何者でもなかった2年間

2011年が明けて2012年、考えることは１つ。
店をやる！金はない！でした。
一月はさすがに求人も少なく、何をどうすればいいか考えました。
まず、ここから自分が稼いだ金は全て貯金する。もし、資金を貯めてから開業してダメになったら30代後半から40代。再就職はあてに出来ない。ならその歳で再就職出来てかつ稼げる仕事は何かを考え、元嫁にプレゼンしました。工事現場と飲食業だと思いました。工事現場の仕事はやったことがなかったのですが、すぐに辞めた峰君の紹介で工事現場のエレベーターボーイをやる事になりました。揚重工という職種で、現場で建築資材搬入の交通整理と運び屋です。
２月3日に護国寺の現場からスタートしました。雪の降る中、解体現場で解体された産廃のかご台車をトラックまで運ぶ仕事でした。
歩く事すら慣れてないので、アキレス腱がパンパンに腫れたのを覚えてます。慣れるまでが大変ですが、すぐに慣れました。ただ、さすがに重い荷物はすぐには持てず、パワーがつくまで時間がかかりました。
人間なんでも慣れるんです。慣れてから５月にお好み焼き屋で夜にバイトで雇って頂きました。不動産屋時代もずっと週一でも飲食のバイトは欠かしたことなかったのですが、主にキッチンをやっており、現場もあるのでホール希望でしたが、結局キッチンになりました。
現場が8:00-17:00日曜日休み、お好み焼きが18:30-24:00水曜日休みで、一年中休みなく働きました。おかげさまで2年いかないくらいで目標金額を貯められ、かつ、いい仲間や働き方を覚えました。