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夢に堕ちたら、

「なんでもないよ」
なんて、強がりな私のセリフ
夢の中 踊ることもできずに
夜のふち 君の横顔が濡れる
全部ふりだしに戻ればいいのに、


すれ違いに気づいた夜
不器用さがいつもより際立った
私の言動ひとつで君の機嫌ひとつも変えられない
何にとってもちっぽけだ

"仲良しこよし"ってなんで永遠じゃないんだろう?
私は泣いちゃだめなのに、
きっと泣きたいのは君なのに、
視界が滲んでくのをとめられないの

口べたで器用じゃない私は
きっと次も「なんでもないよ」って


なんて強がりな私のセリフ
夢の中踊ることもできずに
月明かりに君の頬が濡れる
"仲良しこよし" だけじゃうまくいかない
波に呑まれちゃいそうだ



夢に堕ちたら、君にあえたら、
次はなんて言おうか
なんて用意する言葉もろくに言えやしないのだろうけど


いつも強がりな私のセリフ
夢の中踊ることもできずに
きっと、知らないだけで何度も
君を泣かすだろう

夢に堕ちたら、
素直な私もそこにいるかな