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私が2020年に鑑賞した映画のあらすじ・感想まとめ記事

閲覧ありがとうございます!_sumomoと申します!

2020年に鑑賞した映画をまとめてみました〜!絶対に書き漏れている作品がある気がするが思い出せない。無念。

自分用の忘備録といったところがメインの目的ですが、できるだけネタバレなしで書いているつもりなので、今後の作品選びの参考に、また、感想共有体験に役立てていただければ幸いです。


アルファベット順⇨あいうえお順にしています。

ちなみにミステリー系が好きな私のおすすめ三作品は「予告犯」、「Knives Out」、「祈りの幕が下りる時」です。もちろんそれ以外もいい作品ばかりでした〜☺️


About a Boy (アバウト・ア・ボーイ) (2002)

亡き父の印税で悠々自適なニートライフを送る38歳独身のウィル(ヒュー・グラント)は、シシングルファザーを偽ってシングルペアレンツの集会に参加し、そこで出会った女性・スージーとのデートを取り付ける。彼女はデートにシングルマザー仲間の息子・マーカス(ニコラス・ホルト)を連れてくる。彼の母は精神不安定の少し奇妙な人物で、実はこのせいでマーカスは学校でいじめられているのだった。この出会いをきっかけに、精神未成熟なウィルと悩み多き中学生マーカスがどうそれぞれの人生に意味を見出していくのか。といったストーリーです。

軽快なテンポが心地よいコメディー映画であり、人生の張り合いについても考えさせてくれるヒューマン映画でもあるといった印象でした。ウィルのように一人で好きなように暮らすのは、自分のリズムを崩されることもないし面倒も少ない。彼が(やや)過干渉なマーカスと出会ってからそうであったように、誰かと関わる人生はリズムも思うようにいかず、面倒だって多い。でも、それから豊かになったウィルの表情も語っているけれど、きっとその方が人生には張り合いが出るし、潤いがもたらされる。あったかいメッセージの映画だなと感じました。クリスマス前にぴったりかもしれない。

こんな出来事の後でも、きっとウィルは人と正面向いた関係性を積極的には作りにいかない気がする。でも、人生に誰か(恋人でなくても)を招待することがどういうことなのか分かったのってきっと彼にとって財産なんだろうなぁ。

エンディングの台詞、映画のエッセンスがよく表されていて大好きでした。


Catch Me If You Can (キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン)(2002)

無免許ながらパイロットや医師、弁護士等に身分を偽り、ついには世界各地で小切手偽装事件を起こした、実際に存在した天才詐欺師のアバグネイル(レオナルド・ディカプリオ)をモデルにした映画。彼を追うFBI捜査官・カールをトム・ハンクスが演じる。

立派な犯罪者ではあるんだけど、その家庭背景やまだ精神未熟であるところを考えるとどうしてか憎めない。あれだけすごいことを次々達成したのに、アバグネイルの心が満たされないのも、どれだけお金を持っても不安なのも、きっと幼い時の家庭崩壊が原因。彼女やカールとの関係を通して、それよりも大切なことに気づいていく過程もスムーズで良かったです。お金で買えないものもあるっていう超王道の教えでもある。映画のトーンも明るくてどこか軽やかで、クリスマスにアバグネイルがカールに電話してきてしまうシーンではほっこりしてしまいました。アバグネイルの周到な逃避劇にスカッとできると同時に、アバグネイルとカールの奇妙の人間関係を堪能できるヒューマン作品でもあります。

アバグネイルが実在の人物だというから驚きだし、最終的に自分の蓄えた知識を技術を犯罪防止に役立てる方向転換をするんだからもっと驚き。海外の柔軟性が垣間見えて興味深かった。閉じ込めておくよりも、技術者からは知識を教示してもらったほうが将来的に絶対いいもんね。罰則が形骸化していないあたり、ナイスだなぁと思いました。


Knives Out (ナイブズ・アウト)(2019)

