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無農薬でジャガイモを育てませんか?

みなさん、こんにちは、家庭菜園研究家の廣瀬です。無農薬、無肥料で色々な野菜を育てています。

今回はジャガイモの育て方を紹介します。ジャガイモは、肉じゃが、カレーやシチュー、ジャガイモサラダなど、色々と使い道がありますよね。シンプルに素揚げしたり、茹でるか蒸かして、じゃがバターも美味しいです。自分で作った野菜の味は格別です!

無農薬、無肥料で育てやすい野菜

無農薬、無肥料で育てやすい野菜に、ジャガイモ、ダイコン、カボチャ、ゴーヤ(ニガウリ)、ニラ、ラッキョウなどがあります。ジャガイモとダイコンはそれほど大きな面積を必要とせず、初心者が育てやすい野菜です。今回はジャガイモの記事ですが、他の野菜も順に育て方を紹介します。

ジャガイモを育てる時期

ジャガイモは2~3月に植え付けて初夏に収穫する作付けと、夏に植え付けて晩秋から初冬に収穫する作付けがあります。温暖な地方では来月(2月)早々に植え付けることでしょう。私は栃木県南部で菜園をしており、3月頭に種芋を植え付けます。

ジャガイモの育て方

種芋を用意します。1月後半からホームセンターなどで売られています。私は保存しておいた小さなイモを使うのと、時々、種芋を買い足します。大きな種芋なら2つか3つに切って使います。切るなら、切ったそれぞれに、芽が出る”くぼみ”が入るようにします。切った時は2、3日干して、切り口を乾かすと安心です。私の経験では乾かさなくても大丈夫ですが、乾かさないと一部の種芋が腐り、芽が出ない可能性あり、という感じです。

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この写真左は、前年に採ったイモの中で小さなものを段ボール箱に入れて一冬保存した状態です。だいぶ芽が伸びていますが、これで問題なく種芋にできます。植え付け前に芽は取ってしまいます。

地面に溝を掘り、30cm程度の間隔で植え付けます。

植え付け

土を被せます。私の住む所は4月に遅霜があるので、やや深め(12~13cmくらい)に埋めますが、あまり難しいことは考えず、深さを測ることもせず、目分量で適当に土を被せる感じです(笑

温暖な地方なら10cm未満で植え付けるのかな?と思います。

土を被せます

1カ月ほどで芽が出ます。遅霜に当たると枯れることがありますが、心配は要りません。再び新しい芽が出てきます。生育は遅くなりますが、収穫できないことはないので、心配せずに見守りましょう。

芽が出る

ある程度、芽が伸びた時点で、同じ所から何本も芽が出ているなら、小さな芽を引っ張って抜き、丈夫な芽を2、3本だけにします。これを芽欠きといいます。種芋を抜いてしまわないように、地面を抑え、不要な芽を横方向に引っ張りましょう
私は小さな種芋を使うことが多く、そのため芽の数は少なく、芽かきはあまりしません。

土寄せしよう

私はどの作物も手間を掛けずに省力化して作りますが、ジャガイモの土寄せはします。ある程度、成長したら、次の写真のようにジャガイモの茎を囲うように土を盛りましょう。

土寄せ

土寄せすることで、収量が増えるのと、地面にジャガイモが露出して青くなってしまうのを防げます

収穫の仕方

春植えの作付けなら、十分、生い茂った時点で収穫できます。私はたいてい、葉っぱが枯れ始めるまで待って掘り起こします。

枯れているならスコップで掘り上げます。茂っている状態なら、イモの下の方にスコップを入れてから株ごと引き抜きます。

収穫1

収穫2

ジャガイモは成功すると、たくさん収穫できます。収穫は晴れた日に行います。半日程度、畑にジャガイモを広げて乾かし、土付きのまま段ボール箱などに入れて保存します。箱は雨水と日の当たらない場所に置いて、太陽の光が差し込まないように、新聞紙や厚手の布を被せておきましょう。車庫があるなら、そのようなところが保存に適しています。

ジャガイモ成功

おまけ

これまで採れた中で最も変わった形をしたジャガイモの写真。おかしな形の野菜ができて驚くことも家庭菜園の楽しみの1つです。

もっとも変な形

ジャガイモは、その土地に合う品種なら自生します。私の畑にも自生するジャガイモがあり、それは別の機会に紹介します。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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