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『傷を愛せるか』


宮地尚子先生の
『傷を愛せるか 増補新版』
昨日読了しました。

臨床で精神科の医師をされながら
文化精神医学・医療人類学の
研究をされている宮地先生の説得力。

そして説得力がありながらも
柔らかくあたたかい、人間味のある文章。

大切に何度も読み返したい1冊になりました。


この本を読む中で
自分のなかにストンと落ちる文章と出会えたので
備忘録を兼ねてここに残します。


頭を使い、心を込め、気を配り続けることは、脳神経系の「体力」を激しく消耗する。肉体の過労はわかりやすいが、頭や心の過労は見えにくい。肉体は動きを止めれば休養できるが、頭や心は職場を出てもすぐにスイッチを切れない。

宮地尚子『傷を愛せるか 増補新版』筑摩書房、2022年、p.196




このタイミングで、この本を手に取ったこと、
昨日、このページを開いたこと、
偶然以外の何物でもないはずなのだけど

見えないところから守ってくれている誰かが
(例えば亡くなった祖母とか?が)
そっと本を贈ってくれたのかな、なんて

少しスピリチュアルなことを考えながら
眠りについた昨日でした。

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