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北九州未来会議プラス レポート②

おはようございます。
土曜日は昼も夜も焼肉店に行き、ますます肉食でおります武内和久です。

前回の記事(レポート①)はこちら

より生の声を聞きたい、届けたいという想いから、『北九州未来会議 プラス』をスタートしました。
比較的小さな会場、少人数で行うイベントです。規模の大きさでなく、体温の感じられるものもやりたくてスタートしました。
第一回目のゲストは、写真家の木寺 一路 さん、日本舞踊家の 花柳 多智雛さんです。
テーマは、「アート」。アートについて門外漢である私にとって、緊張から始まった夜でしたが、やはり得るものばかりでした。
その一端を皆様にお伝え出来ればと思います。
(内容が多岐に渡り、ヒントに満ちているので、数回に分けるかもです)

まず、私はおふたりに尋ねました。
「おふたりにとって、アートとは何ですか?」
木寺さん「それぞれの解釈があっていいと思いますが、日常の中で人を幸せに出来るものであればいいなと思います」
多智雛さん「私がやっているのは、日本舞踊ですから、伝統芸能であり、一般的なアートという括りには入らないかもしれませんが、表現するという意味では同じだと思います」
いきなり、異なる方向性の答が出てきて、一気に会場の熱量が上昇したように感じました。

そこで、まず、木寺さん、写真を通して、人間の内面に迫ることについてお聞きしました。木寺さんが言うには、「人は皆、平等に素晴らしい。それを見て、僕も感動しているし、写真で撮られたような一瞬が連綿と続き、それに感謝出来るような毎日であればいいと思うし、そのお手伝いが出来たら、自分にとってのアートです。アートって、遠くにあるようで、みんなアートで、毎日がアートだと思います」と、おっしゃってくれました。

一方で多智雛さんは、「日本舞踊のような伝統芸能は、継承していくという役割があります。古来より受け継がれてきた文化を未来に繋ぐことが大切です。そのために、【型】というものがあって、それを学ぶのです。そうすると、大切にされてきたものを感じたり、ある種の責任のようなものに気付くこともあります。だけど、新しいものを否定しているわけではなくて、新しいものを取り入れていくことによって、継承出来るというのも大切なポイントです」

おふたりの話を聞きながら、私の右脳はフル回転です。木寺さんは、【日常】について、多智雛さんは【非日常】にも踏み込んだ内容だったからです。
ただ、お二人ともに共通しているのは、その視点が『未来』にあることに気付きました。

未来に向けたヒントに満ちていて、また、物事を否定せずピュアな気持ちで毎日を生きてらっしゃることをストレートに言ってくださいます。

「否定する」ことと、「疑問に思う」ことは、似て非なることだと思っています。
否定するのは簡単です。そこで終わってしまうからです。
一方で、「疑問に思う」ことから始まるのが、発見や解決です。

木寺さんも多智雛さんには、沢山のファンの方がいらっしゃいます。
それはきっと、周りの幸せにする行動を日々挑戦しているからでしょう。
発見や解決の積み重ねへのアンテナが高感度なのでしょうね。
そういった意味でも、私もそこみ学び、一員となっていきたいとあらためて、心に刻んだ夜でした。

アートとは何か?
答は出ていませんが、それを考え続けさせてしまうのが、アートの魅力なのでしょうね。
北九州の魅力を最大限に引き出すのは、アートの魔法のようなかもしれません。
(次回につづく)

次回の記事(レポート③)はこちら


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