超裕福な犯罪小説家・ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)は、85歳の誕生日を家族らに祝ってもらった翌日に遺体で発見される。そこに駆けつける警部補と凄腕探偵のブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)。ある人物から依頼を受けた彼が、ハーランの死と一家の絡まった謎の真実を解き明かしていくというスピード感のあるミステリー映画です。

複雑な人間関係、誰が何をどう仕組んだのか最後までハラハラする展開、そしてアメリカ社会において重要な議論の一つである移民問題への言及の3点が揃っていました。要するに私の好みでした。スピード感があって、騙し合いが面白くて、夢中になって鑑賞しました。嘘をつくと必ず嘔吐してしまうというハーランの看護師の設定も、特に真犯人を追い詰める最後のシーンでよく活かされていて感心していました。移民問題についても、決してミステリー映画を見ているという感覚から引き剥がされるほどの政治的意図は感じず、しかし、当該人たちにとっていかに大きな影響を与えているかがちょうどいいバランスで描かれていた。すごい。


My Intern (マイ・インターン)(2015)

ファッションブランドの若手社長として働くジュールズ・オースティン(アン・ハサウェイ)の会社にシニアインターンとして訪れた70歳のベン・ウィテカー(ロバート・デ・ニーロ)。年齢も性別も違う2人が関係性を築いていく、心温まる映画です。

母のお気に入り映画ということで紹介してもらいました。ベンのおおらかでチャーミングなキャラクターに一気に惹かれ、夢中で鑑賞しました。あんなおじいちゃんいいなぁ。穏やかでどこまでも向上心があって、人の気持ちに寄り添える人。ベンのような紳士は本当に素敵だと思いました。そんなベンとの出会い一つで人生が大きく変わったジュールズ。尊敬できる人との出会いが与えるものの大きさを改めて感じました。人間って触れたものや人、情報だけが良くも悪くも世界の全てやもんね。

アン・ハサウェイ可愛かった〜!


The Devil Wears Prada (プラダを着た悪魔)(2006)

ジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)が手にした職業は、ファッション好きなら誰もが羨む一流ファッション誌の編集長・ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントというポスト。オシャレに興味のない彼女はスタートダッシュから四苦八苦ですが、過酷な仕事環境を乗り越えていく中で、自分にとって仕事とは、夢とは、一番大切なこととはなんなのかを見つけていきます。

マイインターンのアンハサウェイが可愛すぎてこちらも鑑賞させていただきました。特にこの映画はファッション誌制作が舞台になっているだけあって、キャラクター達の服装がおしゃれ!15年ほど前に公開された作品ですが、今でも通用するほどの洗練されたデザインの数々に感動しました。衣装さんすごい。

ミランダからの無理難題な要求や、ミランダの素顔、アンディの私生活や憧れ続けている夢へのステップアップなど、主人公たちの様々な側面がテンポよく描かれていて、映画全体に軽快な印象が残りました。だけど、ミランダは今の地位を手に入れるまで血の滲むような努力をしてきたんだなという痕跡や、いくらトップになったって夢が叶ったって課題は尽きないんだろうなという現実的な描写も見られて、総合的にすごく満足度の高い映画でした。


The Perseids(2019)

親の都合で一夏をスペイン内戦の戦場跡の街で過ごすことになる少女。そこで出会った複数の同年代の男女と仲良くなり、街のあちこちを探検する。思春期を迎える彼女に、奇妙な街はどううつるのか。

ぶつ切りのシーンをつなぎ合わせたような構成は正直全然好みではなかったのですが、内戦の史実をまるでホラーや都市伝説 かのように話す若者の姿に、戦争の記憶が風化しつつある現実が風刺されているのを見てハッとしました。戦争を経験した世代がどんどん減っていく。戦争がどんどん実態のないものになっていく。戦争をしないための戦争なんて皮肉もありますが、本当に笑えない真剣な問題です。静けさが目立つ演出の多いこの映画に、このテーマは合っているなと感じました。


