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憧れのカプリ島ウエディング実現!〈準備と気になる費用、公開します〉

私事で恐縮ですが、2017年の7月に結婚式を挙げました!場所はイタリアのカプリ島。そう、あの「青の洞窟」のあるレモンの島です!小さい頃から行きたかった場所で、実際ひとり旅で足を運んでからハマってしまい…そんな日本から15時間以上離れた地での夢のウエディングでした。

地理的にほとんど家族だけの挙式になりましたが、それでも小学校からの友人がふたり駆けつけてくれて。とってもアットホームで特別な時間になりました!

この結婚式を挙げるにあたっては、現地の手配代行さんや会場と連絡を取り合って進めました。もともと結婚式場で司会を務めていたこともあり、結婚式の準備や流れが頭に入っていたことが個人手配のハードルを下げてくれたと思います。日本の結婚式のリアルを裏方側から見ていた分やらなくて済んでほっとしている事もありますし、一方で日本のサービスの質の高さも身をもって知ることにもなりました(笑)

これから海外挙式をしたいと思っている方の参考になればと、このnoteでご紹介していきますね。

まず、私の結婚式の概要はこんな感じです。

Hotel Caesar Augustus @アナカプリ
新婦チェックイン&ヘアメイク開始
(新郎は前日までのホテルで自前準備)
新郎チェックイン&ファーストミート
家族&友人到着
挙式
ケーキカット&シャンパンで乾杯
---休憩---(新婦ヘアチェンジ)
ホテルレストランでディナー

日本のホテルや結婚式場で挙げられる時とそんなに変わらないですよね。お客様をたくさんお招きするわけではないので、プログラムを組むような披露宴ではなくディナーにしてあるところが違うくらいでしょうか。ちなみに挙式とは別に、国内で友人・知人向けに1.5次会も行いました!

実際に海外挙式を挙げてみて感じたメリットとデメリットを簡単にまとめてみます。

《メリット》
・自分だけのこだわりと特別感のある式になる
・景色が最高!
・準備項目が絞られて意外と簡単
・場所を理由に本当に呼びたい人だけ声をかけられる

《デメリット》
・列席してもらえるゲストが制限される
・当日の完成度が自分の準備にかかっていて責任重大
・当日までどのようになっているのか分からずドキドキ

挙式の流れや当日やりたいことなど、希望は全部言いきった!という位たくさんリクエストをしました。やりたいことにはお金もかけてとことん、反対にやりたくない事は一切入っていないこだわりのお式になりました。
ただやっぱり距離がネックになって、おばあちゃんに列席してもらえなかったのはとっても残念…写真は見てくれたかな?

良いところも悪いところもありましたが、結果として私はやっぱり海外で挙式できて良かったと思っています!別日の1.5次会の存在も大きかったかも。

—――いつから準備を始めたの?
実際に準備を始めたのが…メールを見返してみると5ヶ月前ですね。他に国内パーティーも同時進行で進めるならもっと早めに、余裕をもって1年くらい前にスタートすることをおすすめします。間に合いはしましたが、結構ばたばたしました(笑)ギリギリだと、希望ホテルのお部屋が埋まっていることも…

—――まず何から手を付けたら良いか分からない…
まずは、EARTH COLORSさんなど海外ウエディング専門のプロデュース業者さん相談するのがいちばん手っ取り早いと思います。おすすめロケーションから内容詰め、当日のアテンダントまでごそっと一手に引き受けてくださって頼りになると思います♪

私も最初ハワイが候補だったのでご相談しました!でも、結局カプリ島を選ぶにあたって対応エリア外のため、半自力手配に切り替えた感じです。

—――リストにないロケーションで挙式するには?
最初は自分で式を挙げたい場所を探しました!大きく分けるとホテルか教会(チャペル)だと思うのですが、イタリアはキリスト教の方しか教会が使えなかったので強制的にホテルに。
せっかく島に行くので海が見える場所を探して、良さそうなホテルに英語でメールをして結婚式が可能か確認しました。内容は簡単に下記のようなことを書いています。

ハロー!
・結婚式を挙げたい!(おおよその候補日程も)
・何名くらい参加予定か(家族&ゲスト、子供の人数も重要)
・宿泊は新郎新婦だけで大丈夫か?(合わせて宿泊費も)
・予算はおおよそいくらかかるか?
ありがとう。お返事まってます。

この時点でお返事が返ってきたり、帰ってこなかったり(汗)こののんびりした感じがイタリアらしいのかな。笑
でも結局希望のHotel Caesar AugustusがOKしてくださり、お部屋も確保できたのでこちらに決めることに!カプリらしいレモン色のバルコニーが素敵なホテルです。

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—――場所が決まっても、ドレスに写真にいろいろ大変そう!
そうなんです、ここからが正念場。でもリストを作って順番に埋めていけば大丈夫。今はゼクシィなどに結婚式の準備リストがあったりするので、そういうものも参考にして進めました。ただ、自分で全部現地にリクエストをするのは言語の面でもやはり面倒なので、現地の日本人で通訳や手配業務をされている方にまとめてお願いしました!

