しいイチゴが食べられるのに、実らない時期には、ちょっと邪魔だなと思っていました。人間って身勝手ですね・・・私だけでしょうか?(笑)

そこで2017年に畑の縁に移動させました。若い株をスコップで掘り、植え付けました。

2017_畑の縁に移動させ

適当に掘って移動させただけという方が正しい表現ですが、しっかり根付きました。

2018_4_しっかり根付き

2018年の春にバッチリ収穫できました。かなり大きな実を付けた時には驚きました。

2018_5_バッチリ収穫できるようになりました

その後、四季成りイチゴの株を追加で買い、それも畑の縁に植えました。そのため今では何の品種が実っているか判りません(笑
2019年は収量が増え、5月後半に毎日ボール1~2杯採れるようになりました。

2019年は食べきれないほど採れました

たっぷり採れたのでジャムも作りました。

2019_いちごジャム

マルチなしで腐らせない裏技

地面に接しているイチゴは、色付いた頃に、たいてい腐っています。それを防ぐには、次の写真のように色付く前に葉っぱの上に載せておきましょう

2018_実が地面に着かないようにする工夫

イチゴが付いている茎を動かして大丈夫です。その茎はひねっても問題ありません。葉っぱに載せにくいイチゴは、くるっとひねって向きを変えるなどし、地面に着かないようにしてもOKです。

鳥害はネットで防ぎましょう

赤くなったイチゴを鳥が狙います。私の畑では主にカラスに食害されます。対策として、イチゴが色付く季節に、苗全体にネットを被せます。

ナメクジや虫の害は、無農薬で安定した畑なら、あまり発生しません。ただし野菜の洗い場(屋外の水道)の近くにイチゴを植えた時、ナメクジにかなり食害された苦い経験があります。じめじめした場所で育ててない方が無難です。

その後も実っています

2020年もバッチリ採れました。畑の中に伸びていく子株は他の作物の邪魔になるので、それを抜いて捨て、畑の縁だけで育て続けています。

2020年もバッチリ

2021年も採れましたが、2018~2020年より収量が減りました。2021年は本職がとても忙しかったので、赤くなる時に葉の上に載せることを怠り、その影響もありますが、同じ場所で育て続けているからかもしれません。今年(2022年)も収量が減るなら別の場所に植え替えようと思います。今後の状況も、追々、お伝えします。

おまけ

この写真は本日(2022.1.7)の様子。昨日積もった雪を払って撮影しました。冬場は葉っぱが赤くなり、半分枯れたようになりますが、春になるとちゃんと生育を始めます。

2022_1_雪の下で

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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