物件探し Ye Malthouse のケース
もともと不動産屋でも飲食店舗を中心に営業しており、コツは分かっていました。
コツコツと毎週決まった曜日に不動産屋さんを周り、営業の方に覚えてもらう。なるべくきちんとした服装で不動産屋さんをまわる。
自分も不動産屋のカウンターの中にいたので分かるのですが、いくら飲食業といえども、ぼろぼろのスニーカーやヨレヨレのTシャツなどで不動産屋さんに来る方は、営業マンから見てもイケてないなと思います。
ビシッとスーツで来られた方が、断然気合が入ります。
この事は他の事にも通じていると考えています。一生に一度、物件はご縁なのですが、自らそのご縁を袖にするような事はしたくないなと思い、出来るだけ気を使います。
ただ、不動産屋さんからの良い情報は、余程の関係が出来ていないと出て来ません。
ましてや人気がある街の店舗情報は本当に表に出ません。
そこで、する事は1つ。
出来るだけ長期間その街を散歩する事です。
そうすると色々な変化が見えてきます。
1店舗目も2店舗目も倉庫も不動産屋さんから紹介されたものではなく、いずれも散歩の途中で見つけました。
不動産屋時代の仕事も同じような感じで、店舗で貸してくれそうな大家さんを探し出して物件化するのが仕事の1つでした。
やり方は色々あるので、また詳しく紹介出来ればと思います。
Ye Malthouseがある場所は、長年空き家でした。記憶の中では神輿の時の神酒所だったと思います。御神輿も多分保管されていたのではないかなと思います。
毎朝通っていて、変化を感じ注意して観察していると、外装がサイディングで綺麗になり、一階は駐車場みたいになってきました。
そこには祐天寺と書いてある仕切りのA看板があり、まわっていた不動産屋さんに聞いたところ、祐天寺には地所部というのがあるから聞いてみたらと言われました。
素直に訪ねたところ、確かに貸主だが管理会社に任せていると言われ、学芸大学のある不動産屋さんに行くように言われました。
そこを訪ねると今度は中目黒の地元の不動産屋さんに募集は任せているとの事で、最終的に物件の四件隣の不動産屋さんに行きつきました。
これが大事なんです。
これが逆だと貸主に辿り着く前に、申し込みの順番が入れ替わったりします。
住宅と違い、店舗はより賃借人の条件がいいところに流れてしまうので、出来るだけ貸主に近いところで話をした方がいい方向にいきます。
まだまだ本物のブリティッシュパブを目指して生きます!