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2024の展望とその先へ

「確かな土台と、広がる旅路」

この1年のテーマである。
大学4年生になる2024年、一人の人間として、言語聴覚士になる者として、大切な1年であることは容易に想像できる。













2024年になって早1か月
ここまで何も書けていなかった言い訳をしようとすれば、きっと無限にできる。

しかし今日を境に、ここから先の約1年は激動の日々となるだろう。

非常に楽しみであると同時に、ここまで怠惰であった私にやりきれるのか、と不安も大きくなっている。

これは私の決意表明ともとれる文章になるだろう。


確かな土台

おそらく想像できる者もいるだろう。
ここでいう土台は大きく分けて2つある。



  • ST国試で試される各領域の基礎

  • 小児STとして働く者に求められる基礎

    • 吃音の専門家として求められる基礎



学びが全てと言えばそうだが、それぞれについて考えてみる







国試のための基礎

ST国試で問われる内容は、幅広いという人もいれば、他の職種より狭いという人もいるだろう。


どちらでも構わない。


医師よりは狭いだろうし、結局いくら勉強しても足りないと感じることは明らかだろうから、そういう意味では広いだろう。


おそらく大学受験の時にしたような、勉強が必要になることだろう。
質のいい勉強とやらを知るために、この春は量を確保できるよう動く必要がある。


SNSでこのような発言をしている人の動画が流れてきたことがある。
某有名元サッカー日本代表だった気がする。

質のいい練習って何だろうか。量をこなしたことがない人間に質の良い悪いなんてわかるのだろうか。

概要としてはこのような言葉だった。

強く同意できる。
野球でも、受験勉強でもそうだった。


気づきを得るために、最大の近道は
”絶え間ないチャレンジ、トライ” であるはずだ。



ST国試の模試は、月1程度の頻度だと聞いている。
毎月結果を確認できるなら、自分の取り組みを評価するには非常に良いスパンだ。

最終的に6割以上取れば合格である。
もちろんその程度にとどまる人間にはなりたくない。

現状の私がどの程度の力を有しているのかも未知数だ。
国試の難易度が全体としてどの程度であるかも知らないし、先人の軌跡も全く知らない。


どこまで現実的なものなのかわからないが、何も知らないうちにあえて一度、大まかな計画を立ててみることにする



初回模試の結果にもよるが、まずはこの春で土台を作る骨組みは整えたい。
4月5月、遅くても夏には6割に届くよう準備をするべきだろう。


この春は臨床科目よりも基礎科目を優先して学ぶ。
また、4月下旬の保育士試験を受験予定であるため、そちらの勉強もするつもりだ。


幸とも不幸ともとれるが、卒業研究の配置から、テーマとして吃音は選べなくなった。
本来であればこれから、どういった研究を進めていくかプレゼン資料を用意し、初回の打ち合わせでは研究詳細や実現可能性の検討、年間スケジュールの調整に入るつもりだったが、これが不要になった。