Vaca(2018)

スペイン・カタルーニャ地方出身の女性映画監督による作品。

食肉加工場で日々淡々と働く主人公。ある日目があった屠殺前の牛から自分にはないほどの「生への欲望」に感じ、気がつけばその牛を連れて職場を飛び出していた。

何かを渇望することもなく生きる人間と、そんな彼らのために無作為に殺されていく生命力ある家畜たち。どこかその根元にRADWIMPSの「おしゃかしゃま」に似たものを感じますね(こういうテーマが大好物な筆者です)。とはいえこういったジレンマに気づき、行動できる人は少ないのではないかと思います。この主人公はそうではなかった。一見衝動的とも言える彼女の決断のその先を見守り、肯定する最後のシーンがとてもお気に入りです。自分の人生を選び続けていくことを応援されているような気持ちになりました。


愛がなんだ(2019)

マモル(成田凌)に一目惚れして以来、彼を全ての中心に置き、最優先に生活するようになったテルコ(岸井ゆきの)。マモルにとってテルコはただの都合のいい女だったが、マモルといられるだけで幸せだったテルコとは皮肉にもバランスが取れている。しかしあることを境にマモルからの連絡が途絶え、ついに電話がかかってきたかと思えば、テルコと真逆のタイプの女性を紹介される。マモルとテルコの関係性をざらざらとした質感で描く作品。

このレビューはちょっとうろ覚えな記憶で書いているんですが、というのも映画を見た直後は何を感じていいのか分からなくて、というか、自分が何を感じているのかが分からなくて数ヶ月放置していました。友達が「ああいう恋愛よくないよね、マモちゃんもテルちゃんもダメだよ」ってバッサリ二言で斬っていた隣で、「そうなんかな」ってぼんやりしていた記憶がある。脳内では「それはちょっと訂正させてほしい」ってテルちゃん言ってたかもしれない。(余談ですが、このセリフめちゃくちゃ「テルちゃん」で良いですよね)

きっとあの時の私もテルちゃんも、それに名前を付けるのも付けられるのも、幸せかどうか決めるのも決められるのも、そんなこと頭になかったんじゃないかなぁと思います。そこで出た仲原くんの「幸せになりたいっすね」に対する「うっせえバカ」でしょう。うん、そうだと思う。だから、テルちゃんのそれは「執着」なんだろうなって今はキッパリ分析できるけど、したくないなぁ。でもテルちゃんには幸せになって欲しいって思うなぁ。矛盾がすごい。

登場人物の切り取り方と、町の雰囲気と、各ロケーションの温度感と、全てうまくマッチしていて、映像作品として視覚的にも好みの作品でした。

IQを3にしてまとめると、成田凌と岸井ゆきのの二人、ナイスキャスティングすぎました!マモちゃん演じてる成田凌すごく好き。二人で並んで歯磨きしてるシーンもたまらなく愛おしかったなぁ。私も早く同棲して毎朝毎晩あれやりたい。


家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018)

結婚3年目のじゅん(安田顕)&ちえ(榮倉奈々)。ある日じゅんが帰宅すると死んだふりをしていたちえ。その日は本気で心配したものの、それ以後も毎日続く死んだふりに次第にその理由をじゅんが探ろうとするという作品。

とにかく可愛い!正直映画館じゃなくてDVDで満足した感はあるけど、すごくほっこり出来るいい映画でした。(ヤスケンが素敵過ぎて)あんな奥さんになりたいし、(榮倉奈々ちゃんが素敵過ぎて)あんな旦那さんになりたい。いつか死ぬとはいえ、結婚っていう形をとって家族になって、一緒に生きていくことってなんだろうなって考えちゃう作品でした。探せばいますよって距離感めっちゃ素敵。

モナカアイスのくだりが本当に最高でした。じゅんさんの全て諦めて受け入れたあの一瞬の微笑みから、ちえさんに向けたたまらない愛おしさが感じられて大好き。


祈りの幕が下りる時(2018)

