「頑張る」じゃなくて「一生懸命」でいいよ
「頑張らなくていい、一生懸命でいい」
父からもらった言葉。
私と父の関係は、簡単に言うと友達のような関係。誰に対しても対等に接する父は、私たちに対してもいつも同じ目線に立って接してくれます。
いつもくだらないことばかり言う父を見てきたけど、大きくなるにつれて色々なことを考えるようになり、父に相談することも増えました。
ある日、帰りに父が駅まで車で迎えに来てくれたとき、「最近新しく始めたアルバイトで全然ついていけなくて...」と話したら、それからずっといろんな話に繋がり、そして気づいたらいつもは話さないような仕事についてや、父が学んできたことなどそんな会話になっていました。
初めて勤めた会社で鬱直前になってしまったこと。
転職があまり良い目では見られなかった時代、家族のことを考えて転職を決断したこと。小さなベンチャー企業で学んだことなど。
いつも明るくて友達みたいに思っていた父だけど、実はいろんな経験と努力があって今の父がいるんだと思わされました。
父は人生の大先輩だった。
確かに、今思い返せば受験や就職などの大きな節目はもちろんだけど、日々の小さな日常を切り取っても父から学んだことはたくさんだった。
勉強はできないと言う父だけれど、雑学にはとても強くて、小さい頃から「これってどういうこと?」って聞くと必ず何かしら答えが返ってきました。(合っているかはわからないけど...)
いろんなことに興味がある父の側で、知らないうちに父からたくさんのことを学び、学ぶことが好きになれたのは父のおかげかもしれない。
そんな父から最近学んだことは
「頑張る」じゃなくていい、「一生懸命やりなさい」だった。
「一生懸命働いて一生懸命勉強して一生懸命遊びなさい」
なぜかその日はその言葉がすごくすごく響いて、自分の中で「一生懸命」ということばは、大切なことばになりました。
目の前のことを必死に取り組めばそのときは分からなくても、必ず芽が出る。
父のような大人になるために、今はたくさん種を蒔くとき。
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