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過去カメラにはまれなかった私が、FUJIFILMの「X-S10」を選んだ理由

みなさま、カメラはお持ちでしょうか?
カメラは種類も多く、値段も高いので選ぶのが大変ですよね。

私は以前、2台のカメラを使用していたのですが、思うように撮影できずあまり使うことなく手放してしまいました。
そんな私ですが、表題のカメラは購入してから約1年、出かける際は必ず持ち出すほど愛用しています。

この記事は私が購入に対して重要視したことや、実際に選んだ理由をまとめたのでカメラ選びで迷っている方の参考になれば幸いです。


使わなくなってしまったカメラたち

私はこのカメラを購入する数年前に、NikonのD5300とSonyのRX100 M5というカメラを使用していました。
しかし旅行に数回持ち出した程度で、最終的にはメルカリへと供養することになってしまいました。なぜ手放すことになってしまったのか。

それは撮影した写真を見て、
「あれ、なんか理想と違う…」と思ってしまったからです。

具体的に言うと、ピントが合わない、暗い場所で使えない、色が綺麗じゃない、全然ボケない、そもそもスマホの写真と違いが分からないなどです。
私は高いカメラはいい写真が撮れると思っていたので、このギャップに正直がっかりしてしました。

もちろん、これは上記のカメラが悪いのではなく私自身の問題です。

私が大事にしたこと

私のような何も分からない初心者は、ブロガーや量販店の店員さんのおすすめをそのまま受け入れてしまいがちです。

それ自体は悪いことではありませんが、せっかくの高い買い物なので自分が何を望み、何を大事にしているかを考えるフェーズを挟むと、より後悔の少ない買い物ができるのではないでしょうか。

下記は私の例ですが、3つのことを重視しました。

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撮れる写真が自分の好きな雰囲気か

これが最も重視した部分です。カメラはそれぞれ機能的な違いしかないと思っていたのですが、実際はメーカーや機種によって表現する色合いが結構異なります
色味は撮影後に調整もできますが、撮って出し(撮影したままの未加工の状態)の写真を良いなと思えるかは初心者の方ほど大事な要素だと思います。

持ち出しやすい重さか

軽さもかなり重視しました。いくら綺麗な絵が撮れたからといって、持ち運ぶのが億劫になれば埃を被ることになってしまいます。
ちなみにカメラにおいて重量はセンサーサイズに大きく関係します。
現在主流のミラーレスカメラには主にフルサイズセンサーと、それより小さいAPS-Cセンサーという2種類のセンサーサイズがあります。フルサイズの方がセンサーが大きい分、より多くの情報を取り込める一方で、本体のサイズや重量が大きく価格も高くなる傾向にあるので気になる方は下記を参照してください。


見た目が好みか

感覚的な話で恐縮ですが、個人的にはとても重要な部分です。
当たり前ですがカメラは使用して初めてその機能が発揮されるものです。見た目に愛着を持つことは、目立つところに飾りたくなったり、持ち歩きたくなったり、人前で使用するモチベーションと密接に関わってくる部分だと感じます。

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以上が私がカメラにおいて重視した点です。
私の場合、普段使いがメインなので、実は細かい機能面はそこまで重要視していないことが分かります。このような指標を持ってから人の意見やスペックを見るとより理解しやすいのではないでしょうか。

「X-S10」を選んだ4つの理由

上の優先順位を考えた中で、最もバランスが良いと感じたのがFUJIFILMのカメラでした。その中でもX-S10を選んだ理由をご紹介します。
(他にはSonyのα6600とSIGMAのfpで迷いました)

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後加工いらずのフィルムシミュレーション

選んだ理由はほぼこれです。フィルムシミュレーションとは、FUJIFILM版の加工フィルターと考えると分かりやすいかと思います。
ただ安易な加工ではなく、写真フィルムを製造してきたFUJIFILMだからこそできる色の作り込みになっており、撮って出しの写真の時点でとても美しいのが特徴です。
実際、FUJIFILMユーザーが同社のカメラを使用する一番の理由がこれだと思います。

自分がどのような色が好きなのか分からないという方は、Instagramで気になる機種をハッシュタグで調べてみるのをおすすめします。
スクロールしていくと、そのカメラの表現する雰囲気が大まかに掴めると思います。そこで大事なのが、プロやインフルエンサーの方の写真だけではなく、一般の方が撮った写真も見ることです。
正直使い始めはプロのようなクオリティを目指すのは難しいので、そうした一般の方が撮影したものの方がリアルなイメージに近いです。購入後のギャップを減らすことができるのでおすすめです。

驚くほど軽量

2番目の理由がとにかく軽いことです。X-S10はバッテリーとSDカードを含む本体の重さが465g。これはよく比較されるSonyのα6600の503gと比較しても軽いです。
また、FUJIFILMのレンズは比較的軽量のものが多いので、レンズ差も含めるとさらに差が開くかもしれません。鞄に入れてしまえばより重量を感じづらいです。

ミスを減らせる手振れ補正

機能性はそこまで重要視していなかったのですが、撮影する際のミスを減らすためにも手振れ補正機能は気にしました。X-S10に搭載されている5軸手振れ補正は、現状FUJIFILMのAPS-C機の中でもX-T4と本機の2つにしか搭載されていません。
実際、夜間の撮影においてもあまりブレないので結構機能しているかと思います。

初心者にも分かりやすい設計

X-S10にはモードダイヤルが搭載されており、設定を簡単におこなえます。この方式は他社メーカーでも採用されていることが多いため、他社からの乗り換えもしやすいのではないでしょうか。 
ちなみにFUJIFILMは操作性に癖があるという声もありますが、これはFUJIFILMから発売されているカメラの多くがモードダイヤルではなく、数字がたくさん書いてあるダイヤルを操作することで写真の設定(明るさやISO、絞りなど)を変更できるという仕様であることが要因かと思います。このように同じメーカーであっても違いがあるので注意しましょう。

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以上が私がX-S10を選んだ4つの理由です。
一方でX-S10はバッテリーの容量が少ない、防塵防滴対応していないなどの欠点が挙げれられますが、私の用途では気になることはほとんど無いと考えあまり気にしませんでした。

実際に撮影した写真

ここまでつらつらと書いてしまいましたが、実際にどういった写真が撮れるのか気になる方もいると思うので撮って出しの作例を一部ご紹介します。
※レンズは全てXF35mmF1.4 Rで撮影

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1年間使用してみた感想

では実際に使用してみてどうだったのか。結論、とても満足しています。

正直、撮って出しの画像の良し悪しが、ここまで撮影のモチベーションに関わってくるとは思いませんでした。改めてFUJIFILMの表現力に脱帽です。

また以前のカメラを使用しなくなってから暫くカメラから離れていましたが、今回久々に改めてカメラを使用してみて、やはりカメラにしか表現できない美しさがあると改めて感じました。

いい写真が取れたのではという実感は、次また持ち出すモチベーションに直結します。X-S10はそんな気持ちにさせてくれるカメラなのでこれからも使用していきたいと思います。

最後に

以上、FUJIFILMのX-S10を購入した理由でした。
カメラについては詳しい方がたくさんいる世界なので、私のようなライトユーザーが書くのも不安ではありましたが、非常に良いカメラなので筆を執ってみました。一意見として参考にしていいただけると幸いです。

また、今後もガジェットや暮らし、デザインについて書いていこうと思いますので、お手隙の際に覗いてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


【次回】このカメラと合わせて使用しているレンズ「FUJIFILM XF35mmF1.4」を紹介予定


今回紹介したカメラはこちら↓

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