△ストレートで楽しむアッサムティー
なんだかんだで久しぶりの、紅茶の話題です。しかも、ミルクティーが好きな人の反感を思いっきり買いそうなタイトル。どうなることやら…ですが、早速まいりましょう。
この投稿の前提条件は、ストレートで飲むことです。
ルピシア ディクサム
ルピシアで売られているディクサムは2種類あります。
濃く味が出てミルクティー向きのブロークンタイプ(茶葉を細かく砕いてあるもの)と、茶葉の味わいを楽しむフルリーフタイプ(葉の形をそのまま活かしたもの)です。
わたしはもちろんフルリーフ派!
ストレートで飲むからあまり濃い味は必要ないということに加え、茶葉の扱いが楽だということもあります。細かい茶葉ほど茶こしの目に詰まりがちなのですが、フルリーフはその名の通り大きな葉っぱなので、お手入れしやすいんです。味が好きで扱いやすければ言うことなし、というわけで、わたしはフルリーフが好き。
【小話】クオリティーシーズンの紅茶について
名前に「クオリティー」が付くのは、旬の紅茶の特権です。味を均すようにブレンドされている定番商品もおいしいけれど、旬の時期に摘まれた紅茶はやっぱり特別。年によっても茶園によっても個性が出ると言われており(ますが、わたしはそこまで詳しくなく、でもそんなわたしですら)一期一会の味なんだなあって思うと感慨深いものがあります。
わたしは、旬の時期だからと言って必ず買うわけではなく、買うものも決めず、とりあえずお店に行くだけ行ってみます。店頭で茶葉の香りを試して、気に入ったものが予算に合えば購入。あるいは、自分の好みや意思とは関係なく、福袋に入っていた茶葉を味わうか。
旬であるというだけでもう無条件においしいのだけど、その中でも特に印象深かったのは、2017年のドアーズです(突然アッサムの話から逸れる)。ほかの年のを飲んでないから、毎年おいしいかもしれないけど!(笑)
そう、旬のお茶って、同じ種類や茶園のものを毎年飲み続けたり、同じ年のいろんな茶葉を飲み比べたり、いろいろな楽しみ方があるらしいのです。
わたしはその域にはまだ達していない。というか、予算的にそこには至れないし、至るまい(小声)。
なにをそんなに熱くなっているかというと、これからアッサムのクオリティーの話をするためです。
ルピシア ディコム クオリティー2019
メープルシロップを思わせる甘い香り立ちとまろやかなコク。なめらかな風味が魅力のアッサム夏摘み紅茶。
(ディコム クオリティーのパッケージより)
説明書きだけ読んだら、プリンみたい。甘くてまろやかでなめらか!
本当にそんな味がするの?紅茶でしょ?と半信半疑なかたもいらっしゃるとは思いますが、飲んでから読むと納得するんだなそれが。
と申しますのは。
普段お店でお茶を買うときは「(店頭で説明を)読んで(家に帰って)から飲む」ことになりますが、このディコムに関しては、去年のイベント(グラン・マルシェ)で試飲させてもらい、ひとめぼれならぬひと舌ぼれ。
おいしいぞ、なんじゃこのお茶!
と思ってパッケージを手に取り、そこで初めて説明書きを読み、たいそう納得したわけです。
(旬のお茶は、ラベルのデザインも特別仕様!)
cf. 定番のお茶のラベル
(今ディクサムが手元にないので、別のお茶でお許しを…)
シルバーポット 3 o'clock tea
これはブレンドティーで、アッサムとニルギリが使われています。
ニルギリと言えば、そのすっきりとした風味でわたしを魅了している、レモンティーにもぴったりな茶葉。一方、アッサムはコクがあったりミルクティー向きだったり、比較的しっかりとした味が出やすい茶葉。
そんな対極にある茶葉のブレンドって禁断の組み合わせでは!?と、ドキドキハラハラしながら購入しました。
これまた良い感じにミックスされていて、とてもおいしいです(語彙力の不足を感じる)。わたしはティーバッグタイプのものを買ったので、手軽にいれられて、さらにハッピー。
△の視点から
実は、アッサムを飲むようになったのはここ1年くらいのことです。それまで、「アッサムと言えばミルクティー」という固定観念のもと、ミルクティーをあまり飲まないわたしは、アッサムも飲まない(好きじゃない)と決めつけていました。
しかし、ルピシアの福袋でディクサムに出合い、遅まきながらアッサムってストレートでもおいしいじゃんということに気づいたのです。
そんなわたしによる、ストレートで楽しむアッサムティーセレクション。
もし「アッサムってあまり飲んだことなかったけど、ストレートでも楽しめるなら」と興味を持ってくださる稀有な方がいらしたら、ぜひお試しください。
(稀有だなんて失礼な表現ですが…なんだろう、やっぱり「アッサム=ミルクティー」というのがあまりにも定番で印象強いと思うので、うん…。)
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