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在宅医療ってなに?


こんにちは、ささみです。

前回の自己紹介記事からはじまったささみnoteですが...

予想以上のいいねを頂けてびっくりしました。

まだまだ在宅医療とは?という仕事を考え続ける日々ですが、コツコツアップしていこうと思うので宜しくお願いします笑


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さて、今回のテーマは

私が携わっている「在宅医療」の話と、私の仕事である「MA(メディカルアソシエイト)の仕事」についてです!

漠然と「家で医療が受けられる」というイメージしかなかった在宅医療ですが、実際に働いてみるとこの世界って色々考える部分が多くて。

今日は新卒でこの業界に飛び込んだ私の個人的感想も含めてツラツラ話せたらと思います。


1.在宅医療ってこんなこと


まず、在宅医療を一言でいうと

通院が難しい患者に家や施設で医療を提供すること、です。


・病院=元の生活に戻るために治す場所

だとしたら、

・在宅医療=患者が自分らしく生きることを支える医療

と言えるかなと。


他にも在宅医療って受けられる条件だったり、たくさんの職種が関わっている(他職種連携)とか色々あるのですが、


訪問診療を行なっている医療法人やクリニックのHPの方がよくまとまってるので、概要はそちらを見てもらうのがわかりやすいかなと思います。↓


・医療法人社団 平郁会「平郁会の在宅医療」
・医療法人社団 昌健会「訪問診療について」
・医療法人せせらぎ「札幌在宅クリニック そよ風」


(結構全国に在宅医療やってるクリニックや病院ってあるみたいですね!)


で、在宅医療を新卒から関わり始めた感想としては......


・患者さんの層がすごい多い
・医者と患者の距離が近い
・在宅医療=日常を支える、どう生きるかを考える医療
・患者と家族が生きること、死ぬことについて向き合う時間を作る医療
・介護は本当に本当に大変


私は今、患者さんの家(居宅って呼びます)や施設を先生と担当してるのですが、本当に色んな病気の方が在宅医療にはいます。


・輝かしい経歴を持っていたがALSでどんどん動けなくなった患者さん
・精神疾患で毎回態度が違う患者さん
・床ずれ(褥瘡)で真皮まで見えている患者さん etc.


あと、定期的に診に行くと自然と先生と患者さんの距離も近くなるので、そんな姿を見ていると、在宅医療ってその人の生活を「そばで」「医療的に」支えることなのかなーって体感しました。


「終末期」って言葉があるように、人は最期の時間をどう過ごすかって悩ましい課題があるんですけど、この医療のおかげで患者さんとそのご家族が残された時間をどう”自分らしく”過ごしていくか考える時間が作れるのかなと思います。


その一方で、「在宅医療は家で医療が受けられる」って聞こえはいいけど、家族の介護問題やサポート(デイケアや訪看)の存在の周知、とか色々課題も考えるわけです。


もっともっと在宅医療については経験と、当事者意識的なものをつけていきたいなと思います。


2.MAってこんな仕事!

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さて、自己紹介でもお話ししてたんですが、私は新卒で医療秘書・通称MA(メディカルアソシエイト)をしています。


あんまり見かけない職種なので簡単にご紹介を......


MAとは、一言で言えば「訪問診療における医者のサポート職」で、

仕事内容は

・運転
・カルテ代行入力
・事務作業(処方箋発行、書類送付)
・算定管理(診療報酬とか!)
・他職種への連携(訪問看護、ケアマネ、施設へ申し送り)
・医療物品管理 
・家族とのコミュニケーション etc.

こんな感じで、医療行為以外に発生する業務の担当を任されています。

なんか、何でも屋さんって感じです笑


また、先生との関わり方について、

最初は「資格持ってるわけじゃないし、先生って怖そうだな(失礼)」って思ってたのですが......

先生は基本優しいですし、頭の回転が早いのでそばにいて本当に勉強になります。(あと、お昼を奢っていただけるのも密かな楽しみだったり)

最近だとプライベートの話もできるようになって心の距離が縮まったかなと勝手に思っています笑

こんな新卒のひよっこと一緒に仕事できるのが嬉しい反面、気が引き締まる思いでいつもいっぱいです。


でも、まだまだ患者さんや他職種の方からは「先生ありき」と感じられてしまうような場面も多いので、もっとこのMSって仕事の価値や理解を高めていけたらなーっと感じています。


早く一人前にならなくては!


最後に:入社して4ヶ月の率直な感想


最後に、

入社して(まだ)4ヶ月ですが、これまで働いてきた率直な感想をこぼしたいと思います。


まず、「在宅医療を本気で広めていきたい」と改めて思えたこと。

就活当時感じていた(いつか就活記事も投稿したいな!)「在宅医療が日本に絶対必要になる」という直感的な思いは本当にその通りだと思ったし、


人生において


・最期をどう過ごすか

・自分らしく生きるって何か


を究極的に考えられるのは医療であり、それを「在宅医療」は叶えられるんじゃないか、と。


先生や患者さんと話してても、「治療をする<どう生きるか」に重きを置く人が多く、この4ヶ月で何度もその想いに共感してきました。


もっと、日本で在宅医療が広まってほしい。


でも、その一方で感じることは

「自分のキャリアをどうしていきたいか」という不安。


この4ヶ月、MAとして・資格のない医療関係者として働いて、この仕事の必要性と社会的価値について何度も考えました。


・在宅医療を広めるには、このMAという仕事は必要だと思う

・(その一方で)資格のいらないMSの社会的価値は低いのではないか?


正直、今はこの2つの間で揺れ動いています。

どうしたら、在宅医療を広めつつ、この仕事の社会的価値を高めていけるのか?一見すると誰でもできそうなこの仕事に、付加価値をつけるにはどうしたらいいのか?

......なんてことをグルグル考えてました!笑


まぁ、まだ働きはじめで結論は出ないと思うので、これからもこのテーマについては考えていきたいなと思います。



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はい、今回はここまで。


最近暑くて診療回りが大変なので、早く秋になってほしいと思うささみでした。


では、また!

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ささみ.




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