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オープン社内報をしっかり始めた方法

どうも、BIGHIGHです!イベント会社の好感日記から、弊社の取組としてnoteをはじめましたが、しずおかの"水曜日担当"とりあえず、自己紹介の記事にもありましたが、メンバーにとっては唐突に始まった感があったようです。noteなのであえて記事で概要を発信してみたのですが、伝わらないことも多かったようで…

それぞれの年齢や社歴、スキルなんかもバラバラだということや、記事だけでは伝わりづらい経緯や想いもあり、メンバーに余計な戸惑いを与えてしまい、モチベーションや記事の方向性にもズレが生まれてきてしまっていました。

いやあ、ほかの企業へ新しいことを提案するのにはしっかりと資料を作って説明するのに、大事にすべき社内についてはそれを怠っていたこと、反省しました。通常の企画書のように、わかりやすく丁寧に伝えるための資料をつくり説明することにしました。そして、これはその時メンバーに伝えたことを振り返ってもらうための備忘録でもあります。

伝えるための資料「意思表示をタイトルとしてつけてみた」

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タイトルは「わたしたちがつくる、わたしたちのnoteにするために」というものにしました。noteはオウンドメディア。会社で立ち上げたものではありますが、作りあげていくのはメンバー個人個人。「わたしたちの」を繰り返すことで、切り離された会社ではなく、自分のものという意識をもってもらえればいいなと思いました。

そして、スキやビュー数を追い求めるのではなくわたしたちのスピードでわたしたちらしくつくっていければいいなという思いも込めました。…てか、何度も繰り返した「わたしたち」ここまでで何回でてきたかな?

伝えるための資料「問題提起して共有してみた」

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…答えは8回でした。
さて、まず最初は、一方的に話はじめるのではなく、みんなが感じる会社の問題をヒアリングすることにしました。これは、noteを書くことがみんなが感じる会社の問題に対しての解決の糸口となるのでは、という私の思いを共有したかったからです。…というのもありますが、妻のアドバイスがでかかった。

突拍子のない問題がでてきたらどうしようと思いましたが、むしろ、noteをきっかけにみんなが感じていることを聞くことができてよかったです。みんなの問題意識を聴いたところで、noteを始めるに至ったワタシの問題意識を話しました。それが…

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「働き方改革実現」です。
2019年4月より順次施行されている働き方改革関連法。
イベントの制作会社も繁忙期は土日や夜遅くまで働くことも多く、働く環境は一般的にいえば良くはありませんでした。今までは、業界的に仕方ない…なんてあきらめる先人も多かったですが、法律的にもそういってられなくなりました。うちみたいな中小企業のなかでは、問題となっているところも多いのではないでしょうか?

自身が、大学で働く人をテーマにしたゼミに入っていてそのテーマで論文を書いたことや、かつてテレビの制作会社にいて、身体が壊れるくらいに働いたこともあったので…心の健康を保つためにも働き方については、ずっと考えている問題でした。

でもこれって、ただ労働環境を改善しようというマイナスをゼロにする話

ではなく、

プラスにしようって話なんです。

厚生労働省が発信している働き方改革実現に向けてあげられている二つの課題は、

①投資やイノベーションによる生産性向上
②就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ること

改革は、より生産性やモチベーションがあがり、能力が存分に発揮できる環境があってこそ実現するもの。でもそれってそこで働く人も同じ課題意識をもっていないと、いけないのかなと思っています。会社(法人)が人だとしたら、そこで働く人は血液。同じ意識で機能しないと、会社が死んでしまいます。

で、①②のために、うちがまず取り組まなければならない課題を具体的にあげると…

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テクノロジーの力を利用した効率化よりももっと根本的な、基本的な問題。人財が定着しないことを「ひとについての課題」としました。ひとが定着したいかないと、業務効率化されず、自分たちが楽にならない!

少し話が飛びますが…大好きな本「嫌われる勇気」のアドラー心理学のなかで好きな考えかたのに、

原因論ではなく目的論
課題の分離


というものがあります。人のことは仕方がない。その原因をいくら探っても、その人がやめたかやめなかったか、その結論はその人しか決めれなかったこと。大切なのは、課題が自分にあって、自分が原因ではなく目的のためにどうするかだということです。

だから、「ひとについての課題」は定着しないことではなく、自身の仕事が楽(効率化)になっていかないことだと思います。アドラーについては、この人が上手に説明してくれているので、ぜひ入学してみてください。端的で超わかりやすい。けど、本も哲人と青年のやりとりが面白いのでぜひ!(うちの会社には本が置いてあります!)

