【誰でもできる!】オリジナル仮想通貨(トークン)の作り方
ここでは、もっとも簡単な方法で、オリジナルトークンの作り方を紹介します。そもそも、この方法は、OpenZeppelinの公式ページに記載されています。
(※OpenZeppelinは、スマートコントラクトの開発に便利なライブラリライブラリを提供してくれています。)
OpenZeppelinのサイトに掲載されているコインの作り方はこちら
ただ、公式サイトのコードを実行しても、エラーになって動きません🤷♂️
そこで今回は、公式サイトのソースをちょっと改良して動くようにしてみました。改良版のERC20トークンの作り方を紹介していきます。
コードを理解できなくてもトークンを作成できます。是非、挑戦してみてくださいね。😀
準備するモノ
・メタマスク
・Remix
(※メタマスクは準備済みの前提で進めていきます。)
さいしょに、Remixを開きます。
Remixは、Ethereumのスマートコントラクトを開発するための環境を提供してくれます。インストール作業をすることなく、URLを開くだけで、すぐに開発を始めることができます。
Remixを開いたら、ファイルを作成していきますよ。
1.ファイルを新規に作成
画面の左上の+マークをクリックします。
中央に表示された入力エリアにファイル名を入力し「OK」ボタンをクリック
2.ソースコードを入力します。
pragma solidity >=0.5.0 <0.7.0;
import "https://github.com/OpenZeppelin/openzeppelin-contracts/blob/master/contracts/token/ERC20/ERC20.sol";
contract SatoKenCoin is ERC20 {
constructor(uint256 initialSupply) public ERC20("SatoKenCoin", "SatoKen") {
_mint(msg.sender, initialSupply);
}
}
※
ソースでは、"SatoKenCoin"という名前の "SatoKen"という単位のオリジナルトークンを発行します。 自分の発行したいトークンの名前(好きな名前)に置き換えてみてください。
3.コンパイル
画面左の「Compikle XXXX.sol」ボタンをクリック
コンパイル結果、Warningがでることがありますが、Errorでなければひとまず、OK。(余裕のある方は、Warning内容を確認してみましょう。)
4.テストネットにデプロイ
テストネットのRinkebyにデプロイします。
(今回は、テストネットのRinkebyを使用します。)
メタマスクをRinkebyに接続
(Rinkebyテストネットワークの蛇口からイーサリアムをGetしておく必要があります。)
次の2か所の設定を変更
・ENVIROMENTを「Injected Web3」に変更
・initialSupplyに任意の数字を入力(例:10000000000000000000)
「Deploy」ボタンをクリック
デプロイが終了すると下部に「>SATOKENCOIN AT XXXXXX」が表示されます。「>」の部分をクリックすると画面が展開され、デプロイした内容を確認できます。
これでコインの発行は完了し、メタマスクに大切に保管されてます。🥰
オリジナルトークンは、一般的なトークンと異なり、メタマスクにデフォルト表示されません。そこでオリジナルトークンが表示されるように、メタマスクの表示の設定をします。
さきほどの「>SATOKENCOIN AT XXXXXX」の右端にマウスをかざすとコピーマークが表示されますので、クリックしてアドレスをコピーします。
ここからはメタマスクの操作になります。
メタマスクを表示し、下部にある「トークンを追加」ボタンをクリック
「カスタムトークン」のタブを選択し、コピーしたトークンアドレスを「Token Contact Address」に貼り付けます。
「次へ」ボタンをクリックし、トークンを追加します。
これでオリジナルトークンが作成できまし🎉✨
無事にコインが出来た方は、友達にトークンを送信してみよう!
よろしければ、私宛にも送ってみてください。
私の送信先アドレス(Rinkebyテストネットワーク)はこちら
0x7C36e931B19aB5722D1D6053a1e6e7bC92092e99
オリジナルトークンの発行は以上です。 思ったより簡単ではなかったのではないでしょうか?
今回、使用したRemixは、Ethereumのスマートコントラクトを開発するため環境を提供してくれます。こうやってコインを作ってみると楽しいですよね。
スマートコントラクト開発について興味を持ったら、学びを深めるのが一番です。そんな方には、こちらの本がおススメです。内容が充実している割にはページ数は少なく、短期間で学びたい初心者には最適です。私もこちらの本で学びました。
Solidityプログラミング ブロックチェーン・スマートコントラクト開発入門
名古屋ブロックチェーン勉強会という勉強会コミュニティをやってます。ホームページでもブロックチェーンのことを書いてますし、オンライン・オフラインで勉強会もやってますので、よかったらみてやってください。<(_ _)>
ここまでお読み頂き、ありがとうございます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?