一縷の光

“なんとかなるよ。無責任だって思うかもしれないど、俺だって死なずに生きてるから” って笑いながら語ったあなた。少しばかりだけれど、生きよう、そう思えた一縷の光なんだ。

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会うのは2回目だったのかな。同じ病を患っている方。似たような境遇の人は周りにあまりいなく、相談することも難しかったが、この方は｢なにかお力になれることがあれば｣と連絡をくださった。数日前にお会いしたとき、経済面や就労、病院(薬)についての相談をした。私は来月で短大を卒業する予定だが、まだ就職は決まっていない。奨学金を返済する為に正社員で働こうと考え一般企業で探してはいるものの、本当に続けられるのか、など不安が大きい。卒業するための単位が一つ取れていない、それが施設実習で。本来は昨年夏に実施されたものだが、中止になったので終えなければ卒業できない。就活も上手くいかず、精神的に疲れてしまって最後の講義は殆ど休んでしまった。そんなことを伝えた。｢やれることはやって、それでも卒業できなかったら仕方ないんじゃないかな、怠けてるわけではないし｣と。病状についても話した。｢辛さはよく解るので、いつでもご相談乗りますよ｣と言ってくれた。否定せず、受け入れてくれて、寄り添ってくれて。そんな優しい人に出会えた。希死念慮に苦しむ夜もあるけれど、自分を傷つけてしまったり、亡くなる勇気など本当はないし、亡くなるという強い選択もできないし、弱いままだけど。そのままでもいいんだと、少しだけどそう思えた。憂いが解る人は強いと思うけれど、“人の憂いまで背負う必要はないですよ”と伝えたい。解りすぎてしまうからこそ、“痛くて苦しい”と思う時もあるから。

相談出来る人が身近にいることはとても心強いね。ありがとう。困った時はお互い様、これからもどうぞよろしくね。