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ep.16 さびしさの温度たしかめる 3月は

あなたもわたしも3月に到着しましたね…!ここは年度末の匂いがぷんぷん漂っていて、毎度そわそわ落ち着きません。

負けるなあせるなだいじょうぶっ(早口)と心のなかで唱えながら怒涛の仕事と闘ったり、こんなときこそ珈琲を淹れるのだ(ぶつぶつ)と意識してリセットボタンを押してみたり。どうにかすっころばずに生きています。

こんばんは。たまです。どうにかこの年度をともに駆け抜けましょうね、わたしたち!


ここは、小さなラジオブース、あるいは寝る前の談話室。金曜日は枕元のおとも「今夜の1曲」をお送りいたします。


今夜の1曲

irihugを。

誰々が異動らしいと職場では囁かれだして、学校では短い3学期もあっという間に終わりクラス替え間近。3月は昔も今も別れの季節ですね。

でも、ちょっと好きなんです、3月の持つ親密さや、人恋しさが。

さびしいのはもちろん苦手。でも、3月のさびしさにおいては、心の温度が人肌ほどにぽかぽかあたたかく感じます。別れてしまうひとや土地と、緩やかにつながった今日までの日々を思い出すと、静かな幸福を感じるからかもしれません。

iriちゃんといえば、惚れ惚れするラップ。だけど、柔らかくも心を掴んでくる発音と包まれるような深い響きから成る歌声もだいすき。冬の恋しい思い出を歌ったhugですが、3月の切ない夜にもおともしてくれる音楽だと思います。


まだまだ寒いのに花粉は飛んでいるし、心もからだもゆらぎやすい季節だから、どうかご自愛くださいね。優しいあなたが自分のことも責めたりせずに今夜ぐうぐう安眠できますように。

今週もお疲れ様でした。あなたも、わたしも。

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