「スプラトゥーン×データ分析」に関する研究発表をゼミ内で行いました！

こんにちは！舘野ゼミ1期生のちなつです。

現在舘野ゼミの3年生は自分の興味関心のあることについて個人研究を進めています。

その中で私は「スプラトゥーン×データ分析」をテーマとして個人研究をしており、それについて現時点での研究報告をゼミ生に向けてさせていただきました。なので、今回はそれについて記事にしたいと思います。

この研究に至った経緯

まず私がなぜデータ分析に興味を持ったのか、なぜこのような研究をしようと思ったのかについてお話します。

元々私は高校時代から、自分の興味のあることの1つが「データ分析」でした。そして大学に入ってから「ビジネスリテラシー」という統計学の授業を受講したり、データ分析を専門として博報堂で働かれている立教経営OBの柴田さんのお話を伺ったりしているうちに、よりデータ分析に対する関心が高まりました。

それからは、自分でもデータ分析に関する書籍を買い、それに付録として付いていた「統計ソフトRの使い方」を読みながら見よう見まねで統計ソフトをいじったりもしました。

そうしながらゼミ活動も並行しているうちに、自分の趣味である「ゲーム」と関連付けてデータ分析を勉強すれば、より楽しく学べるのではないかと思うようになったのです。

そこで、自分もプレイしていてデータも取りやすいスプラトゥーン2のプレイデータを使ってデータ分析をするという、現在の研究テーマに至りました。

研究の内容

今回は「スプラトゥーン２のガチアサリとガチエリアにおける勝利に貢献する要因」について、SPSSを使って二項ロジスティック回帰分析を行いました。
データ分析のお試しということで今回は分母が200しかないため参考程度にはなりますが、具体的に分析で分かったことは以下の通りです。

・アシスト数が1増えると
　勝率が1.32倍（ガチアサリ）または1.71倍（ガチエリア）
・キル数が1増えると
　勝率が1.15倍（ガチアサリ）または1.34倍（ガチエリア）
・塗りポイントが100増えると勝率が1.12倍（ガチアサリ）
・デス数が1増えると
　勝率が0.79倍（ガチアサリ）または0.64倍（ガチエリア）
・射程が1増えると勝率が0.69倍（ガチエリア）
・スペシャル数が1増えると勝率が0.61倍（ガチアサリ）

キルやアシストの数によって前線が上がったり下がったりするので勝率に関係するのは予想していましたが、キルよりもアシストの方が勝利に貢献するという意外な結果でした！
おそらく、それだけ仲間との連携がスプラトゥーンにおいては大事なのでしょう。

また、ガチアサリのルールには、自分のチームのインクが塗られている範囲において湧いてきたアサリがマップで確認できることや、負けているチームはスペシャルゲージが溜まりやすいことがあります。
なので、そういったルールも塗りポイントやスペシャル数が要因となっていることと大きく関係しているのではないでしょうか。

先ほども述べた通り、今回は母数が少ないのでデータ数が増えたらまた違う結果が得られるかもしれません。
今後、もう少しデータ数を増やすと結果が安定してくると思います！

今後やりたい研究

データ分析についてはあまりよくわからない状態でしたが、舘野先生や木村充さんのお力添えをいただき、とりあえず一度データ分析を行ってみることができました！ご協力いただき本当にありがとうございました。

また、今回は勝利に貢献する一般的な要因を調べましたが、スプラトゥーン仲間にデータをもらって1人1人のプレイスタイルに合った勝利に繋がる要因を分析したいと思っています。
その分析結果を「こうすれば勝率がさらに上がるのではないか」といったフィードバックとして返すことで、スプラトゥーン仲間を強くしていきたい（自分のデータも分析して強くなりたい）です！

そして、今回は大好きなゲームと掛け合わせてデータ分析をしてみましたが、コーチングにも興味があるのでそれと掛け合わせた研究もしてみたいですし、テキストマイニングもやってみたいなと考えています。

このように、今回の分析ではわからなかったことや、他に分析してみたいこともたくさんあるので、これからもどんどん学びながら色んな分析に挑戦してみたいと思っております！

読んでいただきありがとうございました！