シニアという宝①〜高齢者雇用安定法
おはようございます。
昨日、ギャルを企業の会議に送り込み、日本の企業文化を変えようと起業した社長(もちろんギャル)と会い、そのビジネスセンスに日本の未来を確信しました武内和久です(^^)
高齢者雇用安定法……タイトルからして、かなり堅苦しい感じがしますが
私は、「高齢者が活躍する北九州、毎日年を重ねることが誇らしい北九州を!」と、常々、考えています。
まず、私は、厚生労働省で働いている時代、まさにこの法律を改正するチームにいたことがあります。
この法律で目指しているのは、高齢者の方々が安心して生活出来るようにするための働く機会を作ろうという仕組みづくりです。
法律ですから、日本国内にいる方々全体のために考えて、『穴』がないようにと考えを尽くしていました。
それはそれで必要な考え方だと思いますが、一方で、
『穴』のない法律なんて作ることは不可能です。
多様性を認める時代と最近はよく言われますが、人種や性別のようなカテゴライズ化出来るものだけでなく
隣人との違いもまた多様性の一種だと思うのです。
北九州は、日本の中でも断トツに高齢化が進んだ大都市です。それは、高度経済成長の時代に日本を支えてくれた方が多いからでしょう。
だからこそ、私は、そうした方々が人生の「秋」を充実して暮らせる街にするためのことを考え、色々と方の意見を伺わせていただいています。
言葉の選び方が難しいのですが、同じ高齢者の方々であっても、余裕のある方、苦しい方、男性と女性、望む老後の姿など、千差万別です。
全員の望む形にするのは、とてつもない難題でしょうが、だからこそ挑戦したいのです。
そのためには、高齢者の方々にも考え方を変えてもらったり、協力してもらったりしないといけないこともあると思います。
なんだかくたびれて、残りの時間をしぼむように過ごして死を待つような世の中では愉しくないから、私は挑戦を続けます。
社会への問題定義をして、パソコンの前で、ああだこうだと語るのではなく、私は街に出て語り、出会うことが好きで、そうやってきました。
そうしたことを通じて上っ面の言葉でなく、私は高年齢者の方々は、『宝』だと思っています。
生きてきた経験、職業上の技術、子供たちへの考えなど、これらをオープンにシェア出来る北九州になることはなんと贅沢なことでしょうか。
さて、いつまでも「高齢者」という言葉を私たちは使うべきなのでしょうか?
実年齢で区切る世の中ではなくなってきていると思います。
あらゆる境界をなくしていきたい。
それぞれのペースと価値観、そして「選択肢」をどう用意できるか。
私の思考の根底は、そこにあるのです。
(つづく)
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