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技術顧問に、元ベルフェイスCTOの山口 徹氏が就任。アーリーフェーズのスタートアップに飛び込む魅力とは

サービス拡大とプロダクト機能拡充を進めているパートナーサクセス株式会社は、2023年2月1日に山口 徹氏が技術顧問に就任することになりました。様々なテックカンパニーで取締役などを歴任してきた山口さんが就任することにより、より強固な開発体制を構築していきます。

そこで山口さんに、「なぜ技術顧問を引き受けたのか」「パートナーサクセスの可能性」「スタートアップに飛び込む魅力」などを中心に、お話を伺いました。

プロフィール

山口 徹
2009年に株式会社ディー・エヌ・エーにソフトウェアエンジニアとして参画。2015年に同社オープンプラットフォーム事業本部の事業副本部長に就任。2018年10月より、同社スポーツ事業本部システム部部長。横浜DeNAベイスターズをはじめとしたスポーツ事業に関連するシステムの統括を担い、2021年4月、ベルフェイス株式会社にて同社取締役執行役員就任。個人として、様々なスタートアップの支援・顧問を行う。


ー まずは、山口さんの自己紹介やご経験を教えていただけますか。

前職は、ベルフェイスの取締役CTOとして、サービス開発・組織作りに携わっていました。その前は、DeNAで約12年ほど勤務しており、大手ゲーム会社とのアライアンス提携や大きなトラフィックに対応する開発を担当していました。B側とC側、どちらの開発もしてきました。

ーありがとうございます。今回、BtoB向けにSaaSを提供している弊社の技術顧問を引き受けていただきましたが、背景を教えていただけますか。

C側の開発歴が長いですが、直近はSaaS企業に勤務しており、B向けのサービスにも興味がありました。

様々なツールがある中で、代理店販売のSaaSツールは、事業会社側からすると売上に直結しており、クライアントには大切なツールになります。また、パートナーサクセス社の戦略がはっきりしており、どのように山を登るのかが見えていたので、その第一歩目に携われることが面白いなと思い、一緒にやってみたいなと考えました。

あと、会社の思想として、マルチプロダクト戦略で動いていて、長期を見据えた開発基盤を作り上げていく点は、「私の経験がお役立ちできるのではないか」と思ったからです。

ー 山口さんが過去に勤務していた会社と比べ、弊社はかなりアーリーフェーズですが、どのように見えてますか?

永田さんとは何度か話していますが、テックを主体とした企業にしていく意思が伝わってきますし、直近一年でも徐々に組織を変えられていて、スピーディーなプロダクト開発ができるようになっています。

まだまだ、アーリーなステージなので、これから大きく成長していく中で問題が多発していくかと思いますが、起こりうる問題などを事前にお伝えしながら、一緒に大きな会社にしていくことは楽しみです。

ー ありがとうございます。まだまだこれからなので、頑張っていきたいと思います。代理店のBtoBクラウドサービスというのはエンジニアから見て、少し遠いドメインな気がしますが、山口さんから見ていかがでしょうか。

SaaS特有のマルチテナントがあり、データのリレーションやシステムに落とし込んでいく過程が他社サービスより複雑なので、とても面白いと思います。また、マルチプロダクトになっていく戦略がある中で、他のプロダクトと連携していく ID や API 基盤などを作りこむことは技術的なチャレンジとして非常に面白いですね。

将来的には、横断したデータを持っているからこそ、提供できるサービスがあるはずなので、それを実現していくのは、非常にチャレンジングなので、これらを楽しめるエンジニアにはとてもドメインだと思います。このようなことを標榜するサービスはありますが、本気で根本から設計していきながら開発を進めているサービスはあまりないのではないでしょうか。

ー とてもチャレンジングなので、しっかりと顧客と向き合いながら開発を進めたいと思います。ちなみにですが、BtoBで働く魅力はどういった点がありますか?

顧客がはっきりしているので、プロダクトとして着実に成長させることができますし、フィードバックをもらいやすいので、そこは魅力だと思います。仮説を立てて、課題を解きたいエンジニアにとっては、顧客からフィードバックも早くもらえるので、とても魅力的です。

あとは、プライベートの話になりますが、顧客企業がデイタイムで働いているので、ライフスタイルは安定しやすいですね。


ー ありがとうございます。しかしながら、初期フェーズのスタートアップですと、夜に突発的にトラブル対応するときなどもあります。そのような初期フェーズに飛び込む魅力はありますか。

一つ目は裁量ですよね。早めのフェーズに飛び込み、技術選定、アーキテクチャ選定、拡張できる基盤作りをできるのは、面白いですよね。

また、組織作り、カルチャー作り、プロセス作りなどに主体的に関われるのは魅力的ですよね。「裁量を持てる」と聞けば、いい言葉ですが、課題がある際に主体的に取り組めない、オーナーシップが低い人は、逆にスタートアップには向かないと思います。

月並みですが、「変化が楽しい」「課題を抽象化しながら物事を考え、プロセスを回すのが好き」と思えるような人がフィットすると思います。

ー 逆に役員陣が持っておくべきマインドセットはありますか。

技術系の難しさをしっかりとビジネス側の役員陣も理解して、開発チームが行っていることを過小評価しないということはとても大切だと思います。

ハードシングスが多いスタートアップで、役員陣の知識不足で、頑張った仕事が評価されない、感謝されないのは正直大変です。もちろん、評価に関わらず、プロとして仕事にコミットするのも大切ですが、理解してもらうことも同様に大切だと思います。

組織が大きくなったときに備えて、開発、マーケ、営業などのコミュニケーションデザインをしっかりと作っていくことが求められると思います。

ー 本日はありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

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