Kugelschreiber

三度の飯より芋が好き 東京⇄ベルリン 国境にとらわれずに生きる

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最近の記事

小さな喜びを噛み締める

こんばんは。 最後の投稿から2ヶ月。 色々と書きたいことがあったけれど、あっという間に世界がウィルスに翻弄され、何も書けなかった。書く気力が全く起きなかった。 でもやっぱり書くことは私に安らぎをくれるから 何も書かないこの2ヶ月は私に取ってただ負のサイクルになってしまった。 私と同じように、きっと海を隔てた地に愛する人がいる人がいるんじゃないだろうか。そんな人と一人でも励まし合えたら。そんな気持ちでやっとパソコンを開けた。 私のフィアンセはドイツ人である。 絶賛

    • 私をつくった旅と人 -始めの一歩-

      小さい頃からずっと続けて来た習い事はたくさんあるけれど、自分の意志で始めた一番最初の趣味って何だろう? 私の答えは「旅」だった 幼い頃から習い事として続けて来たことを無意識に部活動として選び 大会に出たり、発表会に出たり、コンクールに出たり 敷かれたレールの上を走っているような感覚に気づいた高校時代 このレールの先に、何があるんだろう ふとそんな事を考えた時に感じたあの恐怖を、今でも鮮明に覚えている。 言い表すならば、ブレーキのきかないトロッコ列車に乗っているよう

      • ポーカーナイト

        毎週木曜日の決まりごと 近所の男達が集まるポーカーナイトである。 近所と言ってもお隣さん、お向かいさん、上の階の人という限りなく近所の4人が集まって深夜までポーカーをするのである。 そして決まって、ポーカーを始める前に30分の瞑想の時間を取るのだ。 30分4人の男達が、目をつむって、座禅を組んで、その日一日のすべてから自分を解放するための瞑想 無言で、無心に、ひたすら何も考えない境地に至るまで瞑想する。 しっかり全てのことから解放した状態になったら、とことんポーカ

        • ベルリンからハートを守る方法

          世界各国を旅してきたなかでも、大好きな国がある。 それはカナダだ。 一方で、まだ好きになれていない国がある。 それがドイツだ。 カナダが好きすぎて、カナダで幼児教育を教える資格まで取ったのに。思った通りになかなか進まない私の人生、茨の道。 カナダの何がそんなに私を虜にしたのか。それは行ったことがある人はみんな思うんじゃないだろうか。 「こんなに優しい人が集まる国が、同じ地球上にあったのか」と。 街には多様な人種が肩を並べて歩き、街のカフェやレストランでは店員さん

        小さな喜びを噛み締める

          書く人

          ドイツ語で"書く人"を意味するSchreiber 昔から、「いつかは文章で自分を表現したい」そんな想いが実はあった。 父が国語教師だからなのだろうか なぜかはわからないけれど 気がつけば本屋で手を伸ばしてしまうHOW TO本はこのたぐいの本が多かった。 と言っても、読書自体が好きな訳でもないし、小学校の読書感想文で賞を取ったことがあるわけでもない。 ただ、書くと言う行為はなんだか神聖で いつも私に安らぎを与えてくれた。 書くというプロセスのなかで、私は私自身と