加賀恭一郎シリーズ第10作。滋賀県在住の女性が東京で殺されたという殺人事件の捜査線上に浮かんだのは演出家・浅居博美(松嶋菜々子)。しかし、被害者女性とも、殺害現場アパートから行方不明になっている男とも接点がないことが明らかになり、捜査は難航する。一方、遺品に12箇所の橋の名前が書かれているのを見つけた加賀恭一郎(阿部寛)は、この殺人事件が、孤独死した自分の母親とつながっていることを悟り、恭一郎と博美の間に何があったのか、二人とその家族の過去を徐々に明らかにしながら事件を解明する。

アインシュタインの河井ゆずるさんがオススメされてたので、「本シリーズの他作品は未履修やけどまぁ見てみよっかな」くらいのノリで鑑賞したら大号泣でした。博美とその父が、これまで文字通り「二人で」命がけの人生を歩んできた軌跡は、あまりにも脆くて悲痛でやるせない。でも、これほどまでに人生を賭けてお互いのために生きられるなんて、世間がなんと言おうとものすごく美しい父娘のあり方だと感じたし、観賞後に改めて目にする「祈りの幕が下りる時」というタイトルにもものすごく切なくなった。祈るように、すがるように、だけどたくましく生きたんよなぁ二人、、、

東野圭吾の原作と脚本力は言うまでもなく、演者さんたちの演技力も圧倒的でした。特に松嶋菜々子さんの幼少期役(って言っても14歳とかだけど)の桜田ひよりさん。トンネルのシーンの演技にめちゃくちゃ引き込まれた。対峙する小日向文世さんももちろん流石の演技力なんやけど、桜田ひよりさん本当に圧巻だったなぁ、、、あと音尾琢真の役が本当に胸糞野郎で嫌悪感しかなかった。実際の音尾さんはもっとポワポワしてて可愛いスーパー末っ子なのにね!(ファン目線)


エイプリルフールズ(2015)

対人恐怖症の清掃員で妊婦の新田あゆみ(戸田恵梨香)と虚言癖のあるセックス依存症の外科医・牧野亘(松坂桃李)を中心に、登場人物総勢27人それぞれが4月1日についた小さな嘘が結果的に大騒動を巻き起こしてしまうというコメディ映画。

なんとなく4月1日に見たくなって観賞。物語の進行速度がすごく心地良かったです。たくさんの登場人物がいる中で、どれが嘘でどれが本当かなんて、暴こうと思わない限り側から見たくらいじゃほとんどわからない。よくない結果になる嘘もあればいい結果になる嘘もある。なら、嘘をつくこと自体の是非を議論することはきっと些細で可笑しなことなんだろうなとぼんやり思った。ちょっぴりの嘘でたくさんの幸せを得られたあの老夫婦の楽しそうな様子が忘れられない。

戸田恵梨香さん、松坂桃李さん、ご結婚おめでとうございます!(後日追記)


カツベン!(2019)

大正初期に活躍した活動弁士をテーマにした作品。染谷俊太郎(成田凌)はいかさま興行師の安田(音尾琢真)のもとで、身分を偽りながら活動弁士を続けていたが、ある日、グルで盗んだお金全てを持ち出して逃げ出してしまう。染谷は問題だらけの演者らが集う劇場「青木小屋」に住み込みとなり、一躍人気活動弁士となるが、、、

活動弁士っていう職業を知るきっかけになった本作品。いつの時代でも人は異世界に没頭できるエンタメを生活の一部にしてきたんだろうし、その第一線で活躍する人は憧れの存在であり続けるんだろうな。大正時代の大らかな社会の雰囲気とうまくマッチさせて描かれていた活動弁士はとても魅力的に見えました。

って少し真面目なことも考えたけど、なんといってもこれはコテコテのコメディ映画。振り切ってたから鑑賞中は何も考えずに楽しめたし、あの大正レトロな雰囲気に合う演者さんたちの演技も良かった。特に成田凌さん。あの独特の話し方で、あの長回しの台詞をモノにできるの感銘受けました。しかも「愛がなんだ」を先に見ていたので、コメディの主役もできる方とは想像すらしてなくて、「え、マモちゃん???」ってなってた。

てか演者陣豪華すぎん?


