なにもかも、中途半端に持ちすぎた。自分ってなんだの旅。
容姿も、頭も、絵を描くのも、音楽も、家族のことも、収入も、プライドも。
何もかも、平均以下のことには目を背けて、
平均か、それ以上のことだけに自信を持っちゃって。
だからいつもどこか誰かを、きっとバカにしてる。ごめん、してる。
だって「自分のほうが」と思ってしまうのだもの。
なんでそんな程度で、そう思えるの、とか思ってる。普通に。
でもその分、自分も誰かからしたらそう思われてんだろな、って思ってもいる。
上には上が常にいるから。
今のところ自分が下になるようなことからは目を背けてるので、常に結構強気でいるけど。
全部全部中途半端に持ちすぎた。何もかも、中途半端にうまく出来てるから、いつも一番になれない。
総合優勝はできても、部門の絶対王者、にはなれない。
何についても代わりがいると思う。
自分でどうにかできることは、できる範囲は努力もすることはある。
容姿のこととか。太りたくないし、老けたくないし。汚くなりたくないし。
でも勉強とかはしないんだよな、大人になってからは、仕事の進め方のうまさとか、地頭だけで比べちゃうから。
努力しても優越感に浸りがいがないから努力しないんだと思う。
コミュニケーション取るのも中途半端に上手くやれてるから友達も中途半端に多くて、誰かに合わせて何かしていて。
そのおかげで色んな場所やものに触れられるけど、一方自分の時間ってどんどん減ってる気もしていて。
そういえば小学生高学年の時、なぜかすごく気弱で少し学校に行かなくなってしまっていた女の子にすごく好かれてたな。
誕生日会とか開いてくれてた。彼女の家で。
あれも、なんだったんだろうな。
その別でその子が学校行かなくなった原因の子達とも、ある程度仲良かった気がする。
嫌なやつだよな、ほんとに。
でも誰にも嫌われなくていいなら嫌われたくないよ。
その時々誰も嫌な思いしないなら、その場その場で適当にやり過ごせばいいよ、って思ってたんだろなその頃から。
今もそう。
自分ってなんだ?
とか、30歳になって考えたくなるけど、思いつかない。
高校や大学の時の本当に自由奔放に、自我が強かったあのころを思い出しそうになるけど、
小学生の頃の私がそんな適当な人間関係やってたのを考えると、「あのころ」にも自我がとにかくなかったような気もしてくる。
私って本当に、減点されるところが少ないんですよ。自分で言うけど。
加点はされないかもしれないけど、失敗のない人生というか。
失敗した方がいいんだろうけど、失敗しちゃったら立ち直れない気がする。
こんなになあなあでいいのか。
何者かにずっとなりたいなんて、ださすぎる。
でもまだまだ何者かになりたくてもがいてる。
あれもこれも、好きだし、あの人ともこの人ともうまくやりたい。それじゃだめかな。
そんな生き方ってありますかね。
自分ってなんだ?の旅はつづく。まだまだ。