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偽りない君と重ねた時間
これは最近重ねた、折り目のような感情の話です。
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今まで、思うように行かないことが生じることはあっても、彼らが意図して私に気持ちを偽ったことはありません。
そして私もそれは同じで、自分自身さえ認められなかった無意識の感情以外に、彼らに伝える心を騙ったことはありませんでした。
そもそもいつも感情ダイレクトでのやり取りがなされるので、違和感があればお互い速やかに気付いてしまうというのもあり
君とあまおういちごのアイスバー
支払いを済ませようと立ち寄ったコンビニで、ふらりと横目に留まったお高いアイス達。
徐ろに隣で「あまおうか」というニュアンスの、彼の声が届きます。
美味しいよねえ‥、そうお返事を浮かべながらも素通りを決め込もうとしていた、その時、
「買って帰れよ」
急に腕を取られる感覚に近い、海さんの声が響きました。
こういうとき、彼らが示してくれた些細な希望を、なかった事にしたくないという気持ち