話が逸れてしまいましたが…

「しかたについての課題」も同じです。今までの弊社の仕事の仕方「それぞれがイベントの職人であること」というモットーがあり、いままではうまく機能していました。一方、スキルや必要な知識の差や、見えない部分を生んでしまったりの、悪い面もありました。これも、働き方改革という目的から考えると、今までよかったことと、今後がよいかは別の問題で、この「しかたについての課題」もしっかり提起しておきたかったのです。

伝えるための資料「noteである理由を、期待する効果とともにしっかり説明した」

そして、この弊社の2つの課題を解決するキッカケのためになぜnoteを選んだのか?

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noteのタグライン「つくる、つながる、とどける」に合わせて3つのメリットを伝えました。この3つを伝えたうえで、noteをつかってどう弊社の課題にアクセスするかを明示してみました。

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職場やそこで働く私達のイメージがよくなること、それがわたしたちの働く環境をよくすることにつながるんだ!とわたしは信じています。

伝えるための資料「しごとでお願いする、その理由と定義を説明してみた」

ヘッダー選手権や、これからみんなで行う取り組みも、やるほうもするほうも一見面倒かもしれませんが、それはかならず、あなたとみんなのためになる!とわたしは信じています。だからボランティアではなく、「しごと」としてお願いしたかったという思いを伝えました。そして「しごと」としてお願いするといっても、あまり堅苦しくなってほしくないという思いがあったので、「しごと」の定義を説明しました。

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いまわたしが書いているような堅苦しい発信は、自分がやればいいと思っていました。メンバーのみんながイキイキ楽しんでもらえるよう、内容については基本的に自由にしました!でも、すでに締め切りを越えてしまったり、相応しくない表現などもあったので、その部分は仕事としてしっかりするように定義しました。

伝えるための資料「記事を書くときに心に留めてほしいことをキャッチコピーにしてみた」

ただ、みんなの意識がばらばらにならないように、記事を書くということに関しての基本指針は決めることにしました。指針が心に刻みやすくなるように、キャッチコピーを考えて発表しました。

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ほぼ自己満足の資料ですが。笑
noteは弊社の広報メディアと位置づけましたが、メディアとしてしっかり使っていきましょう…ということですね。具体的には…

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①価値をつくること。自分たちは影響力のあるタレントじゃないから、単純な私生活の切り売りや、単純な報告は価値になりづらいと思います。実際に誰のどんな価値になるかということではなく、新しい価値をつくろうと意識をもつことが重要なんだと思います。

②何かに、誰かに、つなげること。価値をつくるだけでなく、それをつなげようとする意識をもつこと。スキやフォローは自由としました。

とどける気持ちを持とうということ。自分で実際に記事をかいていても、言い回しでちょっと上から目線に感じになってしまったり、なんだか偉そうになってしまうことが自分にもあるので…笑
届けたい人を具体的にイメージして、結構修正してます。笑
プレゼントを届けるような気持ちを持ってほしいなと思いました。

伝えるための資料「少しずつ意識をシフトしながらやることが分かるようにスケジュールを作ってみた」

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基本指針を話したあと、メンバーのスケジュールを伝えました。これはともにnote担当をしているしずおかが作成してくれたものです。これもキャッチコピーに合わせてつくってくれたところにセンスを感じます。noteは基本的に1年。時間をかけて、ゆっくりと、メンバーのみんなに少しづつ根付いていって、みんなにとっていい取り組みになったらいいなと思います。

伝えるための資料「ルールはしっかり明文化してみた」

細かいルールについては、実は後日整理しました。最初に想いや目的をしっかり伝えてみんなに理解いただいたあとに、進めたかったからです。参考までに掲載しておきますね。

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noteをはじめてよかった!

今回はスキやビュー数にはこだわらないという前提があるため、noteのユーザー分析や動向などには一切ふれませんでした。

なぜnoteなのか?
なんのためにやるのか?
なんの意味があるのか?
どうすればいいのか?

本来は最初に、時間をかけて、伝えなければいけなかったことは、想いと大きな目的でした。

でも、始め方さえ間違わなければ、このnoteの取組は、大変だけれど、楽しく有意義なものになっていくと確信しつつあります。

うちの会社やグループでも始めたいから資料がほしい!なんて方がもしいらっしゃったら是非コメントください。カスタマイズできるデータお渡しいたします!

手作りでありますが、売上減少にあがくイベント制作会社スウィングマンとそのメンバーを何卒よろしくお願いいたします!

最後に…もし記事を書くならこれすごく参考になりますよ!必見!!
(BIGHIGH)


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