わくわく、幸せの連鎖

今日、とっても素敵な出会いがあった。
このわくわくした気持ちと大切な気づきを忘れないように、今日のうちに。

今日は自分の目で見てちゃんと買いたいものがあり、久しぶりに買い物に出かけた。
たくさん歩いて回ったけれど、これだ！という理想の物には出会えなくてどうしようかな、やっぱりもう一度オンラインで探そうかなと諦め建物を出ようとしたら、ふと目に入ったデザインがとっても素敵で、お店にふらっと入った。

ちょっと手に取って見ていると、店員さんが声をかけてくれた。
「こんな機能もあるんですよー！」と一つ一つ丁寧に説明してくれたり、「この色でも、この色でも、この色でも合いますよ！」といろいろな色の服に合わせながら実際に見せてくれた。
話を聞いていて、すごくすごく楽しかった。それはもちろん店員さんの人柄でもあるけれど、ワクワクして聞けたのは何より、その店員さんが目を輝かせて嬉しそうに話してくれたから。

そして一つ、その店員さんが本当にこのお店と商品が好きなんだなと思ったのは、値段の安い方を私におすすめしてくれたから。
そのとき、それぞれ魅力が違い、形も違うベージュと黒の2種類で迷っていました。
両方買いたいぐらいだったので、ずっと悩んでいました。その２つから店員さんは「これ本当におすすめなんです！」と値段の安い方を私にすすめてくれました。

この話を書いたというのも、私がアルバイトをしていたピザ屋でも、おすすめを聞かれることが度々ありました。当時の店長には「おすすめを聞かれたら高い方をすすめるんだよ！」と教えてもらっていたので、高いもの（利益の高いもの）をおすすめしていました。でも、ずっとこれでいいのかなとモヤモヤがありました。

とにかく会員を増やしたいという目的で電話をかけ、自分もその魅力が良く分からないまま薦め続けた掛け持ちのコールセンターのアルバイトでも、ずっと違和感との闘いだった。みんな平気な顔をして淡々と電話をかけ勧誘をしているけど、私は「何しているんだろう」という気持ちが常に頭から離れなかった。

だから、服や雑貨のお店でも飲食店でも本当に自分の気持ちがあっておすすめしてるんじゃなくて、「商売」としておすすめされている瞬間に立ち会うと分かってはいてもちょっとだけ悲しく感じます。
でもそれは当たり前のことで、話は大きくなるけれどそうやってビジネスは成り立っているのがほとんどかもしれません。

だからなのか、今日出会った店員さんは本当にここの商品が好きということが顔から、オーラから、話し方から伝わって、なんだかとても嬉しくなりました。

今日出会った店員さんのように自分の何かに対する「好き」「楽しい」を表現することってすごく人に良い影響を与えてくれます。
その「好き」「楽しい」が伝わることでより魅力的に見えたのも事実です。
もしかしたら、今日買った物をオンラインでたまたま見つけて買っていたかもしれない。でも、今日実際に店員さんと話したあの時間があることで、同じ買い物でも特別な買い物になりました。

そして今日の出来事が、最近受けた講座の中での学びと同じだなとふと感じました。

その講座では「人に押し付けないように協力してもらったり、共有したいときはどうすればいいか」という質問に対して、講師の方が「太陽アプローチをすればいい」という風におっしゃっていました。

これはイソップ寓話の「北風と太陽」からきていて、簡単にストーリーをまとめると

北風と太陽は力比べのために旅人から上着を脱がせようとします。
北風は力いっぱい風を吹かせて上着を脱がせようとしますが、その意図とは逆に旅人は上着を押さえて脱がせることはできませんでした。次に太陽は熱を照りつけ、その暑さに思わず上着を脱ぐことになり、太陽がこの力比べに勝利するというストーリーです。

確かに、どんなことでも無理矢理押し付けたり、人の気持ちを考えず自分の思うままに行動してしまうと自然に人は力んだり心を閉ざしてしまいます。でも、その魅力を最大限に表現して、そのもの自体がポカポカとあったかいと魅力的に感じるし、近づきたくなる。

これは大きなことでも小さなことでも言えることで、人を巻き込みたいときはまずは自分が楽しむこと。これがとても大切だと思いました。

自分の「楽しい」がはじけていたり、前向きな空気があることで自然と人は集まってくると感じました。とてもシンプル。

人間関係において時に難しく考えてしまう時もあるけれど、たいていのことはとてもシンプル。

特に私は何かのリーダーでもなければ部下もいるわけではないので巻き込むという経験は乏しいですが、この気づきは普段の生活でも生きてくるし、今後必ず人を巻き込まなければいけない場面も来ると思うので、忘れずに大切にしていきます。

今日のあったように、私のわくわくと楽しさが誰かの幸せ、わくわくの連鎖に繋がることを祈って🕊