防湿庫を購入したけどどうなの?ってお話
1. 防湿庫を購入する前の保管方法
引越しをした際に修繕費が思ってた以上に返ってきたので防湿庫を購入しました。
今までは下記のキッチンボックスにスーパーなどで買える除湿剤を入れてカメラボディやレンズを保管していました。
アスベルのキッチンボックスはかなりおすすめです。サイズ感も程良く、パッキン付きでカチッと蓋がロックされて密閉性は十分です。
私は「NF-50」と「F-30」の2種類を使用していました。が、それぞれ3箱ずつに機材がパンパンになったのが購入することにした一因です。
この頃はまだ除湿剤を入れるだけで湿度は気にしていませんでした。
結論から言ってしまうと上記のような組み合わせで十分だと思います。
2. 防湿庫を購入して気づいた点
ここからは防湿庫を購入して気づいた点を。
まず、購入したのは下記の防湿庫。
新たな住まいでは白を基調に家電や家具を揃えようとしていたので防湿庫も白色があればと探してみるが容量も含めると選択肢は少ない現状。
Amazonにて購入して届いた商品は扉を開け閉めするたびに「きーきー」異音が鳴る不良品でした。Amazonのコメント欄にも「届いたらすぐに各部の点検を行った方がよい」とあったので多少の心配はありましたが . . .
すぐにメーカーへ電話して電話越しに異音を聞いてもらったり詳細を伝えると丁寧な対応とともに「お客様の希望の日時に新たな交換分をお届けします」と。
その時に説明書を読んだ際の疑問点も伺ってみて「あ、買わなくてもよかったかも」と感じた点が一つあったのでお伝えします。
「防湿庫に加湿機能はありません」
この言葉を聞いて「あっ」となりました。
カメラボディやレンズの保管時の適正湿度は40%~50%くらいだそうです。防湿庫はその適正な湿度を年間通して保ってくれる。
日本には四季があるため季節によって湿度に違いが生じます。特に梅雨時はじめじめする期間が1ヶ月ほど続き機材にとっては大敵。そんな時に防湿庫は心強い味方となります。
今回「あっ」となったのは梅雨時の逆の乾燥する冬の季節。
「防湿庫に加湿機能はありません」
なので、室内の湿度より防湿庫内の湿度が高くなることはない。ということ。
冬だと室内の湿度が40%を下回ることは多くあります。
その時の対処法は防湿庫の電源を切るくらい。
もしくは、加湿器を用いて室内の湿度を上げるか。
なので防湿庫を運用する上で気をつけるのは梅雨時もだけど冬なんじゃないかと購入後に気づかされました。
湿度が低いことで機材に生じる被害はゴム部分や接着剤の乾燥しすぎによるひび割れだそうです。素人の私にバルサム切れはお手上げです。
3. 湿度計の精度
防湿庫を購入したことで今まで以上に湿度を気にするようになりました。
温度計に比べ湿度計の精度は高くないようです。
確かに100均で湿度計を見ると針が指し示す数字がバラバラで驚きます。
湿度計には「湿度精度±いくつ」と記載されている物もあれば記載されていない物もあります。
さらに、落下などの衝撃や経年劣化により精度に狂いが生じるようです。
防湿庫には標準でアナログの湿度計が付いていました。
購入した防湿庫の湿度計は「湿度精度±5」です。
ただ、機材環境を良くするために高いお金を出して防湿庫を買ったのに劣化させてしまっては笑えないのでもう一つ防湿庫に収まる湿度計を買うことにしました。
ネットで探している中で購入を決めたのが「SwitchBot」
コンパクトで数字も見やすく「湿度精度±2」とのこと。
現在、上記2つの湿度計にて防湿庫内の湿度を確認していますが2つの湿度計が指し示す数字は湿度精度誤差内に収まっているので問題なさそうです。
これはおすすめ。買って良かった。
4. 防湿庫は必要か?
まだ購入したばかりなので乾燥する冬を乗り越えてみないと正しい評価は下せないけどいい感じ。梅雨時から今現在の湿度は不快でしかないのでとても助かっている。
しかしながら序盤でも書きましたが答えは変わらず誰かに相談されたら
「必要ないんじゃない?」
って答えます(笑)
ドライボックスと除湿剤の組み合わせで十分だと思います。
除湿剤を交換する手間はありますがそれ以上に少ない費用で気軽に保管できるのは大きい。
んじゃ、なぜ買った?ってなります。
金額的にもかなり迷いましたが引越しと修繕費の戻りが多かったってのが一番の決めて。それがなかったら買ってないと思う。
機材をびっしり収めた状態で取り扱ってみると意外と狙った物の取りにくさを感じたりするが家具として部屋に馴染む点は高評価。
とはいえ、現状は防湿庫だけでは収まらずドライボックスも使用しています(笑)
5. 結論
どちらにしても大切な機材(特にレンズ)は適度に使ってあげよう。ってことですね。
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