ロコタビ等のサービスを使っても見つかりますし、ウエディング専門の会社を運営されている方は経験もあってベストだと思います。良さそうな方を見つけてコンタクト。希望の結婚式のスタイルと、宿泊予約時にホテル側が提供してくださることを聞いておいたのでお伝えしました。(例えばオーダーケーキとシャンパンは出せるけど、音楽家はいないよ、とか。)

ホテルさんとのやり取りの間にも入っていただくことにしたので、牧師さんと、ブーケ&ブートニアと装花を作ってくれるお花屋さん、通訳兼アテンダントさんは式場のサービスとセットで進めて頂きました。それ以外に探していただいたのは、現地在住の音楽家、写真とムービーのカメラマン、当日のヘアセットの美容師さんです。

先にこちらの希望(イメージ写真とか)を伝えたうえで「これできる人いませんか?」と殿様スタイルでお願いできたのが魅力でした!ウエディング業者さんだと「この中から選んでください」スタイルが多いですからね。(しかも結構追加料金取られる印象…)

—――あれ、そういえばウエディングドレスはどうしたの?
そうそう、ドレスはレンタルと迷って自前にしました。レンタルだと汚しちゃうかもと気になりそうですし、ちょっとひょろひょろした体形でレンタルドレスが落っこちてしまうという悩みもあって、自分に合わせたサイズで購入しました。

海外に持っていくので「パニエなし」一択です!

実店舗やWebサイトも見ていたのですが、なんとイセタンブライドでジャストサイズの運命の出会いが!!Alberta Ferretti様!!しかも嬉しいセール品、即決しました。(下でお値段こそっとお教えしちゃいます♡笑)
丁度アクセサリー作家さんが来店されていたのもあって、気に入ったヘアドレスに合わせて特別にピアスを作っていただけることに!個人的に伊勢丹新宿さんには普段からお世話になっていたのですが、ブライダルクラブに入会すると小物やギフトが嬉しいプライスで購入できる特典もあり、本当良いことづくしでした。

主人は既にヨーロッパにいたので、素材とサイズで選べる紳士服のセミオーダーKUHNでお仕立て。普段の仕事にも使えそうなグレーにしたんだとか。男性脳と女性脳の違いを感じた瞬間でした。(女の子は特別なの欲しくないですか?)

いよいよ当日!

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ドレスにタキシード、必要なものを全部スーツケースに突っ込んだら、いよいよ現地に向かって飛んでいきます!万が一飛行機が遅れても大丈夫なように、余裕をもって前日の朝入り。当日もお昼過ぎからのヘアメイクなので、それまではカプリ島の観光も楽しめました!

そして当日、ホテル入り!写真しか見ていなかったのでとってもドキドキでしたが、イメージ通りの素敵なホテルさんで感動でした。
念のためにコンシェルジュさんとフロントにこういう人が来る予定なので(ゲストと手配サービス)通して下さいとお願いしておきました。ヘアメイクさんは待てど暮らせど来ずちょっと焦りましたが(迷ったのかな?)、直前に来てなんとか間に合う。イタリア時間。準備はお部屋です。

基本的に日本のようにしっかりとしたアテンダントさんがいる訳ではないので、当日のスケジュールや流れは頭に入れておく方が良さそうです。みんなでそろそろ時間だよねとバルコニーに移動したり、どの席に誰かなぁなんて話をしていました(笑)全部お任せできる安心感は、やっぱり日本だからこそなんだとクオリティの高さを痛感です。

その後は、お式も無事終了。ケーキカットで出てきたケーキのチョコ飾りの日付も違えば新郎の名前も違う(誰?)というハプニングはありましたが、その場で直してもらってみんな笑顔のパーティーとなりました(笑)暑い日差しにシャンパンが心地よい!

集合写真を撮ったら挙式サービスはここで終了なので、スタッフさん達に感謝を伝えてお見送り。私達もそれぞれちょっと休憩を取ったら、夜はホテルのレストランでディナーです。
パーティーというお願いはしていなかったのですが、眺めの素敵なガーデン席(しかもブーケと同じお花の飾りが素敵)に通して頂きました。さすが一流のホテル様、さりげないサービスが染みます。アラカルトで選んだ旬の食材もとっても上品な美味しさでした。そんなこんなでついついワインも進んで夜も更けていくのでした!

今年の夏であれから3年。今思い返しても、わがままに付き合ってくれた主人にも、関わってくださったすべての方々にも感謝の尽きないスペシャルな思い出です。皆さんも最後までお読みいただいてありがとうございました!ここまで、およそ3000字(笑)

さて、まとめると海外ウエディングを実現するには

①結婚式を挙げられる場所を探すこと
②記録係やお花などの追加サービスを探すこと
③衣装や衣装サービスを探すこと
④自分達やゲストのフライト、ホテルを探すこと

が必要です。重複になりますが、希望エリアがサービス対象ならウエディング業者さんにお願いするのも楽ちんだと思いますし、それ以外の自分の挙げたい場所も、あきらめずに探せば方法は何かしら見つかると思います!

一生に一度の特別な日、是非妥協せずに”憧れ”を叶えてみてください。大変だったことも、きっと後から笑って思い出せる素敵な思い出になることと思います。


---ここから、実際にかかった費用を公開しちゃいます!---

ちょっとドキドキ。プライベートな事なので、本当に興味のある方だけに見ていただけるように有料にさせていただきました。ホテルや挙式、その他オプションにかかった費用とゲストの旅費負担について書いてあります。

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