フードロア:Life in a Box(2020)

HBOアジアアンソロシリーズ「フードロア」の日本代表・齊藤工監督作品。

妻を亡くした男とその娘、スランプ中の絵本作家、現役引退したプロレスラー。たまたま同じ電車に居合わせた彼らそれぞれが長年忘れていた食にまつわる思い出がつながっていく。

とても暖かい作品でした。余白を楽しみながらゆっくり進む映画なので途中は正直「うーん」って思っていたんですが、「食」にまつわるそれぞれの思い出がじんわり語られていく後半、ホロリと涙が出てしまいました。食べることは生きることとよく言われますが、生命維持活動という根本の目的だけでなく、亡くなった妻に思いを馳せ、彼女が残した娘という宝物を繋いでいこうと決意する男や、辛い時に受け取った温もりを思い出させる変わらぬ味の存在など、食べるという行為がもたらす様々な「生きる」という意味が丁寧に描かれた素晴らしい作品でした。


容疑者Xの献身(2008)

天才物理学者・湯川(福山雅治)のガリレオシリーズ。元夫からの執拗なストーキング行為に悩まされた末に彼を殺してしまった花岡靖子(松雪泰子)とその娘を庇ったのは、アパートの隣の部屋に住む天才数学者・石神(堤真一)だった。湯川の大学時代の友人であった石神が犯行に絡んでいることを知り、湯川は事件の真相を明らかにしていく。

数学の才能に恵まれた石神がどう完全犯罪を仕組もうとしていたのか、ミステリーとしてもすごく面白い。それだけじゃなく、そこに救いようのない悲しみと愛を含ませて、ラブストーリーとしてもとても切ない作品にも仕上がっている。やっぱり東野圭吾はすごいなと改めて感じる作品でした。

小説で読んだ時からこのお話は大好きだったけど、やっぱり映像で見ると桁違い。堤真一さんの演技めちゃくちゃ引き込まれる。彼女は気付いてないないのでしょうが、彼は彼女に文字通り救われた。「献身」しきった。彼女は気付いていないのでしょうが。気づいていないのですが。最後にシーンは本当に、本当にしんどかった。

愛は数学や物理と違って合理的じゃないし説明もつかないっていう対比もすごくよかった。隣同士が同じ色になってはいけないっていう言葉めっちゃ残る。やっぱり東野圭吾は登場人物の背景(と時に社会問題)と物語のテーマを融和させるのが上手い。


予告犯(2015)

新聞紙製の頭巾で顔を隠した謎の集団「シンブンシ」が、警察に裁かれない犯罪者達への制裁を動画サイト上に次々アップし、社会現象を起こしていく物語。

彼らの行動の起因となるストーリーが少しづつ描かれていくのですが、4回目の鑑賞の今回も泣いた。何回見ても伏線回収が毎回鳥肌。メタボ「もし誰かが〜」奥田「そん時は〜」カンサイ「それええな」のくだりの奥田のセリフの重みに後から気づいた時の衝撃は、私の中では一生ものです。

小さなことでもそれが誰かのためになるなら人は動くということを軸にしている物語であり、他人への無共感さや、人を傷つけることでしか自尊心を保てない人間の精神的貧しさとか、少しでも異質なものを排除しようとする心理的背景とか、そういうのが描かれているからしんどくはなる。だけど、だからこそ、奥田のような人が少しでも多い世界にすべきだし、したいなと思う。生きる理由付けなんで奥田のそれであるたった一つでいいんだなって思うし、そこでも泣いた。

推しの田中圭のビジュアルは安定に最高でした!プライド高そうで全然好きになれんけど!


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