残念ではあるが、使える時間は格段に増える。
これを利用しない手はない。


国試に向け、基礎中の基礎を、外側から組み立て、固めていく
今後上乗せできる量を決める大事な時期である。

確かな土台を構築するため、少しでも多く学びを得たい。



小児ST、吃音の専門家としての基礎

やはりST1年目から、小児STとして臨床に出たい。
この思いは強い。

このために、この1年で特に重要になるのはやはり、学外実習だろう。


幸いなことに、小児施設での実習が決まった。
残された学生の期間で、間違いなく一番経験を積むことができるのはこのタイミングだろう。


まずはそこまで約4か月
ここで私は、知識だけでも高いレベルで持っておきたい。


目安としては、国試の模試で、小児関連の部分は8割程度取れることだろうか。


先述したように、私は保育士試験も受験予定である。

まだ勉強が始められておらず、非常に遅いスタートにはなっているが、ここでも定型発達等の確認が多少はできるだろう。

ST基礎科目を含め、関連領域については、今できる範囲で最高の状態に仕上げておきたい。


私の行動の遅さゆえの失態だが、もう小児関連で直接的な関わりを持つチャンスは実習以外残されていないと言える。

保育園でのアルバイトが実現できれば、定型発達を中心に直接見ることはできるが、可能性が高いとは言えない。


というわけで、実習までに基礎の枠組みはもちろん、土台の中身まで可能な限り構築させたい。


そして、実習である。
まだ詳細を口外することはできないが、今回の施設では、小児領域のほぼ全てを対象としており、私としてもチャンスである。


吃音はもちろんのこと、小児STとして対応できる幅を広げるために、少しでも選択肢を多く持つために、可能な限り多くの経験を積めるよう臨むつもりだ。


ここまでは、小児STの基礎作りという視点が主であったが、吃音の専門家という視点ではどうだろうか。


本来はこの春、卒業研究に向けて吃音を学びなおし、さらなる知識を蓄える予定であったが、これは諦めざるを得ないだろう。


吃音関連で最大のイベントはやはり、日本吃音・流暢性障害学会大会であろう。9月上旬開催予定だ。


この日に特別な知識が必要かと言われると、決してそうとは言えないが、来年度は現地参加を予定している。
吃音の専門家として既に臨床や研究の場にいる方々と話ができる可能性がある。

そこでより濃密な時間を過ごすためには、最低限今持つことができる知識は全て備えておきたいし、将来に向け、より多くの考察や展望、疑問を持っておきたい。


実習でも吃音症例に出会える可能性はあるため、基礎知識をそこまでに完璧にすることは当然であり、+αを実習後から9月までに蓄えるという意識を持っていたいと思う。



さて、どちらもおおよそ夏までの展望であるが、今はこの程度でいいだろう。
これ以上は幅が広すぎる。




確かな土台を築くため、より良い取り組みを模索したい。


STとして、小児STとして、吃音の専門家として生きていくために
この約1年は


机上の学びを全て、土台として確立させること
これが脆弱な土台ではなく、確固たるものとして存在するようになること


が最終的な目標になるだろう。
どこまで戦えるか、今から楽しみだ。


広がる旅路

ここでは私の将来、STとしての人生を旅と捉えることにしようと思う。

旅路を広げることを目指すのではない。

旅路が広がることを
さらに言えば、旅路が自ずと広がるような、そんな1年にしたいと考えている。


いったいどうすればこれが実現できるのか


根底にはやはり、先述した学び達があるだろう。
しかし、もう一つ、取り組みたいことがある



アンテナを強く張る

こちらが旅路を広げようとしているようにも捉えられるが
旅路が自ずと広がるカラクリもある。


アンテナを張るという表現については説明不要なものとしよう。

やはりこの表現から真っ先に浮かぶのは、出てくる情報を自ら収集する姿であろう。


これだけで終わっていては、当然旅路を広げようとするだけで終わる。


問題は情報を得た後だ。



今年は今まで蔑ろにしていたメールの内容確認を大切にしたい。

というのも、正直これまでは、吃音関連のニュース以外は流し読みしていた。


しかし、吃音学会やこども発達支援研究会からのメール連絡、子どもの発達支援を考えるSTの会にも今年は入会したが、そこで毎日更新される情報

改めて見返すと、興味をそそられるものや、私にない視点で論じられている内容などもある。




きっとさらに深く情報を読み取れば、関連分野にも思考を飛ばすことができるだろう。


私が ”広がる旅路” と表現したいのはここである。




与えられた情報をそのまま得るだけではもったいない。
これは既に感じている者もいるだろう。


関連する内容、想起できる内容などから、不意に発見があるかもしれない。
そこから私の世界が、旅路が広がるのではないかと考えている。




もちろんメールの確認だけでこれを実践していこうというわけではない。


様々な局面で、思考を拡散させる機会があるはずだ。



そういった機会を少しでも多く拾い、旅路が広がることを実感したい。

そのためには、単にアンテナを張るだけでは対応しきれない


強く、強く


アンテナを張っていたいと思う。




年間通してのテーマとなるだろう。




これまでは自分の世界を広げることを中心に考えていた。

これからは、自分の将来を広げる、可能性を広げるために生きていきたい。








何はともあれ、前進あるのみ





どんなペースでnoteを更新するかはわからない




しかし、私の成長過程を遺すことはできるかもしれない








是非








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